医療クラークへ転職する6つのメリット、5つのデメリット!仕事内容や年収についても解説

更新日:2021.1.8

「医療クラーク」への転職を考えている人のために、医療クラークに転職するメリット&デメリットや仕事内容、年収、転職成功のためのポイントについてご紹介しましょう!

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医療クラークに転職するメリット・デメリット

医療クラークに転職するメリット

基本的にデスクワークなので、体が疲れない

医療クラークの仕事は基本的にデスクワークなので、看護師のように立ち仕事で毎日ヘトヘトになることもありません。体が疲れないのは、この仕事の大きなメリットです。

ただし、長時間座り続けることで運動不足になる傾向はあり、仕事以外の時間で運動をする必要が出てくるでしょう。

また、性格的に座り続ける仕事が性格的に向いていない人もいるので、自分の性格面もよく考えて転職を決める必要があります。

夜勤や残業がない

医療クラークは病院に勤務していても事務方なので、医師や看護師のように夜勤がなく、毎日一定の生活リズムで暮らすことができます

残業については、医療クラークがとても忙しく残業漬けになっている職場も中にはありますが、基本的には定時で帰れる仕事です。

医療に関する専門的な知識を身につけられる

医療クラークの仕事に就くと、医療関係の専門的な知識を身につけることができるので、スキルを活かしてどこの病院に行っても働くことができるようになります。

事務的な職種の中でも、特に高い専門性が求められる職種なので、希少な存在になれるのは非常に大きなメリットといえるでしょう。

医師や看護師に感謝される仕事

病院の医師や看護師は毎日ものすごく忙しく働いているので、医療クラークが痒いところに手が届くようにサポートをしてあげると、心から感謝をされます。

医師の中には、診療のかたわら研究活動に勤しんでいる人もいて、そのサポートをすることで研究が進むと、本当に喜ばれるでしょう。

英語に興味がある人は、英語力を磨いて学会でドクターが話す英文スピーチの原稿を作ってあげたり、国外からやってくる研修医のお世話をしてあげたりすると、さらに希少価値の高い医療クラークになれます。

患者さんからも感謝されることが多い

外来クラークや病棟クラークなど、患者さんと直接コミュニケーションをとる機会があるクラークは、患者さんから感謝の言葉をいただくことも少なくありません。

たとえば入院の際の説明をするときなどは、患者さんは不安の真っ只中にいるため、医療スタッフの優しいサポートが必須です。

そんなときに医療クラークが患者さんを励ましながら、やさしく入院に関する説明をすると、患者さんは心が癒され安心して入院生活に入れるでしょう。

患者さんからの「ありがとうございます」というひと言は、医療クラークが仕事をしていく上で、大きな励みとなっています。

年齢に関係なく働ける

医療クラークの仕事は長期にわたって働くことで専門的な知識をもつことができ、病院の中で希少な存在となれるので、年齢に関係なく働くことができます。

体力的にもきつくなく、夜勤もないので、年齢を重ねても無理なく働き続けることができるでしょう。

医療クラークに転職するデメリット

給料が安い

医療クラークの最も大きなデメリットと言えるのが、給料が安いことです。たとえば看護師から医療クラークになると、年収が150万円以上減ってしまう可能性もあります。

夜勤や残業がないといったことも関係していますが、それにしても100万円以上の年収ダウンは、かなり家計に痛手となるでしょう。

求人数が少ない

医療クラークは看護師などと違って、部署内に1人といった形の採用なので、求人数が少ないというデメリットがあります。

日本各地に病院はありますが、医療クラークを置いていない病院もまだ多く、人気の職種ということもあって転職先を見つけるのはけっして簡単ではありません。

特に医療機関での経験がない人は、転職に苦労する可能性が高い職種です。

いったん医療クラークになると、臨床の現場には戻れない

看護師など臨床の現場で働いていた人は、いったん医療クラークの仕事に就くと、もう臨床の現場に戻ることは難しくなります

看護師の仕事が好きだった人は、同じナースステーションで看護師がキビキビと働く姿を横目で見ながら、自分だけがデスクワークをしていることに辛さを感じることがあるかもしれません。

いまは看護師不足なので、「また看護師に戻りたい」と言えば戻れないこともないかもしれませんが、戻った時点ではかなり苦労するでしょう。

「残業や夜勤がない」といった条件面だけでなく、自分が本当に医療クラークに向いているのかどうかを、しっかりと考えた上で転職することをおすすめします。

ナースステーションの中で孤独になりやすい

医療クラークは基本的にナースステーションで仕事をしますが、看護師さんたちが大勢いる中で、医療クラークは部署内に1人というケースが数多くあります。

医療クラークの仲間は他にいても、同じ部署で仕事をしているわけではないので、親しく話す機会も少ないでしょう。

そういう事情なので、医療クラークはナースステーションの中で孤独になりやすい環境にあります。

「一人でも寂しくない」という人は別ですが、そうでなければ自分から心を開いて、看護師さんたちの輪の中に積極的に入っていくような努力が必要になるかもしれません。

キャリアアップの道が見えにくい

医療クラークとしてキャリアを積むと、医療クラークのリーダーや教育担当になるといった道はありますが、それ以外のキャリアアップの道が見えにくいというデメリットがあります。

キャリアアップを目指すというよりは、ワークラーフバランスを大切にして家庭と両立できる点にメリットを感じて、働き続ける職種といえるでしょう。

医療クラークになるには

医療クラークの多くは医療業界経験者

医療クラークになるために特別な資格は必要なく、年齢や学歴などの制限もないので、病院のクラーク募集に応募して採用されれば、仕事に就くことができます。

ただし、医療クラークは人気の高い職種なので、まったく医療の知識や事務のスキルがない状態で応募しても、採用される見込みは薄いかもしれません。

医療クラークの多くは、看護師や看護助手、医療事務などの職種を経験した人で、医療の知識やスキルを活かして仕事をしています。

医療業界未経験者は、スクールなどで知識を得ておくこと

医療クラークを目指す人の中には、「医療業界での経験はまったくないけれど、専門性の高い事務系の仕事に就きたい」と考えて、医療クラークを選ぶ人もいることと思います。

その場合、正直なところ転職はけっして簡単ではありません。なぜなら、医療クラークは医療に関する知識や経験があるとスムーズに仕事が進められるため、看護師や医療事務経験者などが求人に応募するケースが多いからです。

医療従事者と肩を並べて採用試験に臨まなければならないので、狭き門であることを十分に理解した上で、転職活動を行いましょう。

医療業界未経験の人が医療クラークを目指す場合は、医療クラークを養成するスクールに通うなどして一定レベルの知識を得た上で、採用試験に臨むことをおすすめします。

狭き門とはいえ、業界未経験で医療クラークになった人が、いないわけではありません。接客業や一般事務、保険のセールスレディー、専業主婦から医療クラークへの転職に成功した人も、実際にいます。

あの手この手で業界未経験可の求人を見つけ、いったん医療クラークの仕事に就いてしまえば、そこからキャリアを磨くことはできるのです。

医療系といってもあくまで事務系の仕事なので、「あの人は仕事が早い」「的確な資料を迅速に揃えてくれる」といった評判を得ることができれば、医療クラークとして長く活躍することができるでしょう。

「ドクターズクラーク(医師事務作業補助技能)」の認定を受けておく

「ドクターズクラーク(医師事務作業補助技能)」とは、医師事務作業補助に関する知識や技能を認定する試験のことで、まさに医療クラークのためにある試験です。

特に医療業界未経験の人は、ドクターズクラークに受かることで医療クラークの転職に有利になるので、ぜひ取得しておいた方がいいでしょう。

主催

一般財団法人日本医療教育財団・公益社団法人全日本病院協会

受験資格

  • 教育機関等が行う教育訓練のうち、認定委員会が認定規程により定める「医師事務作業補助技能認定試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合すると認めるものを履修した者
  • 医療機関等において医師事務作業補助職として6ヵ月以上(32時間以上の基礎知識習得研修を含む)の実務経験を有する者
  • 認定委員会が前各号と同等と認める者

※1~3のいずれか一つに該当する者

試験日程

年6回(5月、7月、9月、11月、1月、3月)

試験の実施方法

在宅試験(国内のみ、団体受験校の場合は別途案内)

受験料

9,200円(税込)

合否の判定

学科試験および実技試験の各々の得点率が70%以上で合格

このように、ドクターズクラークの認定を受けるためには、スクールを受講するか医療事務などの経験が必要です。

でも、スクールといっても通信講座などで気軽に受けることができ、難易度も低いので、できれば認定を受けておいた方が転職しやすいでしょう。

看護師専門の転職エージェントに登録するのがおすすめ

医療クラークの求人は、ハローワークやインターネット上の転職サイトで求人を探すだけでなく、転職エージェントに登録するのがおすすめです。

転職エージェントに登録することで、一般には目に触れることのない非公開求人を紹介してもらえるので、応募者数の多い職種だけに採用の可能性がグンと高まります。

医療クラークの求人が多いのは、「看護のお仕事」や「マイナビ看護師」「ナース人材バンク」などの看護師専門転職エージェントです。

転職エージェントの利用は無料なので、1社だけではなく2~3社に登録して、たくさんの非公開求人が集められるようにしておいた方がいいでしょう。

医療クラークとは、こんな仕事

医療や看護部長などのクラーク(秘書)的な仕事を行う職種

「医療クラーク」とは、医師や看護部長などのクラーク(秘書)的な仕事を行う職種のことです。

医師や看護部長などがスムーズに仕事を進められるように、主にナースステーションにいて入院・外来患者の事務的なサポートをしたり、投薬や食事・点滴の管理をしたり、医師に依頼された資料を作成するといった業務を行います。

規模が大きい病院では、「院長クラーク」「看護部長クラーク」「病棟クラーク」「医局クラーク」といったように各担当に分かれ、数十名体制で医療クラークの業務を行う場合もあります。

クラークがどの部署を担当するかによっても、仕事内容はだいぶ違いますが、たとえば次のような業務があります。

患者のデータ管理とカルテの代行入力

患者さんの診療・治療に関するデータを管理し、診察の際は医師の診断に沿って電子カルテの代行入力や、カルテの記載代行などを行います。

文書の作成代行

患者の入退院に必要な手続きを行ったり、医師の診断に沿って診断書や処方箋の作成を代行したり、生命保険などの保険関係の証明書の作成を代行したりといった業務を行います。

行政関連の業務

感染症サーベライズに関わる情報やデータの入力、救急医療情報システムへの入力など、行政に関連する入力業務を行います。

調査や統計資料の作成

医師が学会や研究会で使う統計データを集めたり、治験の市販後の調査を行って文書にまとめたり、カンファレンスや回診の内容を資料としてまとめたりすることもあります。

院内会議の資料作成や、患者の診療・治療に関するデータ作成なども、医療クラークの仕事です。

医療クラークの人数は、病院によってさまざま

医療クラークを設置していない病院も多い

医療クラークの人数は、病院の規模などによってかなり違い、医療クラークを設置していない病院もまだ数多くあります。

たとえば下記は広島県内の病院244施設から集めたデータですが、中小規模の病院(病床数20~199床)の回答が多かったこともあり、平成29年時点で「医療クラークを設置していない」という病院が90、設置している病院が59と、医療クラークを設置していない病院の方がはるかに多い状況です。

ただし、平成24年の調査では「医療クラークを設置していない」という病院が64、設置している病院が49なので、医療クラークを設置する病院が少しずつ増えつつあることは確かでしょう。

医療事務作業補助者(医療クラーク)に関するアンケート1
【出典】平成 30 年 2 月 広島県医師会勤務医部会「医療事務作業補助者(医療クラーク)に関するアンケート
【調査対象】広島県内の病院244施設 (回収数155、回収率63.5%)
【実施期間】平成29年6月19日~9月25日

病院内の医療クラークの人数は1~9人が段トツに多い

では「医療クラークを設置している」と答えた病院は、いったい何人ぐらい医療クラークを雇っているのかというと、医療クラークの総数1~9人が段トツに多くなっています。

医療事務作業補助者(医療クラーク)に関するアンケート2
出典元:平成 30 年 2 月 広島県医師会勤務医部会「医療事務作業補助者(医療クラーク)に関するアンケート

一方、医療クラークを50人以上設置している病院も2件あり、病院における医療クラークの必要性を認識させられます。

これはあくまで広島県内の例なので、東京都などの都市部は医療クラークを設置している病院数や医療クラークの人数も、これよりかなり多いでしょう。

医療事務と医療クラークは違う

医療クラークとよく似た仕事に「医療事務」がありますが、医療クラークが医師や看護部長といった「人」をサポートする仕事なのに対して、医療事務は主に病院の「会計窓口」として、診察代の受け取りやレセプトの作成といった業務を行います。

同じ事務的な仕事でも、医療事務の方がより一般事務的な業務が多く、医療クラークのように英語力を求められることもありません。

「病院で事務的な仕事がしたい」と思う人は、その点の違いを理解した上で、どちらにするかを選択した方がいいでしょう。

医療クラークの一日のスケジュール

医療クラークの一日のスケジュールは、勤務する病院によっても違いますが、たとえば病棟クラークの場合は一般的に次のようなスケジュールとなります。

8:10 出勤

制服に着替えて、勤務を開始します。

8:30 カンファレンス

朝のカンファレンスを行います。患者に関する情報を共有し、前日夜間帯に発生した業務や、患者の入退院の予定、検査の予定なども確認します。

8:45 退院患者の最終的な準備

ナースステーションで事務作業を行います。

まずは当日退院する患者さんの最終的な準備を行います。会計処理を行う前に請求漏れがないかどうか確認し、書類についても不備がないようチェックをした上で、退院する患者さんを見送ります。

このように事前に退院がわかっている人はいいのですが、中にはその日に突然退院や転院をする人もいて、その場合は退院手続きから始めなければならないため、迅速かつ的確にすべての準備を整えなければいけません。

病棟クラークの場合は、こうしたイレギュラーな事態にテキパキと対応できることも大切です。

9:30 入院患者への最終的な準備

当日入院する患者のために、入院に必要な書類を整え、ネームプレートを準備するなど、最終的な準備を行います。

10:00 その他の事務作業

その他にも、午前中に行う作業としてはカルテの整理、報告書の郵送、物品の手配、環境整備など、さまざまな事務作業があります。

ナースステーションでの電話対応や受付対応なども、医療クラークの仕事のひとつです。

12:00 昼食・休憩

職員食堂でランチを食べたり、お弁当を持ってきて休憩室で食べるなど、自由にお昼の時間を過ごします。

13:00 カンファレンス

昼食後、午後一番にカンファレンスを行い、情報を共有します。

13:30 午後の事務作業

午後は午前中にできなかった事務作業を引き続き行います。入退院が決まっている患者の書類の準備をしたり、患者の検査予定を確認したり、医師に頼まれて研究論文に使う資料を集めたりすることもあります。

17:00 退勤

一日の事務作業が終わり、退勤します。

医療クラークの年収水準

未経験から医療クラークになった場合

勤務する病院によって年収はさまざまですが、未経験から医療クラークになった場合、正職員の年収の相場は280万円~380万円ほどです。

看護師などの仕事をしていた人が医療クラークの年収を見ると、「え?」と驚くかもしれませんね。

たしかに資格が必要ない職種とはいえ、専門的な知識を必要とする仕事としては給与が安く、大病院でも380万円前後、中規模の病院では300万円台前半、小規模の病院では200万円台前半の年収といったところです。

経験を積むと年収はいくらぐらいになる?

医療クラークとして経験を積むと、多少の昇給はありますが、大きな年収アップは期待できません。

また、医療クラークの求人は派遣や契約社員、パート募集も多く、その場合は時給制(1,000円~1,800円ほど)で昇給はないと思った方がいいでしょう。

その病院が収益性の高い医療を行っているかどうかによっても、収入が変わってきます。

たとえば多数の医師を擁してインプラント治療を行っている歯科クリニックでは、月30万円近い給与が出る場合もありますし、ギリギリの収益で成り立っている小規模病院などは月15万円のところもあります。

医療クラークのここが知りたい!

夜勤はあるの?

医療クラークは夜勤のない職場がほとんどですが、救急外来や産婦人科などは24時間体制なので夜勤もあります。

「夜勤はやりたくない」という人は、あらかじめ診療科を絞って応募する必要があるでしょう。

土日には休める?

病院によっては土日に休めるケースもありますが、日曜が固定の休みで、それ以外はシフト次第という病院も数多くあります。

残業はどのぐらい?

残業のない医療クラークの職場も多いのですが、病院の体制や診療科の違いなどによっては、残業が常態化している職場もあります。

たとえば中規模クラスの病院に、医療クラークが一人だけ配属されていているような場合、あれもこれもと仕事を頼まれて医療クラークがパンパンになってしまっているケースもあります。

「家庭があるので残業をしたくない」という人は、病院が働き方改革に熱心で、適材適所に無理なく医療クラークが配属されているような職場を選ぶことが大切です。

正職員ではなく、派遣社員や契約社員、パート勤務など非正規雇用の場合は、残業をせずに済むケースも多いでしょう。

また、患者数が多く入退院の多い病院で、医療クラークの人数が少ない場合などは、必然的に残業が発生する可能性が高くなります。

転勤や出張はある?

基本的に医療クラークに転勤や出張はありません。系列病院に転勤になるケースがないとは言えませんが、確率としては低めです。

有給休暇は取れる?

医療クラークは部署内に1名しか配置されていないケースが多いので、看護師のように同じ仕事をする仲間にお願いして有給を取るということができないため、有給がスムーズに取れるかどうかは職場によって違います。

普段から医師や看護師などとうまくコミュニケーションをとっていれば、「〇月〇日は子どもの行事で、どうしても休まなければならないので、入退院の患者さんの対応をお願いしてもいいでしょうか?」といったときに、こころよく引き受けてもらえる場合もあるでしょう。

また、病院自体が働き方改革に熱心かどうかということも、大きく影響してきます。病院側が「積極的に有給を取得しましょう」というスタンスの場合は、当然有給も取りやすく、周囲の目も好意的です。

子育てをしながら働ける?

病棟クラークの仕事は、子育てをしながら無理なく働ける代表的な職種のひとつです。

病院によっては土曜出勤になるケースもありますが、大学病院などの大病院の多くは院内に託児所をもっていて、土曜も預かってもらえます。

院内の託児所に子どもを預けていると、子どもに何かあったときにはすぐに対応できるので、何かと安心でしょう。

引越しをしても仕事はできる?

できます!医療クラークの魅力的な点は、職場が「病院」なので日本全国どこに行っても転職先があり、求人さえあればいつでも働くことができる点です。

通常の一般事務と違って専門性が高いので、いったん経験者になると転職もしやすくなるでしょう。

医療クラークへの転職に成功した事例

結婚を機に、「残業や夜勤の多い生活を何とかしたい」と考える

Aさんは総合病院の整形外科の看護師として、5年ほど働いていました。

志の高いドクターと優しい看護師仲間に恵まれて、忙しいながらも充実した日々を送っていましたが、交際していた彼との結婚が決まりかかり、

整形外科の看護師A
整形外科の看護師A

「残業や夜勤の多い生活を何とかしたい」

と考えるようになりました。

「医療クラークになってほしい」と、ドクターに頼まれる

日頃から尊敬している整形外科部長のドクターにそのことを相談したところ、

整形外科部長のドクター
整形外科部長のドクター

「そういえばAさんは、アメリカに住んでいたことがあるんだよね。英語は得意だって言っていたけど、それなら整形外科のクラークになってくれないかな?」

と言われたのです。

ドクターは日頃からAさんのテキパキとした働きぶりを見ていて、コミュニケーション能力の高さだけでなく、事務的な処理能力の速さも高く評価していました。

整形外科部長のドクター
整形外科部長のドクター

「もし結婚などで退職を考えるときがきたら、整形外科のクラークとして活躍してくれたら嬉しい」

と、実は前々から考えていたのです。

外部から医療クラークを雇うことも考えましたが、ドクターは整形外科の分野で独自の研究を重ねていて、勉強会などを通じて研究の内容をよく知っているAさんにクラークになってもらえたら、これ以上の適任はいないと考えていました。

得意な英語を活かして、ドクターの研究をサポートしたい!

突然のドクターからの誘いに、さすがに戸惑ったAさんでしたが、

整形外科の看護師A
整形外科の看護師A

「そういえば病棟クラークのBさんは、毎日定時に帰っていて、子育てをしながら無理なく働いている。医療クラークは、結婚後の仕事としては最適なのかもしれない」

と思い始めました。

また、Aさんが相談した整形外科部長はその分野ではかなり知られた人で、その研究に微力ながら自分も協力したいという思いがあったことが、Aさんの気持ちを後押ししたのです。

整形外科の看護師A
整形外科の看護師A

「ドクターは海外に向けて論文を発表したり、学会では英語で話したりする機会もあるから、私の英語力が少しはお役に立てるかもしれない」

と、Aさんは思いました。

医療クラークのリーダーに一から仕事の方法を教わる

それからAさんは、医療クラークへのキャリアチェンジに向けて、着々と歩み始めました。

配置転換についてはドクターの方から看護部長に話をしてもらえたので、何の問題もなくスムーズに進み、Aさんに替わる新しい看護師も採用されました。

2ヶ月の引継ぎ期間を経て、Aさんは医療クラークのポストに就任。Aさんの病院には現在30人以上の医療クラークがいて、医療クラーク室もあり、研修体制も整っています。

これまで整形外科の医療クラークはいなかったので、Aさんがトップバッターということで、クラークのリーダーに一から仕事の方法を教わりました。

同じ病院でドクターや看護師をサポートできることがやりがいに

患者のカルテ管理や入退院の手配など、医療クラークがいなかった整形外科では看護師が普通にやってきたことなので、Aさんはすぐに仕事になじむことができました。

そしてAさんが医療クラークになったことで、ドクターの研究サポートもできるようになり、ドクターからとても喜ばれたのです。

Aさんはドクターから

ドクター
ドクター

「新しい手術法に関する海外の研究論文を集めてほしい」

といった依頼を受けると、英語力を活かして海外の医療機関に連絡を入れたり、ネット上の情報を集めるなど、さまざまな方法で情報を入手しました。

また、今まで看護師がやっていた点滴や投薬などの管理も、Aさんが一手に引き受けることになり、看護師さんたちの負担も減りました。

看護師仲間から「助かるわ!」も喜ばれることは、Aさんの大きなやりがいとなっています。

元整形外科の看護師A
元整形外科の看護師A

「医療に興味があって看護師になり、結果的に看護師ではなくなったけれど、同じ医療機関でこうして尊敬するドクターや親しい仲間たちと一緒に仕事ができる。医療クラークになることができて、本当に良かった」

と思うAさんでした。

医療クラークへの転職に成功するためのポイント

病院の情報をできるだけ細かく調べる

医療クラークの仕事といっても、「本当に転職してよかった」と思えるような職場もあれば、「不満だらけでもう辞めたい!」と思うような職場もあります。

間違って後者のような職場に入ってしまわないよう、病院の情報をできるだけ細かく調べることが大切です。

たとえば「職場の雰囲気はどうなのか?」「残業は本当にないのか?」「昇給はどの程度あるのか?」など、事前に確かめておきたい情報はたくさんあります。

自分自身でネット上の口コミサイトなどをチェックするのも良いのですが、本当に生の情報を聞きたいと思うなら、看護師専門の転職エージェントに登録することをおすすめします。

「看護のお仕事」や「マイナビ看護師」「ナース人材バンク」といった転職エージェントは、病院の内部情報をいろいろと持っていて、専属のキャリアカウンセラーが教えてくれるのです。

たとえば「この病院への転職を考えているのですが、医療クラークの産休・育休の取得実績はどのぐらいあるでしょうか?」といった質問をすると、「医療クラーク35人中、15人が産休・育休を取得し、現在も勤めていますよ」といった情報を入手できることもあります。

職場の雰囲気はどうか、医師や看護部長は優しい人かといった情報も、キャリアカウンセラーからできるだけ入手して、後悔のない転職を実現しましょう!

応募書類を魅力的なものに仕上げる

医療クラークは女性に人気の職種なので、応募書類をいい加減に書いて提出してしまうと、書類選考でハネられてしまう可能性があります。

そのため、応募書類の作成には力を入れ、しっかりと魅力的なものに仕上げることが大切です。

インターネット上に「応募書類の書き方」的な記事も多数ありますし、本もいろいろと出版されているので、まずはそういった情報をもとに応募書類を作成しましょう。

志望動機や自己PRといったあたりが非常に重要になってきますが、いい志望動機や自己PRを書くためには、自己分析を綿密に行う必要があります。

自分がいままでどんな仕事をしてきて、どんな能力があり、これからどうしていきたいのかという仕事人生のストーリーを明確にすることで、他の誰のものでもない「自分の志望動機や自己PR」が書けるのです。

間違ってもネット上の事例を真似て書いたりするのは、止めておきましょう。不思議なもので、人の書いた文章を真似するとスルーされてしまいますが、自分の言葉で一生賢明書いた文章は、なぜか読む人の心に響きます。

最近は人事担当者もネット上の事例をよく見ていて、似たような文章が書いてあるとNGになってしまうこともあるので、くれぐれも注意しましょう。

そして、自分なりに履歴書・職務経歴書を納得できるものに書き上げたら、転職エージェントのキャリカウンセラーに添削してもらうと、さらにブラッシュアップできます。

面接対策をしっかりと行う

書類選考が無事通った後は、いよいよ面接です!面接というのは人生にそう何度もあることではないので、キャリアカウンセラーの模擬面接を受けて少しでも慣れておき、自宅でも何度も練習することをおすすめします。

医療関係の知り合いがいたら、声をかけておく

医療機関に勤めている知り合いがいたら、「医療クラークの欠員が出そうになったら教えてね!」というように、前もって頼んでおくのもひとつの方法です。

医療クラークの職種は患者さんの情報なども扱うため、病院側としても「信頼できる人を雇いたい」という気持ちをもっているので、知り合いの紹介で採用が決まる場合もあります。

知り合いの紹介なら倍率も高くなく、スムーズに転職できるので、種まきのつもりで声をかけておくとよいかもしれません。

まとめ

医療クラークへの転職についてご紹介しましたが、いかがでしたか?医療クラークは女性が無理なく長く働ける職種として人気がありますが、まだまだ就労場所は少なく、転職は簡単ではありません。

ただし、職場さえ見つけられれば家庭と仕事の両立もでき、専門的な知識も深められて、病院内でなくてはならない存在として活躍できるでしょう。

転職エージェントなどを有効に活用しながら、応募書類対策・面接対策を万全にして、転職活動をすることをおすすめします。

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