職種別 OCCUPATION

美容師の転職を成功させるためのポイントと、お勧めの転職サイト

更新日:2018.11.9
公開日:2018.5.18

カットやパーマ、カラーなどによって自由自在にヘアスタイルを創作できる美容師は、とてもクリエイティブで刺激的な仕事です。美容師は数ある職業の中でも人気の高い職種のひとつで、13歳のハローワーク公式サイトによると、人気職業ランキング(2018年4月1日~4月30日)の18位に美容師がランクインしています。

また、公益財団法人理容師美容師試験研修センターによると、美容師を希望する新卒者は年々増えていて、美容室の数も毎年3,000件以上増えているとのこと。そういう意味では、技術さえ持っていればどこでも働くことができる職種といえるでしょう。

ところが、そんな美容師にあこがれてサロンに就職しても、実は短期間で離職を考える人が少なくありません。それはなぜでしょうか?そして、今度こそ美容師として心から満足できる転職先を見つけるためには、どんな点に気を付けて転職活動を行ったら良いのでしょうか?美容師の転職にお勧めの転職サイトについても、ご紹介したいと思います。

美容師になった人が、短期間で離職を考える理由とは?

美容師として働いている人は、全国に49万人ほどいると言われています。ところが、美容師の資格を持っている人は1,200万人ほどと、実に20倍以上もいるのです。もちろん、その中には子育て中で仕事を中断している人もいるでしょうし、親の介護や自分自身の体調が理由で働いていない人もいるかもしれません。

しかし、それにしても美容師として働いている人が有資格者の20分の1以下というのは、少なすぎます。それはなぜなのでしょうか?

実は、美容師は女性にとってあこがれの職業でありながら、その実態は非常にハードで、重労働にもかかわらず給料が安いという大きなデメリットがあるのです。中には社会保険が完備されていなかったり、閉店後に夜遅くまで練習させられたり、週休二日制が整っていないブラック美容院もザラにあります。

そんな条件の悪すぎる美容院で働いていれば、「もうこんな仕事、やってられない!」と逃げ出してしまう人がいるのも、無理はないでしょう。

美容師が転職するときに、今度こそ失敗しない方法はある?

でも、いま劣悪な就労環境で悩んでいる人も、今度こそ心から満足できる美容サロンに転職することで、美容師としての明るい未来を描くことは可能です。せっかく取った国家資格ですし、ヘアスタイルを創造する楽しさは、他の職種には無いものもあるでしょう。このまま他の職種に変わってしまうのではなく、転職によって環境を整えることを考えるのも、ひとつの選択肢です。

星の数ほどある美容サロンの中には、必ず自分が納得して長く続けられる美容サロンが、絶対にあります!そんな美容院に出会えていないのは、探し方を間違えているから。そう!そんな美容サロンと出会うことができるかどうか、そして無事に転職できるかどうかは、あなた自身の機転と努力にかかっているのです。

【美容師の転職成功法1】勤務条件をしっかりと確認する

美容師が転職を成功させるために、「これだけは絶対にやっておかなければ!」と声を大にして伝えたいのが、“勤務条件のチェック”です。具体的には、次のような条件があります。

勤務時間は何時から何時までか?

通常の勤務時間を把握することも大切ですが、美容師は決められた勤務時間以外に、技術を磨くための練習時間があります。美容院によっては、営業時間後に毎日夜遅くまで練習をするケースもあるので、「毎日実質何時間ぐらい美容院にいるのか?」を確認する必要があります。

休日はいつか?

理想的なのは完全週休2日制です。一般企業のように土日休みは望めませんが、毎週2日しっかり休めるかどうかを確認することは、体調管理のためにもプライベートを確保するためにも重要です。

年間休日は何日か?

夏季休暇やお正月休みなどを含め、年間何日休日があるかを確認しておきましょう。

休日出勤があるか?

定休日でも講習や撮影などが入ることがありますが、その分代休を取れる美容院もあれば、取れない美容院もあります。代休を取れないのであれば、その分の日当が支払われるのかどうかも、要チェックです。

給与はいくらか?

厚生労働省の平成28年賃金構造基本統計調査によると、美容師および理容師の平均年収は約287万円(30.6歳)です。美容院によっては基本給以外に賞与が出たり、技術売上や商品売上などに応じて歩合給が出る場合もありまが、平均年収にはそれも含まれています。

自分の年齢とキャリアを考えて、転職を考える美容院の給与が妥当かどうかを、シビアにチェックすることが大切です。

社会保険は完備されているか?

社会保険(健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険)が完備された美容院に、美容師として転職するのがベストです。転職先に社会保険が完備されていない場合は、自分で国民健康保険や国民年金保険に加入しなければなりません。「自分は健康だから、健康保険は必要ない」と思っても、健康保険と年金の加入は国民の義務なので、そういうわけにはいかないのです。

国民健康保険は厚生年金保険と違って年金受給者や無職の人の加入割合が高く、支払額を見るとあまりの高さにビックリするかもしれません。国民年金も、毎月16,340円(平成30年度)の支払いが必要です。

社会保険が完備されている場合、経営側は社員が払うべき健康保険料や厚生年金保険料の半分を負担することになります。この違いは非常に大きく、月々の社会保険料負担が少なくなるだけでなく、将来自分が受け取れる年金額にも影響してきます。「社会保険の負担を押してでも、いい社員を迎えたい」という、経営者の思いも伝わってきますね。

子供を育てながら働けるか?

子育て中の人は、保育園のお迎えに間に合わなくなることはないか、遠足や運動会のときに休めるかなど、子育てをしながら働ける環境かどうかを確認しておくことも重要です。ごく稀に、託児所が完備された美容室もあります。

ただし、質問をする際は空気を読むことも大切!

美容師としての転職を考える際に、見学時や面接時に勤務条件を確認することは極めて重要なことですが、「休日出勤はありますか?残業は多いですか?」と面接で立て続けに質問してしまうと、転職を希望する美容院の経営者に敬遠されてしまうこともあるので要注意です。

最初は質問をできる限り控えて、経営者の方から説明してくれるのを待ちつつ、最後まで説明が無かったときはさり気なく聞くなど、その場の空気を読んで悪印象を与えない配慮も大切です。

【美容師の転職成功法2】自分が描く美容師像に合った美容院を選ぶ

ひと言で美容師と言っても、時代の最先端を行くヘアスタイリストを目指す人もいれば、「技術を磨いて、行く行くは美容院を開きたい」と考える人もいます。「家庭優先なので、子どもができたら家の近所の美容院で、無理のない時間内で働きたい」と考える人もいるでしょう。

自分がどんな美容師像を描いているかによって、当然転職する美容院も違ってきます。そのため、「自分は美容師としてこんな風に歩んでいきたい」というキャリアプランを、転職する前に考えておく必要があります。

そして転職先を選ぶ際には、そのキャリアプランに合致した美容院を選ぶことが大切です。たとえば時代の先端を行くトップヘアメイクアーティストを目指すなら、青山や原宿などファッションの中心地にある美容院を選ぶ必要がありますし、いずれ地元で美容室を開きたいなら、子どもや主婦・年配のお客様などの多い美容院で修業を積むのもひとつの方法です。

【美容師の転職成功法3】転職先を選ぶときは、いくつかの美容院に見学に行く

美容院の転職先を選ぶときは、ひとつの美容院ではなく、いくつかの美容院に見学に行って比較検討するのがベストです。働きながら転職先を探す人は、「どうせ見学に行く時間が無いから」と、ホームページなどで転職先を絞ってしまう人もいますが、それはお勧めできません。

やはり実際に訪問してサロンの雰囲気や職場の人間関係、お店の混み具合、お客様の層、店主の考え方などを知ることで、初めて「自分はこの美容院に向いている」と実感することができるのです。

いくつかの美容院に見学に行くと、だんだん自分自身も目が肥えてきて、転職先の選択をミスする可能性が低くなることも大きなメリットです。

【美容師の転職成功法4】インターネットの転職サイトを活用する

美容師の転職先を見つける際に、「仲間に紹介されたから」「美容師募集の折り込み広告を見かけたから」といった狭い選択肢の中から決めてしまう人がいますが、それは正直言って危険です。

美容師の友人から「うちで働かない?」と言われたとしても、就労条件のいい美容院だから誘ってきたのではなく、人手が足りなくて困っていた場合も考えられます。折り込み広告で美容師募集を見かけることもよくありますが、紙の求人広告は情報量が圧倒的に少ないので、それだけで比較検討することは難しいでしょう。

美容師の転職を成功させたいなら、インターネットの転職サイトを上手に活用して、幅広い選択肢の中からベストの美容院をピックアップするのが理想的です。

「ホットペッパービューティー」や「リジョブ」などの転職サイトを使う

美容師の転職活動に役立つ転職サイトとしては、「ホットペッパービューティー」や「リジョブ」「美プロ」「美ジョブナビ」「@cosme career」「BEAUTY CAREER」などがあります。

たとえば「ホットペッパービューティー」では、エリアや店舗の規模などの条件を付けて検索をすると、それに該当する店舗がいくつか出てきます。スタッフ募集の内容には雇用形態や給与・勤務時間・休日・待遇などが詳しく書いてあるので、【美容師の転職成功法1】のチェック項目をしっかりと確認することができます。

また「リジョブ」では、たとえば「千葉県内で正社員を募集している美容院で、ボーナスがあって社会保険が完備されているところ」といった具体的な条件を付けて、求人募集を出している美容院を検索することができます。

最寄りのハローワークも、美容師の求人案件を持っている

美容院の求人募集は、最寄りの「ハローワーク」でも多数扱っています。ハローワークにはキャリアコンサルタントがいるので、将来のキャリアプランを含めて相談をすることができます。「ハローワークインターネットサービス」で求人検索もできますが、未公開求人もあるので、時間が許せば直接訪問した方が良いでしょう。

「ハローワークは失業給付を受給している離職者しか利用できないのでは?」と思っている人もいるのですが、そんなことはありません。在職中に仕事を探したい人も、ハローワークを普通に利用することができます。

【美容師の転職成功法5】技術力向上を目指す人は、教育システムも詳しくチェックを!

「転職をしたら、美容師としてもっと技術力を向上させたい」という意欲のある人は、転職を希望する美容院がどんな教育方法を行っているのかを、詳しくチェックする必要があります。間違って利益一辺倒の美容院に転職してしまうと、カットやパーマの件数ばかりを任されて、技術に磨きをかける余裕がまったくない場合もあるので、注意しましょう。

美容院の中には、独自の教育カリキュラムを積極的に実践しているケースもあります。たとえば入社1年目のアシスタントとスタイリストが師弟関係となって、3年間マンツーマン教育を行っていく美容院もあります。技術的な面だけでなく、仕事の悩みなども相談できるので、精神面でも強くサポートしてもらえます。

美容師として転職後は、どんなキャリアパスがある?

美容師として無事転職を果たした後、5年後・10年後には、いったいどんなキャリアパスが考えられるのでしょうか?トップスタイリストになることだけが、美容師の歩む道ではありません。では、どんな道が考えられるかというと…

美容院の経営者になる

美容師として転職した後のキャリアプランとして、一番安定感があり長く働くことができるのが、数年後に美容院を開設することです。美容院の経営といっても、都心に店を構えてバリバリと稼ぐ美容院もあれば、自宅兼店舗で細々と経営する店舗もあります。

同じ美容院の経営者でも、年収300万円程度のオーナーもいれば、年収2,000万円を超えるリッチなオーナーもいます。女性の場合は、自宅兼店舗で低リスクの経営をしながら、年齢に関係なく働き続ける人も少なくありません。

フリーランスの美容師になる

「美容師にフリーランスがあったの?」と思った人もいるかもしれませんが、実はフリーを選択する美容師さんは、意外と増えています。フリーの良さは、働けば働くほど収入になること。そして、自分の都合に合わせて働く日時を選べることです。美容院としても、社会保険などの負担を気にすることもなく、気軽に契約できるというメリットがあります。

ただし、フリーランスでやっていく限りは、自分にお客さんが付かなければ始まりません。腕の良さや接客の上手さは、正社員以上に求められるでしょう。逆に言えば、お客様を呼べる能力さえあれば、若手スタイリストでもフリーランスで稼ぐことができるということです。

アイリストになって、比較的自由な働き方を選ぶ

「美容師の仕事はキツいので、子どもが生まれたら無理」という女性の中には、まつげケアのプロフェッショナルとしてまつげエクステやまつげパーマなどを行う「アイリスト」になる人もいます。

アイリストは美容師の資格がないとなれないので、美容師にとっては資格を活かせる最適な仕事であり、また収入面で美容師より高めなのも魅力です。また、アイリストの仕事は美容院よりもプライベートの時間を作りやすく、自宅をサロンにして完全予約制にすれば、子育て中でも無理なく仕事を続けることができます。

アイリストになるためには、働いている美容院で先輩のアイリストに教えてもらう方法や、アイリストの技術を学ぶための講座に通う方法などがあります。アイラッシュサロンに転職すれば、研修で学ぶこともできます。

福祉美容師として、病気や障害をもつ人の自宅を訪問する

「福祉美容師」という職業があるのをご存知でしょうか?病気や障害をもつ方の自宅や病院・ホームなどを訪問し、そこでカットやパーマ、白髪染めなどを行う美容師のことです。介護を必要とする人が増えつつあるいま、福祉美容師はまさに時代が求めている仕事といえるでしょう。

福祉美容師になるには、美容師の免許があれば問題はありませんが、できればNPOや厚生労働省認定の協会が発行している「認定福祉美容介護師」の資格を取得しているとベターです。「自分は福祉美容師としてやっていきたい」という人は、まずは訪問型の美容室に転職し、スキルを積んでから資格を取得すると良いでしょう。

未経験から美容師への転職を目指す人は、どうすればいい?

今まで美容師経験者の転職についてお話ししてきましたが、美容師への転職を目指す人の中には、「これまで違う仕事をしてきたけれど、手に職を付けたいので美容院に転職して美容師として働きたい」という人もいるでしょう。

正直言って、いきなり資格もなく美容院に転職することは、不可能に近いのが現実です。受付スタッフに採用されることはあっても、それで美容師になれるわけではありません。美容師の資格が無ければ、お客様の髪に触れることもできないからです。かといって、美容師の専門学校は2年間で200万円ほどかかるので、出費が半端ではないという実情もあります。

もし今まで働いていた所で雇用保険に入っていて、雇用期間が3年(初めて教育訓練給付金を受給する場合は2年)以上あるなら、一定の要件を満たせば「専門実践教育訓練給付」制度を利用して、年間上限48万円(2年間で96万円)まで支給してもらうことができます。

美容学校で学んでいる間は大変ですが、美容師の資格は国家資格であり、資格さえあればどこに行っても働くことができます。立ち仕事で大変な面もありますが、続けようと思えば60歳でも70歳でも続けられる仕事なので、長い目で考えたときには「2年間は短い」という捉え方もあるでしょう。

美容師の転職に関するまとめ

美容師は「国家資格」という最強の武器をもつ、まさに“手に職”と呼ぶにふさわしい仕事です。AIが人間から職業を奪うとしても、美容師の仕事が無くなるのははるか先のことでしょう。美容師のロボットでも誕生しない限り、美容師が職を失うことはありません。

「美容師は3K(きつい、汚い、危険)の仕事」などと言われますが、先にご紹介したように自由な働き方を選ぶこともでき、何歳になっても続けることができる仕事でもあります。美容師から他の職種に転職しようとする人も多いのですが、まずは美容師としてのさまざまな働き方を知った上で、将来を見据えて総合的に判断することが大切でしょう。

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