職種別 OCCUPATION

プロダクトマネージャーの転職を成功させるためのポイントと、お勧めの転職エージェント

更新日:2018.11.9
公開日:2018.4.4

プロダクトマネージャーのプロダクトとは、「製品」のこと。製品のマネージャー、つまり担当するIT製品の開発から販売までの戦略を立て、実施する責任者のことを、プロダクトマネージャーと呼びます。

たとえば爆発的な人気を博したInstagramは、モバイルアプリを使ってユーザー同士が好きな写真を投稿してシェアする、シンプルなシステムです。このInstagramを製品化する際に、「どんなコンセプトのアプリにするのか?」「使用できる媒体をひとつに絞った方が良いのか?」「どんなアイデアを入れるか?」といったことを取りまとめる責任者が、プロダクトマネージャーです。

プロダクトマネージャーとは、どんな仕事?

「プロダクトマネージャー」と「プロジェクトマネージャー」は、違う職種

「プロダクトマネージャー」と「プロジェクトマネージャー」は名前が似ているので、初めて聞く人は混同しがちですが、この2つは役割の異なる職種です。ではプロジェクトマネージャーとは、いったいどんな仕事かというと、IT開発の計画と実行に対して総合的な責任をもつマネージャーのことです。

プロダクトマネージャーと職務的にダブる部分もありますが、プロダクトマネージャーが製品の価値を高めることに特化するのに対し、プロジェクトマネージャーは開発コストの管理やリリースまでのスケジュール管理、品質管理といった管理面を受け持ちます。

いってみれば、「どんな製品を、なぜ作る必要があるか?」を考えるのがプロダクトマネージャーで、「いつまでに、誰が、どうやって作るか?」を考えるのがプロジェクトマネージャーといった具合です。

得てしてプロジェクトマネージャーを経験した人がプロダクトマネージャーの求人に応募したり、その逆もあるなど、求職者自身がその違いをよく理解せずに応募してしまうケースも少なくありません。今後は企業側も明確な棲み分けをして募集をかけてくるので、応募者自身が「自分はどのマネージャーなのか?」をはっきりと理解する必要があります。

プロダクトマネージャーを配置したいと考える企業が増えている

実は、プロダクトマネージャーの存在は海外では一般的なのですが、日本のIT企業にはまだあまり配置されていないのが現状です。しかし、IT関連の製品が複雑化する中、「今後は社内にプロダクトマネージャーを置いて、製品の質をもっと高めたい」と考える企業が増えてきました。

開発のプロセスにプロダクトマネージャーが入ることによって、ITソリューションを立案する段階で、設定した内容の是非をさまざまな観点から検証することができます。そうすることによって、より高品質で反響のあるIT商品を、世に出すことができます。

プロダクトマネージャーにはどんな資質が求められるのか?

プロダクトマネージャーの采配如何によって、製品開発の成功が左右されるため、プロダクトマネージャーの責任は極めて重いといえます。求められる能力も高く、それだけにやりがいもあり、高い給与も約束されます。では、実際にプロダクトマネージャーには、いったいどんな資質が求められるのでしょうか?

好奇心が旺盛である

プロダクトマネージャーは、クライアントのさまざまな課題に対してITテクノロジーを駆使して解決するというミッションがあるため、無から有を生み出せるだけの発想力が求められます。そのためには、日頃から常に好奇心をもって生活することが大切です。

たとえば、仕事帰りに居酒屋に寄ったとき、ただお酒を飲むだけでなく、「この店がもっと繁盛するためには、どんな仕組みが必要か?」と考えられたらベストです。「注文のシステムを変更した方が、客に好印象を与えるのでは?」など、日頃から発想力を鍛える習慣をもっておくと、実際の業務でも柔軟に対応することができるでしょう。

リーダーシップが取れる

プロダクトマネージャーが取りまとめる開発グループには、システムエンジニアやプログラマーなどの開発スタッフがいます。どのメンバーも、専門の分野で一角の実力を持つ人物ばかりです。プロダクトマネージャーは、こうした強者のメンバーに対して、揺るぎのないリーダーシップを発揮しなければなりません。

自分の示す方向性にはっきりとした自信を持ち、エンジニアを引っ張っていけるだけの度量が、プロダクトマネージャーには必要です。また、製品のコンセプトを打ち出した際に、ときには経営陣から反対をされることもあります。その際にも、自信を持って説得できるだけの強さも求められます。

IT技術と業界知識を持っている

プロダクトマネージャーとしてプロジェクトを引き受けるにあたっては、開発業務をすべて把握できるだけの技術と、業界に関する知識が必須です。そこがわかっていてこそ、はじめてメンバーに的確な指示を出すことができ、信頼も得られるからです。

マーケティングのプロとしての自覚がある

プロダクトマネージャーの仕事は、ある意味広告のプランナーにも似た要素が必要で、時代が望むものを的確に生み出す“先見の明”がなくてはなりません。システムエンジニアからプロダクトマネージャーを目指す人の中には、「エンジニアとしての技術は十分だけれど、マーケティングには強くない」という人もいるのですが、それではプロダクトマネージャーは務まりません。

マーケティングのプロとしての自覚をもち、時代が求めているものは何かを常に見つめる姿勢で、仕事に臨むことが大切です。

社内外のさまざまな人と、良好なコミュニケーションがとれる

プロダクトマネージャーは、クライアントや社内の開発スタッフはもちろんのこと、社内の営業部や宣伝部などさまざまな人と関わりをもつ仕事です。そのため、高いコミュニケーション能力を持っていることは、プロダクトマネージャーとして必須の条件です。

説得力のある文章が書ける

プロダクトマネージャーは、製品のコンセプトを的確に表現し、クライアントを十分に説得させられるだけの文章力を必要とします。といっても作家が書くような文章ではなく、必要に応じて図などを用いながら、論理的にわかりやすく表現する力が求められます。

プロダクトマネージャーへの転職を考えるのは、どんな人か?

エンジニアの経験を積んだ人が、プロダクトマネージャーとして頭角を現す

プロダクトマネージャーといえば、かつては文系出身のビジネスマンが携わる職種というイメージがありました。しかし、現在は実際にものづくりの現場で鍛え上げたITエンジニアが、プロダクトマネージャーとして頭角を現しつつあります。

たとえばシリコンバレーでは、Googleの開発現場のプロダクトマネージャーがGoogle Mapsを手がけ、この10年間で大きな進化を遂げました。もしも、IT技術を持たない文系出身者が“できるかどうかわからない企画”を出し続けていたら、ここまでの進化はなかったでしょう。

ITによって人々の生活が大きく変わったとともに、その進化を牽引できる人もまた、ITを具体的に動かせるエンジニアに変わったということができます。今後はこうして、エンジニアとしてのバックグラウンドをもつプロダクトマネージャーが、どんどん力を発揮し始めるに違いありません。

システム開発、ネットワーク設計、Web制作など、さまざまな分野のネクストステージがプロダクトマネージャー

ひと言で「エンジニアの経験を積んだ人がプロダクトマネージャーになる」といっても、システム開発のエンジニアがプロダクトマネージャーを目指す場合もあれば、ネットワークの設計を行っていたエンジニアがプロダクトマネージャーを目指す場合、Web制作を行っていたエンジニアがプロダクトマネージャーへと進む場合など、さまざまあります。

たとえばWebエンジニアであれば、オンラインゲームのサウンド担当者として経験を積んだ人が、「もっとリアルに音響を体感できるゲームを作れば、利用者を引き付けることができる」と提案し、新たなオンラインゲームのプロダクトマネージャーに抜擢されるということもあるでしょう。

ITコンサルタントからプロダクトマネージャーに転向した事例もある
新卒から外資系のコンサルティング会社に就職

プロダクトマネージャーへの転職を考える人の中には、ITコンサルタントのような上位職種からの転向を考える人もいます。外資系のコンサルティング会社でITコンサルタントとして働いていたAさんもまた、その一人でした。

Aさんは企業の課題を自らの力で改善することに興味を持ち、大学を卒業後、コンサルティングファームに就職。ITコンサルタントとして、多忙な日々を送っていました。ところが実務に就いてみると、コンサルタントの立場からアドバイスをしても、Aさんの会社では実行段階まで関わることができず、課題が解決した実感を味わうことができないことに不満を感じていました。

「このまま実務を知らずに、本物のキャリアは積めるのか?」

「このまま実務を知らないままITコンサルタントとして働いていて、本物のキャリアは積めるのだろうか?」と疑問に思ったAさんは、実務に関わりつつ製品の質を高めていくプロダクトマネージャーの職種に興味を持ち、転職活動を始めました。

転職エージェントに登録したところ、プロダクトマネージャーの求人自体は少ないものの、未公開求人の中から最適な企業が見つかり、無事転職が実現。晴れてプロダクトマネージャーとしての再出発を切りました。

プライベートの時間もでき、充実した毎日を送るAさん

プロダクトマネージャーとして転職したことによって、チーム全体を取りまとめるリーダー経験が積めるとともに、クライアントからの生の感想も聞くことができるようになったAさん。年収も100万円アップし、毎日充実したビジネスライフを送っています。

ITコンサルタントの仕事をしていた頃は激務だったAさんでしたが、転職先ではプライベートで人と会う時間もでき、さまざまな業界の人と横のつながりをもつことができるようになりました。そのことがまた、仕事に非常にプラスになっていることを実感するAさんでした。

プロダクトマネージャーの転職に強いエージェントは?

プロダクトマネージャーへの転職を考えるなら、自力で探すだけでなく、転職エージェントに登録をして紹介を受けるのがベストの方法です。プロダクトマネージャーはIT関連の職種の中でもハイクラスに属すため、転職エージェントを選ぶ場合は、下記のようなハイクラス求人に特化したエージェントを押さえておいた方が良いでしょう。

日系・外資系のハイクラス求人がある「JACリクルートメント」

限定求人多数で満足度93%!トップレベルの転職支援が人気 JACリクルートメント

公開求人数 7,000件
非公開求人数 20,000件
対象年代 30代~50代
対応地域 全国
年収UP率 高い
得意職種 ◎全業種
満足度は93%! 大手や地元の優良求人数が多い穴場的転職エージェント

エグゼクティブ、管理職、スペシャリストなど高年収のポジションに特化した転職エージェントが、「JACリクルートメント」。ロンドン発祥の外資系転職エージェントです。そのため日本の企業はもちろん、外資系企業の求人が多数あるのが特徴です。

外資系企業のプロダクトマネージャーへの転職を考える人は、英語で面接を受けたり、英文で履歴書や職務経歴書を書いたりする可能性が大いにあります。そんなときに、JAVリクルートメントに登録しておけば、手厚くフォローをしてもらえるので安心です。

また、転職者の約70%超が35歳以上なので、30代以上のミドル層の転職には特にお勧めです。求人の質も良く、キャリアコンサルタントのレベルも高いので、じっくりと落ち着いていい転職先を探すことができます。

ハイクラスに特化した転職エージェントとして有名な「ビズリーチ」

年収1,000万円を超える求人多数!ハイクラス向け転職エージェント ビズリーチ

公開求人数 89,000件
非公開求人数 非公開
対象年代 30代~50代の男女
対応地域 全国+海外
年収UP率 高い
得意職種 ◎全業種 ITエンジニア 金融系
年収600万円以上の方に大人気!高収入の転職希望者は登録しておこう

ビズリーチもまた、ハイクラスの求人に特化した転職エージェントで、IT関連の求人も多数あります。インターネット上で履歴や職務経歴などを登録すると、採用する企業側がそれを閲覧することができ、興味を持つとスカウトの連絡が入る仕組みです。

それ以外に、自分の経験とマッチングする求人を、定期的にメールで送ってくるサービスもあります。企業の概要や募集ポスト、勤務地、年収などが記載されているため、興味のある求人があればすぐにキャッチすることができます。

有料会員になると、ビズリーチに登録しているヘッドハンターに、自分からコンタクトを取ることもできます。IT関連に強いヘッドハンターを見つけて面談を申し込むことで、ビズリーチに掲載のない求人を紹介してもらえる可能性も生まれます。

大手の転職エージェントも押さえておくこと

ハイクラスに特化した転職エージェントとは別に、大手の「リクルートエージェント」「マイナビエージェント IT」「DODA エンジニア IT」「type転職エージェント」あたりからも、相性の良さそうなエージェントを見つけて登録しておくことをお勧めします。

大手のエージェントは、やはり何といっても紹介できる求人数が違うので、転職にプラスにはなっても足手まといになることはありません。

転職エージェントに登録すると、業界に詳しいキャリアコンサルタントからアドバイスを受けたり、未公開求人を紹介してもらうことができます。キャリアコンサルタントは相性や当たり外れがあるので、信頼できるコンサルタントを見つけて、しっかりとフォローしてもらうのがベストの方法です。

プロダクトマネージャーの転職に関するまとめ

IT全盛期と言われる今、プロダクトマネージャーという職種には、世界中から大きな期待が寄せられています。日本も現状はシステムエンジニアがプロダクトマネージャーを兼任しているケースが多いのですが、今後はIT製品の質を高めるために、企業単位でプロダクトマネージャーを配置するケースが増えるでしょう。

そういう意味で、これからプロダクトマネージャーへの転職を考える人は、将来に対して非常に明るい展望が開けていると考られます。信頼できる転職エージェントと二人三脚で求職活動を行い、心から納得できる転職先を見つけることをお勧めします。

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