
薬剤師が薬局に転職しようと思ったときに、誰もが恐れるのが「ブラック薬局」の存在です。
ブラック薬局には、いったいどんな特徴があり、どうやったらそれを見抜けるのでしょうか?本記事では、ブラック薬局に転職しないようにする5つのコツをご紹介しましょう!
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ここに注意!ブラック薬局の特徴5つ
転職を考える薬剤師さんの中には、薬局への転職を考える人も多いのではないでしょうか。
上記のグラフを見るとわかる通り、大学薬学部の卒業生の就職先として最も多いのが「薬局」です。
薬事日報の「6年制学科卒業生就職状況」によると、薬剤師の就職先として「薬局」を選ぶ人は42.8%と、2位の病院・診療所(21.6%)を大きく引き離してトップとなっています。
そのため、薬剤師さんが転職する場合も、薬局という選択肢が必然的に高くなるのですが、そこで怖いのが「ブラック薬局」の存在です。
ブラック薬局には、いったいどのような特徴があるのでしょうか?転職を考える薬局に次のような特徴があった場合は、応募を控えておくのが賢明でしょう。
離職率が高い
いい職場かどうかを判断する最もわかりやすい判断材料となるのが、「離職率」です。
離職率の高い薬局は、たとえば職員が残業漬けになっていたり、職場内のいじめがあったりというように、間違いなく何らかの問題があるでしょう。
たとえ「自宅から通いやすい」といった利点があったとしても、離職率の高い薬局への転職は、できれば避けた方が賢明です。
有給休暇の取得率が低い
薬局の中には、慢性的な人手不足で職員がろくに有給休暇を取れず、有給どころか通常の休日すら返上になってしまうようなケースもあります。
十分に休みを取れない状況が続くと、ストレスもたまり、疲れて体調を壊してしまう人もいるでしょう。転職を考えるなら、与えられた有給をきちんと使える職場を選ぶことが大切です。
産休・育休が取れない
産休や育休の取得は、労働基準法で定められた労働者の権利なのですが、これを守ろうとしないブラック薬局の存在があることも事実です。
経営者としては「ただでさえ人手不足なのに、子どもができたからって、仕事を休んでもらっちゃ困る」という事情があるのかもしれません。
でも働く側としては、産休・育休の取れない職場は、完全にブラックとしか言いようがありません。そのポイントだけを取っても、ブラック薬局と判断するには十分な要素といえます。
これから子どもを産む可能性のある女性薬剤師さんは、転職先を探すときに薬局の産休・育休取得状況をしっかり確認しておく必要があるでしょう。
給料が安い
薬剤師は、女性の仕事の中でも高給が期待できる数少ない職種のひとつですが、ブラック薬局に限っては例外です。「え? これが薬剤師の給料?」と思うほど給与が低いブラック薬局も、実際にあるのです。
そういうところに限って、募集要項に「月収20万円~40万円まで」といったぼんやりとした数字を出しておいて、実は誰が採用されても月収20万円で、昇給もボーナスもほとんどないというようなアコギなことをしがちです。
応募するときは、必ず「年収はいくらか、その年収は残業込みか?残業代を除くといくらか?」といったところまで、詳しく調べておくことが大切です。
慢性的に残業がある
残業が慢性的にある薬局は、文句なしにブラック薬局です。「病院の診察が終わるのが毎日遅いので、どうしても残業になってしまう」という事情の薬局もあるかもしれませんが、効率の悪い働き方をして、ダラダラと残業になってしまっているような薬局もあります。
そんな薬局に転職したら最後、果てしなく残業の日々が続くことは間違いないでしょう。
ブラック薬局の中には、残業代をきちんと払ってもらえず、サービス残業を強いられる超ブラックな薬局もあります。薬局への転職を考えるときは、毎日どのぐらいの残業があるのかを、必ず確認しておくことが大切です。
職場の雰囲気が暗い
職場見学に行ったときに、ぜひチェックしておきたいのが、職場の雰囲気です。ブラック薬局の場合、ほぼ例外なく職場の雰囲気は暗く、どんよりとしています。
薬局自体、明るい雰囲気の職場は少ないかもしれませんが、職場の人同士の関わり方を見て「人間関係があまり良くなさそう」と思ったときは、かなりグレーだと考えた方がいいでしょう。
職場によっては、上司によるパワハラがあったり、陰湿ないじめがはびこったりしているようなケースもあります。
このような薬局に入ってしまうと大変なことになるので、薬剤師向け転職エージェントに訊ねるなどして、できるだけ多くの情報を集め、ブラック薬局の地雷を踏まないようにすることが大切です。
スキルアップできる環境がない
「薬剤師は与えられた仕事だけをやっていればいい」というような考え方の薬局は、やはりブラック薬局といえます。
そういう職場に入ってしまうと、何年勤めても同じ仕事を繰り返すだけで、スキルアップできる環境は得られないでしょう。
薬剤師としてスキルアップしたい人は、できれば薬剤師のための教育制度があり、研修補助金などが出る職場を選ぶのがベストです。
ブラックを避けるなら大手薬局と中小薬局どっち?
では、薬局への転職を考えるときに、大手薬局と中小薬局ではどちらの方がブラックなのでしょうか?
ブラック度は薬局によってさまざまなので、規模だけで一概に判断できるものではありませんが、ここでは全体的な傾向としてお話ししたいと思います。
教育体制や収入、福利厚生面では大手薬局の方がホワイト
大手ドラッグストアチェーンなどが運営する大手薬局は、さすが大手だけに研修体制も整っていて、スキルアップや資格取得のためのサポートも万全です。
収入面でも、全国展開をしているので店舗の業績によって収入が大きく変わることもなく、安定した収入が望めるでしょう。
福利厚生面でも、中小薬局は充実させる余裕がありませんが、大手薬局は家賃補助や育児中のさまざまなサポートを受けられるケースが多く、財形貯蓄制度がある薬局もあります。
人間関係で悩むことが多いのは中小薬局
では、人間関係の面ではどうでしょうか? 大手薬局はそれなりに広い空間の中で多くのスタッフが働くため、「あの人は嫌な感じだけれど、この人とは気が合う」といったように、気の合う人を選んで付き合うことができます。
ところが中小薬局の場合は、狭い薬局の中で少ない人数のスタッフが働くため、人間関係で悩むことが多い傾向にあります。
そのため、気の合う仲間に恵まれればこれほど居心地の良い職場はありませんが、一人でも嫌な人がいると地獄の日々と化す可能性もあるでしょう。
残業に関しては、大手も中小も勤務先によってさまざま
残業の多さに関しては、「大手は職員が多いので、残業が少ないのでは?」と思っている人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
大手の薬局は調剤以外の事務的な仕事がかなりあるため、残業に追われるケースも少なくありません。逆に、予約制クリニックの調剤をしている中小薬局などは、毎日定時に帰れるところもあります。
全体的には中小薬局の方がオーバーワークになりがちな傾向にありますが、残業のブラック度に関しては規模にかかわらず発生するため、個別にチェックするのが賢明な方法です。
「中小薬局の方が、薬剤師としてやりがいを感じる」という人もいる
ブラック度とは関係ありませんが、「薬剤師としてのやりがい」ということを考えたときに、大手薬局よりも中小薬局の方がやりがいを感じるという人も少なくありません。
中小薬局は地域の患者さんと触れ合う機会が多く、顔見知りの患者さんから頼りにされることも多いので、薬剤師としての本来の仕事ができるというメリットがあります。
薬剤師に与えられる裁量が大きく、経営者と話をする機会も多いので「一緒に薬局を盛り上げよう」という気概も生まれやすいでしょう。
ただし、自分の決断に対する責任も重いので、何かあったときには大変な思いをする可能性もあります。
「自分がどんな風に働きたいのか」をよく考えて、大手薬局にするか中小薬局にするかを決めることが大切です。
ブラック薬局に転職しないようにする5つのコツ
薬剤師専門の転職エージェントから、職場情報を聞き出す
ブラック薬局に転職しないようにするために、最も有効な手段は、薬剤師専門の転職エージェントから職場情報を聞き出すことです。
薬剤師専門の転職エージェントは、薬剤師の主な転職先である薬局と強いコネクションをもっているので、職場の内部情報をキャッチしているケースが多々あるからです。
たとえば「マイナビ薬剤師」などは、薬局ごとに担当者が決まっていて、職員の人柄や1日に対応する処方箋の枚数までヒアリングしています。
そのため、登録後にキャリアカウンセラーに「この薬局に興味があるのですが、職場の雰囲気などを教えていただけますか?」と質問すると、担当者が持っている情報をいろいろと教えてくれるでしょう。
職場見学をして、薬局の雰囲気をしっかり観察する
ブラック薬局に転職しないようにするために、応募前の職場見学は欠かせません。
面接の際にも職場を観察することはできますが、すでに応募してしまっていると冷静な目で職場を見られない場合もあるので、できれば事前に見学を申し込んでおきましょう。
見学の際には、次のようなポイントをしっかりとチェックしておくことが大切です。
- 職員同士の関係は良好か?
- 職員の態度は横柄ではないか?
- 挨拶はしっかりとできているか?
- 薬局内は清潔か?
- 書類などはきちんと整理されているか?
- 職場の雰囲気に、自分自身が馴染めそうか?
また、職場見学をする際には、支障のない範囲で積極的に質問をしましょう。実際に働いている人から生の情報を聞くことで、その職場のイメージをより明確にすることができます。
見学時に確認しておきたいこととしては、次のようなものがあります。
- 一日のおおまかなスケジュール
- 転職前に準備しておくこと
- 働いている中で大変だと感じる点
- 仕事のやりがい
もちろん、見学の際に質問しづらいような雰囲気があれば無理に質問する必要はありませんが、積極的に質問することで採用担当者に好印象を与える効果も期待できるので、自然の流れとして質問できるタイミングがあれば聞いておきましょう。
インターネット上の口コミ情報もチェック
転職エージェントに相談したり、職場見学をしたりすることによって、かなりの職場情報を集められるかもしれませんが、念には念を入れてインターネット上の口コミサイトもチェックしておくことをおすすめします。
たとえば「薬コミ」は、薬剤師が投稿した薬局・ドラッグストアの職場口コミサイトです。薬剤師の成長環境や、ワークライフバランス、風通しの良さ・雰囲気といった項目ごとに、詳しい口コミを見ることができます。
もちろんネット上の口コミなので、やらせの投稿があることも十分に考えられますが、ひとつの参考にはなるでしょう。
知り合いからの情報も入手
薬科大学時代の同僚や先輩、前職の薬剤師仲間などから得られる情報も貴重です。
「転職を考えているのだけど」と連絡を入れて、いろいろと相談してみると、貴重な情報が入手できるかもしれません。
「あそこは止めておいた方がいいわよ。募集要項にはいいこと書いてあるけど、知り合いが転職したら超ブラックだった」というようなリアルな話が、聞ける可能性もあるでしょう。
転職にあたって「譲れない条件」を明確にしておく
ブラック薬局への転職は避けたいものですが、すべてにおいてホワイトな薬局を探すというのも、また難しいものです。
そのため、転職を考えるにあたっては、「これだけは絶対に譲れない!」という条件を明確にしておく必要があります。
たとえば下記のデータは、薬剤師の「働く」を応援するメディア「ココファーマ」が行った薬剤師の転職理由に関するアンケートの結果です。
出典元:働く薬剤師100人を対象にしたアンケート調査|ココファーマ
まず薬剤師の転職理由1位の「環境・生活の変化」(50%)ですが、これは結婚・出産・転居といった理由が大きいでしょう。
注目したいのは、2位に「待遇への不満」(47%)、3位に「人間関係」(29.5%)が入っていることです。「給与が低い」「職場の人間関係が悪い」といったことが、転職の大きな理由になっていることがわかります。
たとえば「自分は年収アップを理由に転職を考えているので、年収450万円以上の条件は絶対に外せない!」といったように、自分が転職するにあたって外せない条件を書き出してみましょう。
転職の条件
- 年収450万円以上
- 職場の人間関係が良好
- 教育環境が整っている
上記のように、優先順位の高い順に転職の条件を挙げて、できるだけその条件をクリアした転職先を選ぶことが大切です。
優先順位③までクリアするのは難しかったとしても、少なくとも優先順位①と②の条件が揃っている職場を選ぶことで、転職後の満足度を高めることができるでしょう。
このように、「自分が転職に際して何を求めているのか?」を明確にすることが、転職を成功させる上ではとても重要です。
そうすることによって「仕事が忙しすぎて転職を考えたのに、高年収に惑わされて残業漬けの薬局を選んだしまった」というような転職の失敗を防ぐことができます。
ブラック薬局からホワイト薬局に転職できた薬剤師の事例
毎日22時過ぎまで残業しても、年収は350万円以下
Aさんは薬科大学を卒業後、薬剤師として調剤薬局に勤務し、3年目になります。
最初は仕事を覚えるので必死でしたが、仕事にようやく慣れて2年目を迎える頃になると、Aさんは「おや?」と思うようになりました。
人手不足だったこともあり、毎日22時過ぎまで当たり前のように残業があり、休日まで出勤になってしまうこともしばしばでした。
スタッフは皆疲れ果てていて、職場の雰囲気もトゲトゲしく、身をすり減らして働いても年収は350万円にも満たなかったのです。
Aさんが薬科大学時代の友人にその話をすると、友人から

薬科大学時代の友人
「何それ!思いっきりブラック薬局じゃない。私なんてほぼ定時に帰っているけど、年収400万円以上はあるわよ」
と言われ、Aさんは大きなショックを受けました。

薬剤師A
「残業は多いし、お給料は安いし、確かに間違いなくブラック薬局かも。家から近いと思って、安易に就職先を選んだ自分が浅はかだった」
と、Aさんはしきりに後悔するのでした。
毎日ただ調剤業務を行うのみで、スキルアップできる環境もない

薬剤師A
「こんなブラック薬局、もう辞めてやる!」
と叫びたいAさんでしたが、実はAさんにはまだ他にも仕事に対する悩みがありました。
それは、

薬剤師A
「この仕事自体が自分に向いていないのでは?」
という悩みでした。
2年以上働いても、仕事といえば調剤業務のみ。患者さんと会話を交わすような職場ではなかったので、人との触れ合いはまったくなく、ただ淡々と仕事をする日々が続いていたからです。

薬剤師A
「職場にはスキルアップできる環境も用意されていないし、ただ依頼された業務をこなしていればいいという感じで、張り合いもない。これは本当に自分がやりたい仕事だったのだろうか?」
そう考えて、Aさんは悶々とした毎日を送っていました。

薬剤師A
「薬剤師なのだから、薬局に勤めるのは当たり前と思って就職したけれど、自分はもっと違う仕事がしたい!」
と、Aさんは考え始めていたのです。
在宅薬剤師の仕事に、興味を持ち始める
そんなある日、Aさんは薬科大学時代の仲間と会い、近況について語り合う機会がありました。
その中に、たった一人だけ病院の薬剤師から在宅医療に力を入れる調剤薬局に転職し、在宅薬剤師として働いている友人がいたのです。

在宅薬剤師の友人
「高齢者や障害者などの自宅を訪問して、薬剤の提供や管理のほかに、健康相談などもやっているの。病院の薬剤師と比べると、けっして楽な仕事じゃないけれど、患者さんとコミュニケーションをとれるのでやりがいを感じる」
という友人の言葉に、Aさんはハッとしました。

薬剤師A
「もしかしたら、私は在宅薬剤師の仕事が向いているのかも…」
そう思ったAさんは、在宅薬剤師をやっている友人に連絡を取り、自分の現状や仕事への思いを打ち明けて相談をしました。
在宅薬剤師の友人に相談し、本気で転職を考え始めたAさん
すると友人は、

在宅薬剤師の友人
「実は私も前の職場では、同じ気持ちだったのよ!医師の処方に従って淡々と調剤をするだけの仕事に張り合いをもてなくて、『自分は本当に人の役に立っているのだろうか?』と悩んでいたの。
私自身は人と関わることが好きで、仕事を選り好みするなんて贅沢って言われるかもしれないけれど、患者さんと直接触れ合える仕事がしたかったのよね。
それで思い切って薬剤師専門の転職エージェントに相談したら、この仕事を紹介されたのよ。実際に転職をしてみて、同じ薬剤師でもいろいろな仕事があって、それぞれに向き不向きがあるのだとわかったわ」

薬剤師A
「それ、私が感じていたのとまったく同じ!」
Aさんはその友人が感じていたことと、自分の気持ちとがまったく一緒だったことに驚き、在宅薬剤師への転職を本気で考え始めたのです。
薬剤師専門の転職エージェントに、思い切って相談
Aさんは友人が転職を決めたときに相談した薬剤師専門の転職エージェントを教えてもらい、思い切って相談をしました。
転職エージェントのキャリアカウンセラーは、

キャリアコンサルタント
「Aさんのように仕事にやりがいを感じられずに悩む薬剤師さんは、実は少なくないんですよ。その中で在宅薬剤師の道に進む人も、もちろんいます」
と言って、候補となる転職先をいくつか紹介してくれました。

キャリアコンサルタント
「在宅医療に力を入れている調剤薬局の中から、残業が少なくて、年収400万円以上で、教育体制の整っているところをいくつかピックアップしました」
と言われ、Aさんはあらためて自分の職場がいかにブラックかを痛感しました。
年収400万円以上あり、残業が少ないホワイトな薬剤師の職場というのは、Aさんが知らなかっただけで、実はけっこうたくさんあったのです。
いくつか紹介された求人の中から、Aさんは経営方針や職員の教育体制に共鳴できる調剤薬局を見つけました。
キャリアカウンセラーを通して職場見学を申し出たところ、実際に訪問薬剤師として働いている現場を見学できることになり、トントン拍子に話が進んだのです。
在宅薬剤師の仕事ぶりを見学し、転職への思いを固める
訪問先では、すでに薬剤師さんと顔見知りとなっている患者さんが、とても嬉しそうに訪問を待っていました。
薬剤師さんは、患者さんと日常のたわいもない会話をした後、薬剤の飲み忘れはないか、逆に飲み過ぎはないかといったことを丁寧にチェックしていました。
帰りがけ、薬剤師さんは患者さんから「あなたが来てくれるのを、いつも楽しみにしているのよ。あなたが薬を届けてくれれば安心だし、私のたわいもない話をちゃんと聞いてくれるし、本当に感謝しているわ」と言われ、薬剤師さんはとても嬉しそうに笑顔を浮かべていました。
「こういう患者さんのひと言は、仕事をしていて励みになります。顧客満足度を第一に考える薬局だから、患者さんの満足度もとても高いんです。」という薬剤師さんの言葉を聞いて、Aさんは

薬剤師A
「ここに勤めたい!」
という思いを固めました。
ブラック薬局からホワイト薬局に転職し、心から喜ぶAさん
薬局の採用試験を受けたAさんは、自分の仕事に対する思いを正直に伝えたところ、代表者に

ホワイト薬局
「あなたのような方にきてもらいたかったんですよ」
と言われ、無事採用となりました。
そして1年後、Aさんは在宅薬剤師として日々生き生きと患者さんのお宅を訪問し、充実した日々を送っています。

薬剤師A
「ブラック薬局にいた頃がウソのように、毎日やりがいをもって働けて、本当に嬉しい!薬剤師の職場にもいろいろあるのだということを、今回のことでつくづく実感した。やっぱり仕事先を決めるときは、給与面や職場の雰囲気などをしっかりと調べなければ」
と痛感するAさんでした。
ひと目で分かる薬剤師専門おすすめ転職支援サービス
転職支援サービス | 特徴 | 求人数 |
---|---|---|
ファルマスタッフ |
・東証一部上場の日本調剤グループが運営 ・トップクラスの求人数を誇る ・調剤薬局の求人に圧倒的に強い |
6万1,000件以上 |
マイナビ薬剤師 |
・さまざまな業態の求人を豊富に扱っている ・親身になってアドバイスをしてくれる ・特に面談のサポートの丁寧さで定評がある |
5万8,000件以上 |
薬キャリ |
・医療情報サイトで有名なm3グループが運営 ・病院や企業の薬剤師求人に強い ・若手からベテランまで幅広い年齢層に対応 |
4万件以上 |
高収入求人に出会える「ファルマスタッフ」

■おすすめポイント
☑東証一部上場の日本調剤グループが運営
☑トップクラスの求人数を誇る
☑調剤薬局の求人に圧倒的に強い
公開求人数6万1,000件以上と、業界トップクラスの求人数
「ファルマスタッフ」は、東証一部上場の日本調剤グループが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。
薬剤師転職サポート歴は20年以上あり、公開求人数は6万1,000件以上。薬剤師業界の求人としてトップクラスの求人数を誇っているので、より幅広い求人の中から選べるのが嬉しい点です。
求人の質も高く、年収600万円以上・時給4,000円以上の高収入求人も多いので、転職で年収アップを図る人には最適でしょう。
調剤薬局の求人が特に多く、20代の正社員求人が豊富
「ファルマスタッフ」はもともと調剤薬局の求人を中心に紹介するサイトだったので、現在でも調剤薬局の求人に圧倒的に強いという特徴があります。
そのため、薬局への転職を考えている人は、登録マストのエージェントといえるでしょう。
正社員・派遣社員ともに求人が豊富で、特に20代の薬剤師の正社員求人が多い傾向にあります。
日本調剤グループのノウハウを生かした独自の教育研修制度がある
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エージェントに登録すると、認定薬剤師の単位申請に対応したeラーニング教材(有料)を受講できます。
また、「ファルマスタッフ」は派遣スタッフの求人も多く、派遣登録した人は認定薬剤師の単位取得対象である日本薬学学会主催の「ファーマシーセミナー」の参加費を補助してもらえます。
セミナーは全国主要都市で毎月開催されるので、地方在住の人も無理なく受講できるでしょう。
サポート体制が充実した「マイナビ薬剤師」

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転職業界35年以上の「マイナビ」グループが運営
「マイナビ薬剤師」は、転職業界35年以上の実績ある「マイナビ」グループが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。
業界での長い歴史があるので、求人数が多く求人の質も高いのが特徴です。
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実力派のカウンセラーが親身になってサポートしてくれるので、安心して相談できるのが嬉しい点です。
電話やメールのレスポンスも迅速で、求人の案件も積極的に提案してくれます。始めて転職活動をする人は、まず「マイナビ薬剤師」に登録しておくと、何かと心強いかもしれません。
面談のサポートに力を入れている
「マイナビ薬剤師」は面談によるサポートに力を入れていて、たとえば「転職をしたいけれど、お給料が下がるのではと心配」「人間関係に悩んで転職を考えているが、また同じことになるのでは?」など、仕事の悩みや不安をかかえている人には最適な転職エージェントです。
薬剤師の登録数NO.1の「薬キャリ」

■おすすめポイント
☑医療情報サイトで有名なm3グループが運営
☑病院や企業の薬剤師求人に強い
☑若手からベテランまで幅広い年齢層に対応
薬剤師転職エージェントとしての総合的な評価が高い
「薬キャリ」は、転職を考える薬剤師の登録数NO.1の大手薬剤師転職エージェントです。
求人数は4万件以上と、「ファルマスタッフ」や「マイナビ薬剤師」ほど多くはないのですが、求人の質から提案力、サポート体制に至るまで、すべてにおいて高い評価を得ている点に特徴があります。
医療情報サイトで有名な東証一部上場のm3グループが運営しているので、病院などの医療施設において圧倒的な知名度があり、ブランド力があるので求人を紹介してもらう際も安心でしょう。
病院や企業の薬剤師求人が多い
「薬キャリ」の求人は、運営会社がm3なので病院や企業の求人に強いという特徴があります。
キャリアカウンセラーが紹介する求人も的確で、希望に沿わない求人を紹介されて不満に感じることも少なく、スムーズに転職活動を進めることができるでしょう。
ただし、m3はマイナビなどに比べて転職業界への参入が後発なので、比較的経験の浅いキャリアカウンセラーも多く、仕事の悩みを相談したい人にとっては満足度が低いかもしれません。
求人に対する提案力などはむしろマイナビよりも高いので、あくまで「自分の希望に沿った質の高い求人を幅広い視野で提案してほしい」というスタンスで登録すると、高い満足度を得られます。
幅広い年齢層に対応し、スピーディに求人を紹介
「薬キャリ」では、若手向けの求人からベテラン向けの求人まで、幅広い層の求人を扱っています。
エージェントまで出向かなくても電話面談でしっかりとヒアリングしてくれるので、忙しい人も負担なく利用できるでしょう。
最大で1日に10件の求人を紹介してくれることもあるなど、スピーディに紹介してもらうことができ、キャリアカウンセラーのサポートも電話やメールで気軽に受けられるので、「早く転職を決めたい」という人には最適です。
まとめ
ブラック薬局に転職しないためのポイントについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
薬局への転職を考える薬剤師さんは、くれぐれもブラック薬局に当たらないように十分気を付けて、慎重に転職活動を進めましょう。
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