薬剤師1年目の転職は厳しい?新卒薬剤師が転職で注意すべきポイントや成功事例なども紹介

更新日:2021.3.29

「薬剤師になってまだ1年目だけれど、どうしても転職したい!」と思っている人は、経験1年目でも転職することができるのでしょうか?

薬剤師1年目で転職を目指す人のために、1年目で転職に成功した事例や、転職成功のコツなどについて、徹底解説しましょう!

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薬剤師1年目でも問題なく転職できる

薬剤師1年目で転職したいと思ったときに、まず脳裏に浮かぶのが、「1年目で転職したいなんて考える自分は、我がままなのでは?」ということです。

日本では、「石の上にも三年」といった考え方がまだ残っていて、転職する場合も「せめて3年ぐらいは勤めてから転職した方がいい」と考える人は少なくありません。

はたして、薬剤師歴1年未満で転職することは、許されるのでしょうか?

薬剤師歴が1年未満だとしても転職自体は可能

結論から言って、薬剤師歴1年未満の人でも、転職すること自体は可能です。実際に1年未満で転職している人も、数多くいます。

医師・薬剤師の有効求人倍率は、2020年1月時点で3.61倍と非常に高く、薬剤師歴1年未満の人でも十分に転職できる環境にあります。

厚生労働省・職業別一般職業紹介状況

出典元:厚生労働省・職業別一般職業紹介状況(パート含む/令和2年1月)

ただし、1年目の転職は面接官に良い印象を与えない

ただし、その転職活動は「ハンデ付き」と言ってもいいでしょう。薬剤師1年目で転職をしようとすると、履歴書に短い勤務期間を書かなければならないため、どうしても面接官に「仕事が長続きしない人なのでは?」という懸念を抱かせてしまうからです。

入社1年目の転職が面接官に良い印象を与えないということは、あらかじめ覚悟の上で、そのハンデを背負って転職活動に臨む必要があるでしょう。

入社1年目の薬剤師が転職を考える主な理由

たとえ入社1年目の転職が採用担当者への印象が良くなかったとしても、「どうしても転職したい」と考えるのには、理由があります。

入社1年目の薬剤師さんが転職を考えるのには、いったいどんな理由があるのでしょうか?

職場の人間関係に馴染めない

薬剤師として就職した人の中には、「病院の看護師と薬剤師の人間関係が最悪!」「薬局内の雰囲気が暗すぎる」など、職場の人間関係に馴染めない人は少なくありません。

職場の雰囲気が暗い程度なら、まだ我慢の範囲内かもしれませんが、薬剤師さんの中にはパワハラやいじめを受けている人もいます。

そのような切羽詰まったケースのときは、たとえ入社1年目でも転職を考えるのは無理もないでしょう。

社風に合わない

入社1年目の薬剤師さんの中には、職場の社風にどうしても馴染めず、転職を考える人もいます。

たとえば、社員の裁量に任せて自主的に働かせてもらえる社風が向いている人が、ガチガチに管理された職場に入ってしまうと、「自分の性格に合わない」と悩むことになります。これはもう、結婚した相手が生理的に合わないのと同じで、深刻な問題のひとつと言えます。

そもそもどんな職場なのかというのは、入社する前の段階でしっかりと確認すべきなのですが、入ってしまったからには仕方ありません。

どうしても社風に合わないと思ったときは、転職せざるを得ない場合もあるでしょう。

仕事内容がつまらない

調剤薬局などに勤める薬剤師さんの中には、「仕事が単調でつまらない」と感じる人もいます。そのため、「このままずっとここで働き続けるか、それともやりがいを感じる仕事に転職するか?」と迷った挙句、結果的に転職を決断する人もいます。

「転職するなら3年ぐらい勤めてから」と考える人もいるのですが、結婚などのライフイベントを含めて自身のキャリア形成を考えると、「キャリアチェンジするなら早い方がいい」という考え方もあるでしょう。

勤務時間が不規則

病院に勤める薬剤師さんは、他の職場と違って夜勤や当直があるので、「夜勤のない仕事に移りたい」と考えて1年目で転職するケースがあります。

ドラッグストアもまた、勤務時間が不規則になりがちです。土日に営業しているのは職業柄仕方がないのですが、ドラッグストアの中には深夜まで営業しているところもあり、遅番のときは終電で帰るといった生活をしている人もいるでしょう。

「土日に休める仕事に変わりたい」「深夜勤務は自分には無理」というような理由から、転職を決意する人もいます。

年収・給料が低い

薬剤師の年収は職場や地域によってさまざまですが、一般的に調剤薬局はドラッグストアに比べて年収が低く、病院はそれよりもさらに低くなっています。

マイナビ薬剤師が500人の薬剤師さんを対象に行った調査によると、薬剤師さんの職種別の平均年収は下記の通りでした。

業種 平均年収
病院薬剤師 434.6万円
調剤薬局 488.3万円
ドラッグストア 512.5万円
製薬会社 543.2万円

出典元:マイナビ薬剤師「薬剤師の転職Q&A」

このように、同じ薬剤師でもドラッグストアと病院薬剤師との間では、年収に約78万円もの差があります。

入社1年目は、多額の奨学金返済に悩む人もいて、「確実に年収が高くなるのなら、病院からドラッグストアに転職したい」というように、生活のために転職を希望する人もいるでしょう。

教育体制が整っていない

大手製薬会社や大手ドラッグストアなどは、教育体制がしっかりと整ったところも多いのですが、中小の場合はこれといった教育体制がない職場も少なくありません。

そのため、「教育体制の整った職場で一から出直したい」と考えて、一年目で転職する人もいます。

たとえば、薬剤師としてのステップアップに役立つ「認定薬剤師」の資格取得に関しても、勉強会の実施や費用の補助、特別手当の支給など、サポートの充実した職場もあります。

このようなサポートが充実した企業に転職することで、今後のキャリアの道筋も変えることができるでしょう。

仕事が忙しすぎる

薬剤師の中でも、特に仕事が忙しい職種といえば、病院の薬剤師です。急性期病棟の薬剤師さんなどは、患者さんの状況によっては残業が長時間になることもあり、人手不足の病院では休日出勤をさせられるケースもあります。

病院の仕事は体力的にも大変なので、「このままでは身体が持たない。定時に帰れる楽な仕事に就きたい!」と考え、1年目で転職を考える薬剤師さんもいます。

薬剤師1年目での転職は不利になる?

基本的に薬剤師1年目での退職は不利

先ほどもお話しした通り、薬剤師1年目での退職は、基本的に不利だと思っておいた方が賢明です。

初めて勤めた職場を1年目で辞めてしまうということは、長く勤めた実績がない状態で転職することになるので、採用担当者や面接官が懸念を抱いたとしても無理はありません。

「うちに入社しても、またすぐ辞めてしまうのではないか?」「飽きっぽい性格なのかもしれない」といったイメージを、どうしても与えてしまうことになります。たとえ正当な理由があったとしても、転職で不利になるのは間違いないでしょう。

エムスリーキャリアが行ったアンケート調査によると、薬剤師さんが最初に転職するタイミングは、10年目に続いて2年目が最も多いという結果が出ています。

最初の転職は入社何年目?
出典元:薬キャリより エムスリーキャリア「薬剤師の転職実態調査」

「意外」と思った人も、いるかもしれませんね。一般的な企業では3年以上勤めて転職する人が多いのですが、薬剤師さんの場合は2年目の転職が20%と、3年目の14%を上回っています。

そういう意味では、たとえ職場に不満があったとしても、我慢できる範囲であれば2年目まで待つというのも、ひとつの選択肢かもしれません。

薬剤師1年目でも不利にならないケース

ただし、薬剤師1年目でも、転職に不利にならないケースもあります。それは、こんなケースです。

勤め先の業績が大幅に悪化している場合

現在勤めている職場の業績が大幅に悪化しており、「このまま勤めていてもリストラに遭ってしまうかもしれない」というような場合は、その事情を話せば転職に不利になることはありません。

もちろん、すでに倒産・廃業になって退職している場合も、不利になることはないので、応募時に堂々と伝える必要があります。

配偶者の転勤といった諸事情がある場合

夫(妻)が転勤になり、転居するために転職しなければならないなど、諸事情によって転職せざるを得ないケースもあります。このような場合は、薬剤師1年目でも不利になることなく、転職活動が行えます。

ただし、転職理由に関してはまったく問題ないのですが、配偶者の転勤が採用側にとって懸念材料となる場合もあります。それは、「またすぐに転勤してしまうのではないか?」ということです。

長くいてほしいと思う職場からは、敬遠されてしまう可能性もあるので、面接の際などにあらかじめ「〇年はこの地にいます」といったことを伝えておいた方がいいでしょう。

パワハラがあったなど、職場環境が著しく悪い場合

薬剤師さんの職場の中には、パワハラやいじめが横行していたり、職場の感染症対策がまったくなされていないなど、職場環境が著しく悪いケースもあります。

そのような職場に勤めてしまった人は、一刻も早く転職をする必要があるため、事情を話すことによって理解してもらえることも多いでしょう。

ただし、確かにそのような事実があったかどうかを伝えるためには、職場の離職率を提示するなど、何らかの客観的な事実を伝える必要があります。

病気をして退職し、完治して復帰した場合

新卒で入社した職場で病気になって退職し、完治した時点で復帰を目指す場合は、基本的に1年未満で退社していても採用担当者に納得してもらうことができます。

転職で不利になることがないかというと、微妙なところではありますが、どんな病気だったのか、今後発症する可能性がないかといったことも、採用における判断材料になるでしょう。

ただし、薬剤師さんの職場は病気に関して理解のある人が多いので、他の職種に比べればスムーズに採用される可能性が高いといえます。

1年目で転職したい薬剤師が注意すべきポイント

「本当に転職すべきなのか?」を、よく考えること

「あと数ヶ月我慢すれば、辞めずに済んだ」という人も多い

薬剤師1年目で転職したいと思う人の中には、「本当はあと数ヶ月我慢すれば、辞めずに済んだかもしれない」という人も少なくありません。

薬剤師に限らず、どんな職種でも、勤め始めの1年目というのは大変なものです。ところが、「仕事を間違えて、先輩からきつく叱られた」といったことだけでも、ショックを受けて辞めたいと思ってしまう新人さんがいるのも事実です。

ついこの間まで学生だったのですから、無理もないと言えば無理もないのですが、1年目の辛さに耐えられずにギブアップしてしまった人は、道半ばで辞めてしまうことになるのです。

「1年間だけはがんばる」と決めるのも、ひとつの選択

お金をもらって仕事をしているので、ある程度辛いのはどこに行っても同じなのですが、それに気付くまでにはそれなりの時間も必要です。

たとえば、職場を辞めたいと思っても、「1年間だけはがんばろう!」と決めるのもひとつの選択です。そうすると、意外と1年後には、すっかり職場に溶け込んでいるかもしれません。

そしてその間に、「本当に自分は転職すべきなのか?」ということを、じっくりと考えてみましょう。1年後になって、まだ「転職すべきだ」という気持ちが変わらない場合は、そこで辞めても遅くはありません。

キャリアカウンセラーに相談するのもおすすめ

1年目で転職すべきかどうか迷っている人は、薬剤師専門の転職エージェントに登録し、キャリアカウンセラーに相談してみるのもおすすめです。

転職のプロに相談することで、いまの職場以外の情報も聞くことができるので、「意外と自分は恵まれているのかもしれない」と気付けることもあります。

逆に「やっぱりいまの職場は超ブラックだった!いますぐにでも転職した方がいい」と、確信できる場合もあるでしょう。

転職する前に、自分自身のキャリアプランをしっかりと立てること

キャリアプランを持っている人は、ちょっとやそっとではくじけない

薬剤師1年目で転職を考える人は、往々にして自分自身のキャリアプランを立てていないケースが、少なくありません。目標がないために、辛いことがあると「あ~、もうこんな職場はいやだ!」と思って、くじけてしまうのです。

逆にいうと、自分自身のキャリアプランをしっかりと持った上で就職をしている人は、ちょっとやそっとのことではくじけることがありません。

たとえば病院の薬剤師として就職し、仕事をミスしてしょっちゅう先輩に叱られても、「私はここでキャリアを積んで認定薬剤師の資格を取り、管理薬剤師になるんだ!」というような目標があると、その目標達成のために我慢することができます。

自分がこれからどんなキャリアを積みたいのかを、再確認しましょう

キャリアプランを立てていなかった人は、いま一度自分を見つめ直し、これからどのようなキャリアを積んでどうなりたいのかを、しっかりと再確認しましょう。

「キャリアプランと言われても、どうしたらいいかわからない」という人は、キャリ形成サポートセンターに申し込むと、ジョブ・カードを活用したキャリア形成のためのカウンセリングを受けることもできます(利用は無料)。

参考リンク:キャリア形成サポートセンター

まわりの意見や感想に、耳を傾けてみる

他の職場に勤める友人に相談してみるのもおすすめ

転職を決めてしまう前に、自分の大学時代の恩師や友人などに相談をして、まわりの人の意見や感想に耳を傾けてみましょう。

自分が調剤薬局に勤めているのなら、他の調剤薬局に勤める友人に相談してみるなど、同業種の友人と話をしてみるのもおすすめです。

他の職場と比べることで、いまの職場の良さを見直す場合もある

たとえば自分が「職場の先輩がキツくて、何をやっても怒られるのよねぇ。いまの職場は居心地が悪すぎるから、いっそのこと辞めようかと思っているんだけど」と言ったとしましょう。

そうすると、友人からは「そんなことを言うけど、あなたは意外と恵まれてるのよ。大手だから教育制度も整っているし、福利厚生も充実しているでしょう?私なんか、地元の中小薬局だからお給料も安いし、研修や勉強会なんてまったくないのよねぇ」というような話が、返ってくるかもしれません。

自分の職場だけを見ているとわからなかったことが、他の職場と比べることで見えてきて、あらためていまの職場の良さを見直す場合もあります。

転職に失敗しやすい1年目の薬剤師の特徴

職場のことをよく調べずに応募してしまう

応募しようと思う企業や事業所のことをよく調べずに、採用試験に応募してしまうと、後で「こんなはずじゃなかった!」と後悔することになりがちです。

応募する前は「とりあえず書類を提出して、選考に通った時点で詳しく調べよう」と思っているのですが、実際に書類選考に通ると、そのまま突き進んでしまう人も少なくありません。

トントン拍子に内定が決まってしまい、「気が付いたら就職していた」というような人もいて、就職してからいろいろな実態に気付くといった状態です。

そのようなことにならないよう、応募を考える企業のホームページは隅から隅までチェックし、インターネット上の口コミなどもできる限り確認しておきましょう。

転職エージェントを通していれば、キャリアカウンセラーから内部情報を聞くこともできます。さまざまな方法で企業の情報を確認し、「この職場なら大丈夫!」と確信した上で、転職を決めることが大切です。

待遇の良さに惹かれて応募してしまう

転職をするなら給与の高いところに越したことはありませんが、待遇の良さに惹かれて応募を決めてしまうと、転職に失敗することも多いので注意が必要です。

たとえば、「ドラッグストアは給料が高いから」と思って、病院からドラッグストアに転職する薬剤師さんがいます。

ところが、その数ヶ月後に「ドラッグストアの薬剤師は退屈でやりがいがない。お給料が少なくても、病院薬剤師の方がよかった」と、後悔してしまう人もいるのです。

ひとつの条件に固執するのではなく、さまざまな条件を比較検討した上で、転職先を決めましょう。

紹介されたところに縁を感じて、安易に転職してしまう

恩師や友人、転職エージェントなどに「ここはどうでしょう?」などと紹介されると、「これも何かのご縁かも」と感じて、安易に転職してしまう人がいます。

知人の紹介であれば、内定する確率も極めて高いので、面倒なことがないというメリットはあるでしょう。

ただし、他の求人と比較検討せずに選んでしまうと、転職した後に「やっぱり自分には合わなかった」と思う確率も高くなるので、注意が必要です。紹介なので「辞めたい」と思っても辞めづらく、不本意ながら勤め続けるようなことにも、なってしまいかねません。

さまざまな点を考えると、知人の紹介というのは有難いようで、有り難くないような、微妙なところといえそうです。

1年目の新人薬剤師が転職に成功した事例

さんざん迷った末に、大手調剤薬局に就職

Aさんは薬科大学を卒業後、病院の薬剤師にするか他の職場にするかさんざん迷った末に、給与や福利厚生制度などを総合的に判断して大手調剤薬局に就職しました。

入社直後は研修に明け暮れ、覚えることで精一杯だったAさんですが、現場に配属になってからは、何か物足りないものを感じずにはいられませんでした。

本当に調剤薬局を選んで良かったのだろうか?と考え始める

Aさんが配属された調剤薬局では、総合病院の外来患者さんの調剤と服薬指導を行っていました。

ドクターが処方した薬を、右から左に調剤して渡すパターンがほとんどで、服薬指導といっても飲むタイミングなどを伝える程度。大勢の患者さんが訪れる中で、患者さんとゆっくり会話をする余裕はほとんどありませんでした。

25歳女性A
25歳女性A

「収入や福利厚生などの条件を考えて、大手調剤薬局に就職したけれど、本当にそれでよかったのだろうか?」

と、Aさんは考えるようになっていきました。

病院に勤める友人の話を聞き、刺激を受ける

そんなときに、病院で薬剤師をしている大学時代の先輩と、話をする機会がありました。

25歳女性A
25歳女性A

「どう?仕事は順調?」

とAさんが訊ねると、
先輩
先輩

「急性期の病院は大変よ~。夜勤もあるし、残業はあるし、そのくせ給料はそこまで多くないし」

と、愚痴をこぼす先輩でした。

25歳女性A
25歳女性A

「そうなんですよねぇ。私も本当は病院の薬剤師になりたかったんだけど、やっぱり条件面を考えて、調剤薬局の方を選んだんですよねぇ」

と言いながら、Aさんは就活していた当時を思い出していました。

大学時代、Aさんは「自分の薬剤に関する知識を活かして、患者さんの役に立ちたい」という思いを持っていました。

そういう意味で、病院は自分にとって最適な職場だと考えていたのですが、やはり夜勤や残業がネックになって、結果的に病院への就職を躊躇してしまったのです。

仕事の充実感を、自分も味わってみたい!

そんなAさんに、先輩は

先輩
先輩

「でもねぇ。確かに仕事は大変なんだけど、充実感はすごくあるのよね」

と話し始めたのでした。

先輩
先輩

「医師や看護師と一緒にチーム医療を行うから、患者さんのためにどんな薬剤を用いたらいいのか、チーム全員で真剣に話し合うの。もちろん、私の意見が通ってドクターの処方が変わることもあるし、看護師さんの話を聞いて投薬の方針を変えることもあるわ。
患者さんが100人いたら方針も100通りで、経験を積めば積むほど、自分が進歩していくのを感じるの。でも、彼氏とのデートの回数は減っちゃったけどね(笑)」

そんな先輩の充実感に溢れた顔を見ているうちに、Aさんは

25歳女性A
25歳女性A

「私も、そんな充実感を味わってみたい!」

と、心から思うようになりました。

「1年目でも病院に転職できた」という体験談を見かける

「でも、私はまだ就職して1年も経っていないし、こんな状態で転職なんてさすがに無理よね」と思ったAさんですが、心の中では病院への強い興味が湧いてくるのでした。

先輩と別れた後、スマホで「薬剤師 1年目 転職」と検索してみたところ、やはり1年目の転職は厳しいという体験談を数多く見かけました。

でもその中に、「転職の準備をしっかりとして臨んだところ、1年目でも希望する病院に転職できた」という薬剤師さんの体験談を見かけたのです。

その薬剤師さんもAさんと同様、調剤薬局での業務にやりがいを感じられなかったというのが、転職の理由でした。

薬剤師専門の転職エージェントに相談

その人は、いろいろ悩んだ末に、薬剤師専門の転職エージェントに相談。そして、「1年目でも転職はできるけれど、採用担当者に転職の理由を理解してもらえるかどうかがカギになる」という指摘を受け、職務経歴書の志望動機欄に力を入れたとのことでした。

それを読んだAさんは、早速薬剤師専門の転職エージェントに登録することにしました。スマホで登録すると、すぐにキャリアカウンセラーから連絡が入り、面談をすることになりました。

「チャンスはあります。一緒にがんばりましょう!」と励まされる

面談でAさんは、これまでの思いをキャリアカウンセラーに打ち明けました。

25歳女性A
25歳女性A

「本当は病院の薬剤師になりたかったのですが、残業や夜勤がネックになって、あきらめてしまいました。でも、調剤薬局に勤めてみて、自分はやっぱり病院の薬剤師になるべきだったと気付いたんです」

転職を考えるに至った経緯を話すAさんに対して、キャリアカウンセラーはこんなアドバイスをしてくれました。

キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタント

「病院の薬剤師になりたいと、本気で思ってらっしゃるんですね。就職1年目での転職はけっして簡単ではありませんが、チャンスは十分にあります。一緒にがんばりましょう!」

急性期病棟の医療チームを見学し、感銘を受ける

それから2日後、Aさんはキャリアカウンセラーからいくつかの病院を紹介されました。総合病院の急性期病棟と、回復期リハビリテーション病院、そしてもうひとつは、がん専門病院の薬剤師でした。

キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタント

「さまざまな診療科を見学して、自分に一番合った職場を見つけるといいでしょう」

というアドバイスを受けたAさんは、すべての病院を見学しました。

そして、命の現場で必死になって患者さんを救おうとする急性期病棟の医療チームの姿に、深い感銘を受けたのです。

職務経歴書の志望動機を、練りに練って書き上げる

総合病院の急性期病棟の採用試験に応募することを決めたAさんは、キャリアカウンセラーにサポートをしてもらって応募書類対策を行い、志望動機を練りに練って、次のような応募理由を書きました。

25歳女性A
25歳女性A

「大学時代に病院の薬剤師を希望していましたが、諸々の条件面などを考え、結果的に調剤薬局に就職しました。ひと通りの研修が終わり、現場で働き始めたときに、やはり自分は病院の薬剤師として働きたかったのだということに気付きました。
調剤薬局で何年か勤めた後で病院に転職する道も考えましたが、やはり本気で病院薬剤師を目指すのであれば、少しでも早く実務に就いて、専門的なスキルを磨くべきではという思いに至りました。
入職後は、まず感染制御薬剤師の認定試験取得を目指します。薬剤のエキスパートとして、医療チームのお役に立てるよう、全力でがんばりたいと思います。」

キャリアカウンセラーから「どんな文章を書いたら採用されるかではなく、自分の言葉で本当の思いを伝えることが大切」と言われていたAさんは、自分の本心に忠実に、思いを込めて志望動機を書きました。

書類選考と面接を無事通過し、病院から内定をもらう

結果的にAさんは「今の仕事は短期間で退職しても、病院の薬剤師として長く働きたい気持ちを持っている人だろう」という評価を受けて、書類選考に通ることができました。

面接対策に関しては、キャリアカウンセラーに模擬面接をお願いし、何度も自宅で練習をした上でチャレンジしました。

自分の本当の思いを、自分の言葉で伝えるという覚悟で質問に答えたところ、無事内定をもらうことができたのです。

25歳だから結婚もまだまだ先、いまのうちに認定資格を取得したい!

いま、Aさんは総合病院の急性期病棟の薬剤師として、忙しい毎日を送っています。残業や夜勤があり、ハードな仕事ではありますが、薬剤のプロとしてのプライドをもって充実した日々を送っています。

25歳女性A
25歳女性A

「お給料は以前より少ないし、忙しいから友人と遊びに行く回数も減ってしまったけれど、やっぱり仕事が楽しいということはとても大切!25歳だし、結婚もまだまだ先でOK。いまのうちに必死になって勉強をして、認定資格を取得したい」

と張り切るAさんでした。

新卒1年目の薬剤師は転職サイトに相談しよう

薬剤師専門の転職サイトがサポートしてくれること

新卒1年目の薬剤師さんが転職活動をするときは、ハローワークだけでなく、薬剤師専門の転職サイトを利用するのがベストです。

なぜかというと、1年目で転職する場合、「次は絶対に失敗できない」という崖っぷちの状態にいます。次の転職まで失敗してしまうと、次もまた1年以内に辞めてしまう可能性があり、そうなるといよいよ社会人としての信用が危うくなるでしょう。

そのようなことにならないためには、応募先の内部情報などをしっかりと把握し、「ここなら大丈夫」という状態で応募をする必要があります。そのためにおすすめなのが、薬剤師専門の転職サイトです。

応募先のさまざまな情報を教えてもらえる

ハローワークの職業相談員は応募先の情報にあまり詳しくなく、募集要項に書いてあること以外はあまり教えてもらえません。

「人間関係で悩んでいたので、次は絶対に人間関係の良い職場に行きたい」と言っても、「それは自分で調べてください」と言われてしまうケースが多いでしょう。

その点、薬剤師専門の転職サイトは薬剤師さんの転職に特化しているので、応募先に関するさまざまな情報を持っています。

たとえば「ここの職場は社員同士の協力体制が整っていて、意見や提案なども受け入れてもらえる風通しのいい環境なので、居心地がいいと思いますよ」といったことも教えてもらえます。

独自の非公開求人を持っている

また、薬剤師専門の転職サイトは、ハローワークやインターネット上には出ていない非公開求人を持っていて、転職サイトに登録するとそのサイト利用者限定の求人を紹介してもらうことができます。

非公開求人は公開求人に比べて応募者が少ないので、内定を取りやすく、条件のいい求人もかなりあります。

応募書類対策や面接対策をサポートしてもらえる

転職サイトのキャリアカウンセラーにお願いすると、履歴書や職務経歴書の添削と、模擬面接を受けることができます。

書類添削と模擬面接は、内定を勝ち取るために非常に役に立つので、必ずやっておくことをおすすめします。

薬剤師1年目で転職しようとすると、まず書類選考でつまずく人も多いことでしょう。そのようなことにならないためには、特に「志望動機」の部分で、自分の思いをしっかりとアピールしなければなりません。

もちろん応募書類は自分の言葉で表現することが大切ですが、自分が書いたものを転職のプロに添削してもらうことで、より採用担当者の心に響く文章に仕上げることができます。

薬剤師専門の転職サイトの利用はすべて無料!

これだけさまざまなメリットがあっても、薬剤師専門の転職サイトの利用はすべて無料なので、これを利用しない手はありません。

「紹介されたら断りづらい」ということもないので、できれば2~3社の転職サイトに登録して、少しでも多くの質の高い求人と出会えるようにすると良いでしょう。

入社1年目の薬剤師におすすめの転職サイト

サイト名 対応 特徴
マイナビ薬剤師 面談による手厚いサポートで定評がある。 求人数が多く、企業薬剤師の求人も多い。
薬キャリ 総合的な評価が高い転職エージェント。 調剤薬局・病院の求人数業界1位。
リクナビ薬剤師 コンサルタントが優秀で、当たり外れが少ない。 ドラッグストアの求人数業界1位。
薬剤師求人.com 人材紹介会社を紹介するポータルサイト。 調剤薬局の求人が多い。
ファーマキャリア 一人ひとりに合ったオーダーメイドのコンサルティング。 求人数よりも質を重視。
ファル・メイト 働くママ薬剤師のための、人気派遣求人が多い。 時給2,800円最低保障。

まとめ

薬剤師1年目の転職についてお話ししましたが、いかがでしたか?

1年目の薬剤師さんにも転職のチャンスがあること、ただし応募先から「長続きしない人では?」と思われてしまう懸念があるため、応募書類対策・面接対策が重要なことなどが、おわかりいただけたかと思います。

求人を探す際には、募集要項に書かれてあることだけでなく、内部情報まで含めて詳しく調べて、今度こそ心から納得のできる転職を実現しましょう。

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