職種別 OCCUPATION

転職するなら「経理職」が穴場!転職市場はいま経理不足で、簿記3級の資格が役立つ可能性あり

更新日:2018.11.9
公開日:2018.10.15

「転職をしたいけれど、特に資格や経験があるわけではないし、事務系の求人もほとんどないから転職先が見つからない」と悩んでいる人は、簿記3級の資格を取って経理職への転職を考えてみては?実は経理職はいま人手不足で、経理関係は売り手市場になっているのです。

「え!ウソでしょう?」と思うかもしれませんが、意外なことにこれは本当の話です。今回はそんな経理職の転職事情について、お話ししたいと思います。

事務系への転職は難しい、でも経理職だけは例外!

事務・アシスタント系の転職求人倍率は断トツの最下位

いま転職市場では、「事務系への転職は難しい」というのが常識になっています。転職求人サイトのdodaが発表した2018年8月の 「転職求人レポート」によると、事務・アシスタント系職種の転職求人倍率は0.23倍と、11職種の中で断トツの最下位でした。

転職求人倍率(採用予定の求人数÷転職希望者数)が1倍を超えないと、仕事は見つけにくいのが現実です。それにもかかわらず0.23倍というのは、あまりにも低い数字といえるでしょう。ちなみにこのとき、有効求人倍率の全体平均は2.47倍。事務・アシスタント系の次に倍率が低いのは販売・サービス系で、1.22倍でした。つまり、事務系の職種以外はすべて転職求人場率が1倍を超えているということになります。

経理職を含む企画・管理系職種には、1.83倍の求人がある

これだけ事務系の職種の求人が少ないこともあって、多くの人が「事務の仕事にはもう転職できない」と思い込んでいるのですが、実は経理職だけは例外のようです。

この調査では、経理職は事務・アシスタント系ではなく企画・管理系に分類されており、転職求人倍率は1.83倍。1人のDODA登録者に対して2倍近い求人があることになり、経理職は事務系職種を希望する人の穴場的存在と言えそうです。

なぜ事務系の職種なのに経理不足が起こっているのか?

実はいま、企業の経理の現場では、経理不足の状態が起きています。「経理職は事務系の職種なのに、なぜ経理不足に?」と、不思議に思う人も多いのではないでしょうか?

高齢化によって年金生活者が増え、労働人口は減少の一途をたどっていますが、企業の数もそれに応じて減っているかというとそういうわけではありません。ベンチャー企業も増えており、企業自体の数は減っていないのに、働く人が減っているという現象が起こっています。

事務の仕事自体はIT化によって縮小されつつありますが、経理のポストは企業の数だけ残されており、結果的に経理不足の現象が起こっているのです。

経理不足の原因のひとつに、仕事の地味さもある?

経理不足であることに気付いている人が少ないとはいえ、転職者が経理職に魅力を感じていたとしたら、もっと人材は足りていた筈です。若い転職者の中には、経理職に対して「面白みがない」「努力をしてもあまり昇給しない」というイメージを抱いている人も少なくありません。

確かに、経理の仕事は日々単調で、営業やクリエイティブな仕事に携わる人からすると、面白味のない仕事に見えるかもしれません。経理不足が起こっている原因には、こうした経理職の地味なイメージも、かなり影響していると言えるでしょう。

しかし、実際に未経験から経理職に転職した人の中には、「経理職に転職して本当に良かった」と実感している人も少なくありません。それはなぜかというと、経理職には次のようなメリットがあるからです。

経理不足とはいえ、経理の仕事にはこんなメリットもある!

経理の仕事に転職すると、同じ会社で定年まで働き続けられる

経理の仕事に転職すると、同じ会社で定年までずっと働き続けられるというメリットもあります。たとえばIT関連のエンジニアなどは、若い頃はバリバリと働けても、40代50代になってくると新しい技術を吸収しづらくなり、管理職以外は会社にいられなくなるケースもあります。

その点、経理の仕事は職種の性質上、同じ人にずっと働いてもらった方が会社としても安心という点があります。大きなミスさえしなければ定年まで無事に勤め続けられる人も多く、非常に安定した職種であるといえます。

経理の仕事に転職すると、安定した給料が約束される

経理の仕事は、他の職種のように浮き沈みが激しくないという特徴があります。営業職などは成績を出さなければ会社にいづらくなりますが、経理の仕事は日々の仕事が単調である分、それをこなしていれば安定した給与をもらい続けることができるというメリットがあります。

給与が安いというイメージのある経理職ですが、管理職レベルになれば年収600万円以上になる人もいるので、けっして薄給の職種ではありません。若いうちは「IT関連の仕事に比べて低い」と思うかもしれませんが、定年まで安定して給与がもらえるので、住宅ローンなども安心して組むことができます。

経理の仕事に転職すると、定時で帰宅できる日が多くなる

経理の仕事の大きな魅力のひとつに、ワークライフバランスの良さがあります。決算月などのように、一年のうちで絶対に忙しい時期というのはありますが、それ以外は月末や月初めが忙しい程度で、それ以外は定時で帰れる会社もめずらしくありません。

企業で働いた経験のある人なら、定時で帰れる会社というのがいかに有難い存在であるかは、すでにおわかりでしょう。その夢のようなワークライフバランを実現できる職種のひとつが、経理職なのです。

残業が多い時期もあらかじめわかっているので、アフターの予定が立てやすいというメリットもあります。

経理・財務の仕事から、会社の幹部にキャリアアップする人もいる

経理の仕事は地味ながらも、企業にとって重要な職種のひとつであることは間違いありません。会社のお金を管理するという点では、経営の中心部分を担う仕事といってもいいでしょう。経理の事務的な仕事からスタートした人も、数年後には決算などを任される主計のポストに進み、その後管理職や会社の幹部に抜擢される人も少なくありません。

経理の仕事は、転職がしやすい

経理の仕事は専門職というより事務職に分類されることが多いのですが、経理のキャリアを積んで決算や予算管理の仕事を任されるようになると、事務職というよりはスペシャリストの域に入ってきます。そしてこれまで培ってきたキャリアも、多くの企業で通用する“鬼に金棒”のキャリアとして、高く評価されます。

さらに経理不足という現実もあるので、いま経理職は非常に転職がしやすい状態なのです。たとえ勤めている会社が倒産しても、別の企業に転職して十分にやっていくことができるでしょう。

「経理が転職しやすいといっても、未経験では無理でしょう?」と思うかもしれませんが、これもまた経理不足の影響で、未経験者にもチャンスが与えられています。そのために絶対に持っておきたい資格が、「簿記3級」です!

経理不足なので簿記3級を持っていれば採用される可能性がある

未経験から経理の仕事に転職するとなると、最初は売掛管理などの簡単な仕事から入ることになるかと思います。経理の仕事の中でも、決算や予算管理といった専門的なスキルを要する仕事は当然経験者募集になりますが、事務的な経理の仕事であれば、簿記3級の資格程度で問題ないでしょう。

全体的に経理の人員が不足しているので、特に中小企業などは経験者を採用することが難しく、「未経験の人を経理職に採用して、事務的な仕事から少しずつ難しい仕事を覚えていってもらうおう」と考える企業も少なくありません。

かといって、人手不足なら簿記3級の資格がなくても採用してもらえるかというと、それはちょっと難しい可能性が高いでしょう。簿記3級の試験自体はさほど難しくないのですが、それでも簿記3級を取っておくことで、企業側もその人を経理職として採用する理由ができるのです。

簿記3級の“無料講座”も受講できる

簿記3級の資格は、わざわざお金を出してスクールに通わなくても、転職活動をしながら独学で十分取得することができます。インターネット上に簿記3級の無料講座もあるので、賢く利用して簿記3級取得を目指しましょう!

弥生カレッジcmc 「日商簿記3級無料講座」

会計ソフトの販売で有名な弥生会計が開設している、日商簿記3級対策フリーテキスト講座。手持ちのテキストを使って学習でき、「当座預金」「有価証券」「いきなり過去問にチャレンジ」といったように、項目ごとに動画が分かれていて、転職活動をしながら気軽に学習ができます。

簿記3級を最短で取得するなら、1冊のテキストをまずは読み終え、その後で過去問を解きがらおさらいするのがベストの方法です。弥生カレッジcmcの「日商簿記3級無料講座」には、お勧めのテキスト情報も記載されています。良いテキストを選んで、その1冊をしっかりと学びながら、わからないところだけ弥生カレッジの動画を見ると、サクサクと進められそうです。

簿記検定ナビ 「日商照簿記検定3級・仕訳問題対策」

簿記検定ナビは、TACのオンライン教材販売サイト「CyberBookStore」から教材を購入し、それを使って学習します。過去問の解答解説があるので、過去問題集は別途買わなくても済みます。サイトには最新の簿記情報が載っていて、経理の転職に役立つ情報もあり、お知らせやブログを読むだけでも役に立つでしょう。

サイトの管理人さんは、日商簿記検定1級をはじめ、さまざまな資格の保持者。「簿記の効率のいい勉強方法や対策を、多くの人に伝えたい」という思いで、サイトを運営しているようです。「ここまでいろいろ教えてくれるのだから、テキストぐらい買ってあげたい」と思わせるような、良心的な簿記検定サイトです。

Study Pro 「簿記3級独学・無料学習サイト」

Study Proの「簿記3級独学・無料学習サイト」は、テキストと問題・予想模試の付いた、無料の簿記3級学習サイト。学習の見積もり時間は40~60時間と、他の通信教材や通学教室・オンラインスクールに比べて短く、短期間で効率的に学習できます。

独自のテキストがあり、ペンギンの可愛いキャラクターがわかりやすく解説をしてくれるので、楽しく学習できるのがメリットです。学習の理解度を3段階に分けられる付箋機能も付いています。

2019年の試験から、簿記3級の試験範囲が大幅に変わる!

これから転職のために簿記3級を受験する人にとって、聞き捨てならない情報があります。それは、2019年度の試験(第152回試験)から、日商簿記3級の試験範囲(出題区分)が大幅に変更になるという情報です!

今までは出題される問題の前提が“個人商店”でしたが、2019年度からは“小規模な株式会社”に変わり、それに合わせて出題される内容も変わります。たとえば「法人税等の処理」や「純資産の増減」といった、個人商店では扱われなかった設問も、今後は登場することになります。

また、今まで簿記2級の出題範囲だった「クレジット取引」「電子記録債権・債務」が簿記3級の出題範囲になり、逆に今まであった「売上値引・仕入値引」「商品券」が出題範囲から消えます。

全体としては“難しくなった感”のある試験範囲の変更ですが、今の時代に合った設問が出るという点では、より転職後の業務に役立つ学習ができるでしょう。

簿記3級を取って未経験から経理職に転職するなら転職エージェントを利用するのがベスト

転職エージェントが扱っている求人の多くは“非公開”

簿記3級の資格を取って、未経験から経理職を目指すなら、ハローワークなどで探すだけでなく「転職エージェント」を利用するのがベストの方法です。

転職エージェントはインターネットでは見られない“非公開求人”を多数かかえていて、登録することによってそれらの求人情報を知ることができます。たとえば転職業界最大手のリクルートエージェントは、扱っている求人の80%が非公開です。

キャリアコンサルタントから転職のためのアドバイスがもらえる

また、転職エージェントに登録すると、経理関係の業界に詳しいキャリアコンサルタントから、転職に必要なアドバイスをもらうこともできます。履歴書・職務経歴書の添削から、模擬面接までお願いでき、しかも転職エージェントの利用は無料なので、利用しないのはもったいないというもの。

「経理の仕事は接客じゃないから、面接はあまり練習しなくても良いだろう」と思っている人もいますが、そんなことはありません。経理の仕事はお金を扱う仕事なので、人間的に信頼できるかという点に関しては、採用する企業側もかなりナイーブになっています。

長く勤めてほしいという気持ちも強いので、人間性を観察するという点においては、他のどんな職種よりも厳しくチェックされるでしょう。そういう点でも、面接の直前にキャリアコンサルタントの模擬面接を受けておくと、自信をもって面接に臨むことができます。

2~3社程度の転職エージェントに登録し、比較検討しながら転職活動を

転職エージェントに登録する場合は、1社だけに絞らず、「リクルートエージェント」や「マイナビ」「DODA」のような大手転職エージェントから1社、経理関係の求人が多い転職エージェントから1社、その他興味のある転職エージェントがあれば1社というように、2~3社程度の転職エージェントに登録して転職活動を行うのがベストです。

経理関係の仕事は多数あるので、焦らずにさまざまな企業をチェックし、将来性・仕事内容・キャリアパス・給与面・通勤面・福利厚生面などをじっくりと比較検討することをお勧めします。

圧倒的な求人数を誇る転職エージェントの老舗「リクルートエージェント」

リクルートエージェント

経理の転職先を探す際、できるだけ多くの求人情報を集め、その中から自分に一番合った転職先を見つけて採用試験を受けるのが理想的な方法です。その点、「リクルートエージェント」は1960年の創業から60年近い歴史があるので、企業との強いコネクションもあり、保有している求人数も群を抜いています。

まずはリクルートエージェントに登録し、その上で他に2社程度の転職エージェントに登録するのも、お勧めの方法です。

キャリアコンサルタントの手厚いフォローで定評がある「doda」

doda

転職エージェントとやり取りを行う際、キャリアコンサルタントとの関係というのが、意外に重要なポイントとなってきます。「キャリアコンサルタントと相性が合わない」という理由で、良い企業の紹介がもらえなくなってしまうケースも、実は少なくないのです。

その点、キャリアコンサルタントの悪い評判をほとんど聞かないのが、「doda」です。dodaには転職希望者に丁寧に対応してくれるキャリアコンサルタントが多く、転職に対する悩みなども熱心に聞いてもらえます。

「未経験から経理職に転職すると、その後にどんなキャリアパスが考えられるのか?」といった疑問も、dodaのキャリアコンサルタントなら気軽に相談することができるでしょう。

20代で未経験から経理への転職を考えるなら「JAIC」

jaic

20代で未経験から経理への転職を考える人は、20代の就職・転職に強い「JAIC(ジェイック)」に登録するのもお勧めです。JAICは大手~中堅中小企業の社員研修を提供している会社で、そのノウハウを活かして就職・転職支援を行っています。

20代のための就職講座や、企業の幹部層との面接会、入社後の支援も行っているので、登録しておくといろいろな面で役立つ転職エージェントです。

JAICの他に「ハタラクティブ」や「マイナビジョブ20’s」「りくらく」「就職shop」「第二新卒エージェントneo」なども、20代の転職に強いエージェントです。これらの転職エージェントは、企業に数年間勤めていた転職希望者だけでなく、第二新卒や中退者・フリーターの転職希望者も歓迎しているので、「登録を断られたらどうしよう?」と心配する人も、気軽に登録すると良いでしょう。

“転職するなら経理職が穴場”に関するまとめ

「20代のうちに転職をしたいけれど、未経験で転職できる企業がなかなか見つからない」と悩んでいる人にとって、定年まで安心して勤められる経理職は、かなり有力な候補として挙げられるのではないでしょうか。

ただし、ここで気になるのは、AIに取って代わられる職業のひとつに「経理職」が挙げられている点です。たしかに売掛金の計算やデータ入力といった事務的な作業、つまり未経験の人が最初に取りかかる経理事務の仕事は、ほぼ間違いなくAIに取って代わられるでしょう。

しかし、企業の経営に直結する予算管理や経理システム自体の管理などは、将来的にも残る可能性が高いといえます。これから経理職を目指す人は、将来的に自分がAIを使いこなす立場になるのだということを意識して、転職活動を行う必要があるでしょう。

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