職種別 OCCUPATION

経理財務関係の転職を成功させるためのポイントと、お勧めの転職エージェント

更新日:2018.11.9
公開日:2018.5.1

経理財務関係の仕事は、企業の管理部門に無くてはならない業務のひとつです。どんなジャンルの企業にも経理部門はあり、そういう意味では転職する際も広範囲から選べる職種ともいえます。

そんな経理財務部門の仕事ですが、転職を成功させるには、いったいどんな点にポイントをおいて転職活動を行ったら良いのでしょうか?また、どのような転職先を選べば、将来的なキャリアアップを図れるのでしょうか?お勧めの転職エージェントに関する情報も含めて、お話ししましょう。

そもそも、「経理」と「財務」は何が違う?

大きく分ければ、財務も経理部の業務の一部

ひと言で「経理財務関係」といっても、「経理」と「財務」とでは仕事の内容が違います。国の機関には「財務部」がありますが、一般企業には「経理部」はあっても「財務部」まで設けているケースは少なく、一部の大企業に限られています。

財務も大きく分ければ、経理部の業務の一部です。ただし、財務の仕事は企業の経営に大きく関わる重要な業務のため、大企業の一部ではあえて財務部を設けています。そもそも経理と財務の仕事は、どこがどのように違うのでしょうか?

企業のお金の流れを記入し、管理するのが経理の仕事

企業がお金を使ったり借りたりするお金の流れを帳簿に記入し、管理するのが、経理の仕事です。日々の取引などを帳簿に記入し、決算書などの各種資料を作成します。企業のお金に関することは、すべて経理部が把握し、管理することになります。

会社の資金が潤滑に動くよう計らうのが、財務の仕事

では、その中の仕事の一部である財務は何をするのかというと、会社の資金が不足することなく潤滑に動くように、予算管理や資金運用・銀行融資・株式発行などを行う仕事です。日々のお金の出し入れを管理し、資金が不足しそうになったときには、銀行からお金を借りるなどの業務を行います。

財務を家計に例えれば、「今年中に車を買いたいけれど、家計の中から出せるだろうか?」と思案したときに、「大丈夫そうだから今年買いましょう」と決断し、車の代金が引き落とせるように口座にお金を入れておくのが財務の仕事ということになるでしょう。

「経理の仕事は単調」とイメージする人も多いのですが、この財務の仕事まで進んでいくと、そんなイメージも払拭されます。むしろ経理は企業の経営そのものに関わる重要な仕事であり、財務を成功させることができる社員は、企業の取締役まで進むケースもあります。

自分自身のキャリアパスを描いた上で、転職先を決めることが大切

漠然と転職するのと、キャリアアップのために転職するのでは、大きな差が出る

経理・財務の仕事で転職を考える場合は、自分自身のキャリアパスを描いた上で、転職先を決めることが大切です。なぜなら、ただ漫然と企業の経理職に転職するのと、将来の目標を立ててキャリアアップするために転職するのとでは、同じ経理畑を歩んでいても大きな差が生まれるからです。

一見地味な経理の仕事ですが、実は下記のように、さまざまなキャリアパスの選択肢があります。

① 経理部の決算担当リーダーである「主計」のポストに就く

企業の経理職として一番現実的なキャリアアップの道筋といえるのが、経理部の「主計」ポストに就くことです。主計とは、日々の出金・入金に関する伝票の起票や出納管理、月次決算などを行う仕事です。他にも年間予算を立てたり、前年対比・競合比較・差異分析などの分析業務や、他の部署から経理相談を受ける場合もあります。

けっして高給が望めるポストとはいえませんが、経理部の一員として無理なく働きながら、経理ひと筋の道を究めることができます。ただし、何人かいる経理部員の中で、リーダーのポストに就ける人はごくわずか。経理部内の“狭き門”であるため、現にリーダーとして働く人のポストが空かない限り、自分がなることはできません。

経理の転職ポストとしては、主計の求人が最も多い

経理の仕事で転職活動を始めると、主計の求人募集がとても多いことに気付くかと思います。そのため、将来的に財務や税務・管理会計などの仕事を希望する人も、まずは主計になって決算などの業務を覚え、その後にステップアップするというのもひとつの方法です。

また、経理の経験が浅いか未経験の人は、主計を目標としながらも一般の経理職として転職する人もいるかもしれません。その場合は、転職を考える企業の経理部で、将来自分が主計になれる可能性があるかどうかを、見定めておいた方が良いでしょう。

②  企業の経営企画の一員となる

企業の売上の数字を管理するのも経理なら、今後にむけて予算管理を行うのも経理の仕事です。つまり、経理の仕事は常に企業経営の根幹部分を担っているため、将来的に経営企画の一員となり、行く行くは経営陣に名を連ねることも可能です。

システム開発の仕事に上流工程の仕事と下流工程の仕事がありますが、経理もまたしかりで、上流の仕事を経験することによって経営企画の一員へと進むことができます。具体的には事業計画を進める際の経営判断や、金融機関との調整などの業務があります。

経理職として転職をする際に、いきなりこうした仕事を任されることは稀ですが、「いずれ経営企画の方に進みたい」と考えるなら、経営側の人材になれるだけの幅広いキャリアを積む必要があります。

③ 大企業の経理部門に転職する

大企業への転職というと、新卒入社のイメージがあるかもしれませんが、専門的な職業の場合は中小企業から大企業への転職という形も十分にあり得ます。経理職もそのひとつで、しっかりと経理のスキルを磨いて大企業の経理職に転職することで、給与や福利厚生などの諸条件アップが期待できます。

大企業が中小企業の経理経験者を雇用する理由には、規模が小さいことで経理のさまざまな業務を把握しているという点があります。もちろんひとつのパートに高い専門性がある場合も、そういう人材を求めている企業に十分アピールできるでしょう。転職を考える企業が何を求めているかを、求人情報などから予測して応募することが大切です。

④ 会計のエキスパートになる

企業の経理部門で経験を積んだ人の中には、公認会計士や税理士の資格を取って独立する人もいます。働きながら資格を取るのは大変ですが、独立して軌道に乗れば、収入もかなりアップします。

自分の希望や特性に合ったキャリアパスを

この他にも、経理畑で働いていた人の中には、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーや、経理コンサルタントなどの道に進む人もいます。自分がどんな道を歩みたいのか、またどんな道に向いているのかをよく考えて、自分に一番合ったキャリアパスを見つけることが大切です。

そして、そのキャリアパスを描くためにはどんな転職先を選ぶべきかを考えて、転職活動を行いましょう。

大企業に転職するか、それとも中小企業が良いか?

大企業は収入面で安定しているが、仕事が細分化されている

経理の仕事で転職を考える際に、大企業がいいか中小企業がいいかというのは、非常に悩むところです。会社の規模的には、大企業であれば定年まで勤められる可能性が高く、収入面でも恵まれているので、腰を据えて仕事に集中することができるでしょう。

ただし、大企業は仕事が細分化されているため、ひとつのパーツを受け持つと、他の経理業務を覚えられない可能性もあります。そのため、大企業の経理職に転職する場合は、基本的に定年まで勤めることを念頭に置いた方が賢明です。

中小企業は経理の仕事を幅広く覚えられるが、安定性に乏しい

経理の仕事を幅広くマスターしたいのであれば、むしろ中小企業の経理担当となった方が、決算から財務まで幅広く経験することができます。その場合、行く行くは中小企業の経営陣になるか、経理のプロフェッショナルに徹するか、はたまた転職してより条件の良いポストに就くかという、さまざまなキャリアアップの道筋が考えられるでしょう。

ただし、中小企業はいつどうなるかわからない不安定さをかかえているため、中小企業の経理職に転職する場合は、いつ放り出されても他の場所でやっていけるだけのキャリアを積んでおく必要があります。

経理職のキャリアアップの事例
中小企業の経理スタッフからスタートし、10年後に大企業に転職

繊維関係の中小企業の経理職に就いてから10年後に外資系の大企業に転職し、数年後に経理部長までキャリアアップした事例をご紹介しましょう。

Aさんは現在48歳。ずっと経理畑を歩み続け、10年前にいまの会社に転職をし、今年になって経理部長に抜擢されました。

Aさんが大学を卒業後、最初に就職をしたのは、中小企業の経理職でした。仕事は経理の基礎業務である仕分けからスタートしましたが、入社3年目からは月次決算や年次決算も任され、その3年後には財務諸表や税務申告まで任されて、経理の管理部門の実質的な責任者となっていました。

小さな会社だったので、経理課の先輩が辞めるたびに、Aさんは重要な仕事を任されることになりました。しかし、Aさんの入社後から少しずつ会社の経営が傾き始め、Aさんは次第に不安を感じるようになりました。

「今自分は33歳なので、転職をするなら今がチャンスかもしれない」と考えたAさんは、3社の転職エージェントに登録。そのひとつである外資系に強いエージェントから、「経理業務の全体に精通した35歳までの人材を求めている外資系企業がある」と紹介され、面接に臨んだところ、見事採用となりました。

転職後、Aさんは経理部の財務課長に就任し、その10年後には経理部長に昇格しました。「中小企業でさまざまな経験を積ませてもらったことで、大企業へのステップアップができた。新卒で入社した頃は負け組の感覚があったが、結果的に同級生の中でトップの収入を得ることができ、自分の転職は成功だった」とつくづく思うAさんでした。

経理・財務の仕事に転職するには、何よりも経験が重視される

自身の経験と能力を、応募時の書類や面接でしっかりとアピール!

経理・財務の職種に転職する場合は、何よりも経験が重視されます。そのため、経理・財務の経験を持つ人が同じ職種に転職する場合は、前職での自身の経験と能力を、応募時の書類や面接でしっかりとアピールする必要があります。

まずは自分のこれまでのキャリアを自己分析すること

自分のキャリアをアピールするために、特に重要なのが自己分析です。これまでのキャリアを冷静に分析し、転職活動で最大限にアピールすることが大切です。

自分の能力を最大限に伝える自己PR文を作成する

これまでのキャリアを自己分析することができたら、今度はそれを「自己PR」でしっかりとアピールします。自己PR文の書き方のコツを参考に、自分の能力を最大限に伝えられる自己PRを作成しましょう。

自分が企業に貢献できることを、面接で具体的に伝える

転職の面接で最も重要なのは、現場の経理責任者とのやり取りです。自分が転職を希望する企業に対して、具体的にどのように貢献できるのかを、現場責任者に明確に伝えることが大切です。

大雑把な業務経験を伝えるだけではなく、細かいスキルや経験・資格などを、募集する業務内容に合わせて「前職ではこういう経験をしてきたので、この辺の業務はすべてお任せいただけます」といった具合に、現場責任者が具体的にイメージできるように伝えましょう。

また、面接ではキャリアだけでなく、人柄も大いにチェックされるので、面接時の立ち居振る舞いや表情などにも十分に注意する必要があります。

転職エージェントを上手に活用して、経理職の転職を成功させましょう!

転職エージェントを活用するのがベスト

経理職の転職を成功させるには、自分だけの力で探そうとするよりも、転職エージェントを上手に活用するのが一番の早道です。転職エージェントは求人情報を外部に公開しない“非公開求人”を数多く持っており、キャリアコンサルタントから転職のために必要なアドバイスをもらうこともできます。

転職エージェントへの登録は基本的に無料なので、「リクルートエージェント」や「マイナビ」「DODA」のような大手転職エージェントから1社程度、その他にも1~2社程度登録し、さまざまな情報を受け取りながら転職活動に臨むのがベストの方法です。

履歴書・職務経歴書の書き方なども、キャリアコンサルタントのチェックを受けた方が、よりブラッシュアップしたものを提出できるでしょう。また、面接の直前にキャリアコンサルタントの模擬面接を受けておくと、自信をもって面接に臨めるのでお勧めです。

キャリアコンサルタントの丁寧なアドバイスが受けられる「DODA」

転職満足度No.1!業界トップクラスの転職支援サービス DODA(デューダ)

公開求人数 43,934件
非公開求人数 131,280件
対象年代 全年齢
対応地域 全国対応
年収UP率 やや高い
得意職種 ◎全業種 営業 企画 事務 ITエンジニア 金融系 コンサルタント
業界最大級の非公開求人!転職者満足度No.1の転職エージェント

「転職エージェントには登録したけれど、どうもキャリアコンサルタントとソリが合わない」という話を、よく耳にします。当たり外れというのもありますが、あらかじめコンサルタントの評判が良い転職エージェントに登録しておけば、そのリスクも少なくなるでしょう。

キャリアコンサルタントの質の高さで評判が高い大手転職エージェントといえば、代表的なのが「DODA」です。転職希望者の相談に熱心に対応してくれるコンサルタントが多く、「経理職としてより確実にキャリアを積むには、どんな企業に転職したらいいか?」「未経験から経理職に転職したいが、どうしたらいいか?」といった疑問をかかえながら転職に臨む人は、DODAに登録していろいろ相談をするのも、ひとつの方法です。

転職実績で選ぶなら「リクルートエージェント」

求人案件総数・内定決定数が国内最大級! リクルートエージェント

公開求人数 37,553件
非公開求人数 166,267件
対象年代 全年代
対応地域 全国+海外
年収UP率 61%
得意職種 営業 企画 事務 ITエンジニア 建築土木 化学食品 医療系 金融系 コンサルタント
全国の企業との太いパイプ!独占求人80%の大手転職エージェント!

リクルートといえば、1960年の創業から実に60年近い歴史を持つ、人材情報会社のパイオニア。そんなリクルートグループの転職エージェントである「リクルートエージェント」は、さすがに転職成功実績も非公開求人数も群を抜いています。

「より多くの転職情報の中から、理想の転職先を選びたい」と考えるなら、リクルートエージェントへの登録はマストといえるでしょう。

経理のハイクラス転職を考える人は「ビズリーチ」

年収1,000万円を超える求人多数!ハイクラス向け転職エージェント ビズリーチ

公開求人数 89,000件
非公開求人数 非公開
対象年代 30代~50代の男女
対応地域 全国+海外
年収UP率 高い
得意職種 ◎全業種 ITエンジニア 金融系
年収600万円以上の方に大人気!高収入の転職希望者は登録しておこう

経理職の中でも、“財務部門統括責任者”“経理部長候補”といったハイクラスの転職先を探している人は、ハイクラス専門の転職エージェントである「ビズリーチ」がお勧めです。年収600万円以上の求人を中心に、ハイクラスの求人が多数あり、その多くが非公開求人です。

ビズリーチに登録しているヘッドハンターとつながることもでき、より広範囲に管理職クラスの転職先を探すことができます。

経理財務関係の転職に関するまとめ

経理財務関係の転職成功のポイントについて、ご紹介してきました。経理は営業などに比べて、“手堅い職業”という印象があります。たしかにそれは事実ですが、経理職に就けたらそれで将来も絶対に安泰かというと、そうは言い切れないものもあります。

なぜなら、AIの発展によって消滅する職業のひとつに、経理職も含まれているからです。そのため、「自分は決算の仕事に精通しているから、今後も専門職としてずっと働くことができる」と考えるのは、やや危険です。

もちろん、AIが導入されたからといって、いきなり会計システムが自動化されてしまうわけではありません。実際、弥生会計などのシステムが登場したときも、企業の経理の現場は変わらずに動いていました。

しかし、10年後・20年後の現場がいったいどうなっているかは、誰にも想像できません。常にスペシャリストとして社会で活躍し続けるためには、「時代に合わせたキャリアの積み重ねをする」という意識を持って働くことが、非常に重要でしょう。

転職支援実績が豊富な転職エージェント・転職サイト3選

転職満足度No.1!業界トップクラスの転職支援サービス DODA(デューダ)

総合評価 4.8
求人の質 4.5
サポート 4.8
スタッフ 4.7
  • 全国対応
  • 正社員
  • 未経験OK
  • フリーター歓迎
  • 女性
  • 非公開求人多数
  • 給料UP率高
  • スカウト
公開求人数 43,934件 非公開求人 131,280件 対象年代 全年齢 対応地域 全国対応
年収UP率 やや高い 得意職種
  • ◎全業種
  • 営業
  • 企画
  • 事務
  • ITエンジニア
  • 金融系
  • コンサルタント
業界最大級の非公開求人!転職者満足度No.1の転職エージェント

DODAの魅力は圧倒的な求人数と満足度の高さ。全国で10万件以上の求人は転職できる可能性を高めてくれます。また、DODAのキャリアアドバイザーは業界ごとのスペシャリストです。特定分野への転職に親身に相談に乗ってくれます。

年収1,000万円を超える求人多数!ハイクラス向け転職エージェント ビズリーチ

総合評価 4.5
求人の質 4.9
サポート 4.6
スタッフ 4.7
  • 全国対応
  • 正社員
  • 非公開求人多数
  • 給料UP率高
  • ハイクラス求人
  • スカウト
公開求人数 89,000件 非公開求人 非公開 対象年代 30代~50代の男女 対応地域 全国+海外
年収UP率 高い 得意職種
  • ◎全業種
  • ITエンジニア
  • 金融系
年収600万円以上の方に大人気!高収入の転職希望者は登録しておこう

ビズリーチの特徴は何といっても豊富な高収入求人。年収が500万円以下の求人はほとんどなく、年収1000万円超えの求人も豊富です。忙しい人には大企業から直接声がかかるスカウト制度もあり、忙しい中で効率的に転職活動を行いたい人にもおすすめできます。

リクらくは学歴・職歴に自信がない20代を正社員にした支援実績多数あり リクらく

総合評価 4.4
求人の質 4.0
サポート 4.6
スタッフ 4.6
  • 正社員
  • 未経験OK
  • フリーター歓迎
  • 女性
  • 給料UP率高
公開求人数 - 非公開求人 2,000件 対象年代 20代・フリーター・既卒第二新卒 対応地域 東京・神奈川・千葉・埼玉
年収UP率 未経験OKの高年収求人多数! 得意職種
  • ◎全業種
絶対に就職・転職を成功させたい20代は、リクらくがオススメ!

リクらくは、20代に特化した転職エージェントです。そのため、20代までの学歴・職歴不問の未経験歓迎求人がほぼ全求人となっており、スキルや経験に自信がない方でも正社員の内定を取れます。今まで正社員になれなかったフリーターの方など、20代には絶対オススメできる転職エージェントです。

都道府県別おすすめ転職エージェントを利用して納得の転職を

特集記事

都道府県別転職エージェント