看護師が副業やダブルワークで稼げる職種別時給・日給!知っておくべき注意ポイント

更新日:2021.8.11

「ダブルワークをしたい」と考える看護師さんは、少なくありません。看護師がダブルワークするにあたっては、いったいどんなメリット&デメリットがあるのでしょうか?

副業の職場ごとの時給相場や、ダブルワークをする際の注意点などについても、ご紹介しましょう!

看護師に最適なダブルワークにはこんな仕事がある

病棟の夜勤バイト

病院の病棟には子育て中の看護師さんも数多く勤めているため、日中しか働けない人も多く、「夜勤」の看護師バイトをよく募集しています。

夜勤バイトは手当が高額なので、単発のバイトを月に数本入れて、ダブルワークをする看護師さんも少なくありません。

割のいい夜勤バイトは1勤務3万円以上になるので、月4本入れただけでも10万円以上になり、バイトだけで年間100万円以上を稼ぐことも可能です。

病院の単発バイト

最も無理の少ないダブルワークの仕方は、夜勤前や夜勤明けはしっかりと休み、正式な休日のうちの月3~4日ほどに日勤のバイトを入れる方法です。

病院の日勤の単発バイトであれば、仕事も慣れていて夜勤バイトのように生活リズムが乱れる心配もなく、日常の仕事の継続のような形で仕事を入れられるでしょう。

「ダブルワークは初めて」という人は、慢性期病棟のように、患者さんの容態が比較的安定したバイトを入れた方が安心です。

訪問入浴

「訪問入浴」の看護師バイトも、単発でよく募集しています。一般的には介護士を含めた3名のスタッフで訪問し、バイタルチェックを行った後、1回40分~60分ほどかけて入浴の介助を行います。

1日に訪問する件数は5件~8件ほどで、朝から夕方まで車で移動します。身体的にキツい仕事なので、体力に自信がある人に向いているバイトです。

デイサービス

高齢者や障害者が自宅から通ってさまざまな活動を行う「デイサービス」の看護師のバイトもあります。

デイサービスの看護師は、利用者のバイタルチェックや塗り薬の塗布、口腔ケア、服薬管理などの医療看護ケアを行い、それ以外の時間は介護士と同じように利用者さんへの対応を行います。

夜勤バイトのように高給は期待できませんが、日中の勤務で身体的にもそこまでキツくなく、ダブルワークとしては無理なく続けられる仕事といえるでしょう。

介護施設

有料老人ホームや特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、グループホームなどの「介護施設」でも、アルバイトを募集しています。

介護施設の看護師は、入居者の健康相談やバイタルチェック、服薬管理、入居者の介助、その他医療的な処置や健康管理に関する業務を行います。

日勤の他に夜勤の募集もあり、夜勤のバイトは病棟の夜勤バイトほどではありませんが、そこそこ高いバイト代がもらえます。

施設によっては、夜間はほとんどの入居者がグッスリ眠っていて、仮眠を十分にとれるような楽なバイトもあります。

逆に徘徊するような入居者が多い施設は、看護師さんも大変です。

訪問看護

自宅で療養する高齢者や障害者などの自宅を1軒ずつ回り、バイタルチェックや医療処置、療養指導、身体介護などを行う「訪問看護」のアルバイトもあります。

利用者によっては、インシュリン注射や点滴、カテーテルの交換なども行い、褥瘡の防止や嚥下訓練、歩行訓練、外出訓練などを行うこともあります。

また、利用者や家族のメンタル面をサポートするのも、訪問看護師の仕事のひとつです。病院の看護師と違って看護師の裁量が大きいので、新鮮な気持ちで仕事に取り組めるかもしれません。

訪問看護の需要は年々増えているので、バイト先も見つけやすく、半日だけの勤務など無理なくできるバイトもあります。

イベントナース

ライブイベントや花火大会、フェスティバルなどのイベントを行う際は、急患が出たときに対応するために「イベントナース」を募集します。

イベントナースはもともと単発の仕事なので、ダブルワークの仕事先としてはとてもやりやすい職種といえるでしょう。

イベントなので、日程としては土日や祝日が多めです。屋外の場合は夏の暑い日や冬の北風が吹く日などは大変ですが、仕事自体は何事もなければ何もしないで終わるので、楽な仕事です。

ただしスポーツイベントのように怪我人が出やすいイベントもあるので、どんな仕事を選ぶかによって忙しさは違うでしょう。

自分の好きなアーティストのライヴや、興味があるイベントの募集が出たときに参加するのも一案です。

ツアーナース

イベントナースに近い仕事として、学校の修学旅行や林間学校、合宿などに付きそう「ツアーナース」のバイトもあります。

イベントナースと同様単発のみの仕事なので、まとまった休みが取れるときに入れると、病院の看護師とはまったく違う経験ができます。

生徒たちと行動を共にするので、会話をする機会も数多くあり、子供や学生とコミュニケーションをとるのが得意な人には向いている仕事でしょう。

団体旅行のイベントナースの場合は、ファミリーや高齢者の方々とコミュニケーションをとることになります。

何事もなければ参加者の人と一緒に旅を楽しめるので、自分の行きたい旅行を選んでイベントナースとして応募するのもひとつの方法です。

献血センター

日本赤十字社の「献血センター」でも、バイトを募集することがあります。仕事は採血以外に受付・問診・検査などの業務があります。

一日に何人もの人の採決を行うので、採決が得意な看護師さんの方がいいでしょう。献血センターで働く以外に、献血バスに乗って企業や学校で献血業務を行う場合もあります。

検診・健診センター

企業や個人の健康管理のために検査を行う「検診・健診センター」も、繁忙期になるとアルバイトを募集します。

検診・健診センターのバイトは、採血や視力・聴力測定、血圧測定などの業務の中から、どれかひとつだけを担当するケースが多く、一日中ひたすらその業務だけを行います。

血圧測定のような簡単なアルバイトは誰もがやりたがるので、募集があるとすぐ埋まる傾向にあり、逆に採血は大変な作業なので、採決が得意な看護師さんはバイト先でも重宝されます。

飲食店のアルバイト

看護師さんのダブルワークは、看護師の資格を生かした仕事ばかりではありません。意外と多いのが、「飲食店」などでのアルバイトです。

飲食店の仕事は看護師とはまったく違う仕事なので、たまにバイトを入れることでかえってリフレッシュできる部分もあり、日頃病院で発揮しているコミュニケーション能力を生かすこともできるでしょう。

データ入力などのデスクワーク

パソコンの得意な看護師さんは、副業でデータ入力などのデスクワークをする人もいます。

普段病院や介護施設などで立ち仕事をしている人は、副業でデスクワークを選ぶことで、ちょうどいいバランスになるかもしれません。

業務内容も職場の雰囲気がまったく違うので、新鮮な刺激を受けることもできるでしょう。

看護師ができるダブルワークの職種別時給・日給

看護師パート・アルバイトの平均時給は1,789円

看護師のパート・アルバイトの平均時給は、いったいどのぐらいあるのでしょうか?

看護roo!が「令和元年賃金構造基本統計調査」をもとに出した分析結果によると、看護師の仕事を1時間あたりの時給に換算すると、2,500円とのことでした。

ただし、看護師のパート・アルバイトの平均時給はだいぶ安く、1,789円となっています。

参考リンク:看護roo!【2020年版】看護師の仕事は1時間いくら?時給換算してみたら…

それでも女性の一般的なバイト代と比較するとかなり高時給なので、「バイトだから」と割り切れば悪くない時給と言えるでしょう。単発のバイトを考える際には、この金額がある程度参考になるかもしれません。

では、看護師バイトは、具体的にいくらぐらい稼げるのでしょうか?以下の表で確認していきましょう。

職種 時給(または日給) 備考
病院の夜勤バイト 1勤務あたり3万円~4万円ほど 稀に4万円以上のバイトもある。
病院の日勤バイト 時給1,700円~2,000円ほど 条件のいいバイト先では、時給2,500円ほどになるケースもある。
訪問入浴 時給1,900円~2,000円ほど 仕事自体は重労働だが、需要が多いので空いた時間にバイトを入れやすい。
デイサービス 時給1,700円~1,800円ほど 1日型の募集は経験者に限られることが多いが、半日型ならデイサービス未経験でも応募できる。
介護施設 時給1,600円~1,800円ほど 夜勤バイトは1勤務2万円~2万5千円ほど。
訪問看護 時給1,600円~2,000円ほど スキルを積むと、2,500円以上のバイトもある。
イベントナース 日給1万2,000円~1万3,000円程度 屋外か屋内か、どんなイベントかなどによって大変さが異なる。
ツアーナース 日給1万2,000円~1万3,000円程度 泊りがけの案件も多い。
献血センター 時給1,800円~2,000円 センター内の業務だけでなく、献血バスの求人もある。
検診・健診センター 日給 1万円~1万5,000円ほど、半日8,000円~1万円ほど 6月などの繁忙期に単発バイトの募集が多くなる。
飲食店 時給1,000円~1,800円 居酒屋やダイニングバーなどは時給が高い傾向にある。
データ入力など 時給1,300円~2,000円 スキルを積むと時給がアップ。

看護師にとって最も割のいいバイトは、夜勤の看護師バイトです。病院の夜勤バイトは夜勤手当が高額なので、月4回夜勤バイトを入れただけでも12万円~16万円稼げます。そのため、少しでも多くのお金を稼ぎたい人は、夜勤バイトを入れる傾向にあります。

夜勤の看護師はどこも人手不足なので、病院の中には1勤務4万5,000円など、高額の日給を出して看護師を確保しているところもあります。

最も仕事が楽な夜勤バイトはというと、透析クリニックです。1勤務2万5千円~3万円ほどですが、仕事は基本的に透析を受ける患者さんの見守りなので、バタバタと動くこともありません。

ただし人気のバイトなので、募集がかかるとすぐに決まってしまうため、常にアンテナを張っておく必要があるでしょう。

看護師がダブルワークをするメリット・デメリット

看護師がダブルワークをするメリット

ズバリ収入が増える

看護師がダブルワークをする最も大きなメリットは、ズバリ空き時間を利用して収入を増やすことができる点です。

看護師のアルバイトは他の職種と比較して時給単価がよく、夜勤明けや休日などの時間を使って月に数回働いただけでも、なかなかの収入になります。

看護師さんは病院から受け取っている給与自体も高収入なので、さらにアルバイトをやって収入をプラスできれば、かなりの年収が望めるでしょう。

職場以外の仕事のスキルが積める

自分の職場以外の場所で看護師の仕事を経験することで、今まで経験したことのない分野のスキルを積むことができます。

たとえば病院の看護師として働いている人が、「結婚をしたら夜勤のない仕事に就きたいから、デイサービスへの転職を考えている」というような場合、デイサービスのバイトを経験することでスムーズに転職できるでしょう。

いろいろな仕事を経験して、視野を広げられる

自分の職場以外の仕事を経験することで、いままで知らなかった世界を見ることができ、視野を広げることができます。

たとえば療養病棟の看護師がツアーナースなどの経験をすると、普段はまったく出会うことのない子どもたちとの触れ合いを経験でき、自分の仕事に対する意識を変えることもできます。

子どもたちから「私も看護師さんになりたい」などと言われると、仕事に対する誇りを感じることもでき、いい刺激になるでしょう。

看護師がダブルワークをするデメリット

体調を壊しやすい

病棟の看護師さんの場合、夜勤明けの次の日が休日だったりすると、夜勤のアルバイトやイベントナースなどの仕事も入れられます。

でも、無理してバイトを入れ過ぎてしまうと、体調を壊して本業に支障をきたすこともあるので、十分に注意が必要です。

いくらプラスアルファの稼ぎがあっても、肝心の本業がおろそかになってしまっては、元も子もありません。

特に若い看護師さんは、元気さに任せて無理をしがちなので、十分に気を付ける必要があります。

会社にバレる可能性がある

ダブルワークをしている看護師さんの中には、「病院の就業規則では副業禁止になっているけれど、隠れてやっている」というケースも多いのではないでしょうか?

でも、病院にバレなければ問題はありませんが、万が一バレたときには厳しく注意される可能性もあります。

自分が働いている病院が、どの程度ダブルワークに対して寛容かということも、チェックしておく必要があるでしょう。

プライベートの時間がなくなる

夜勤明けや休日などをアルバイトで埋めてしまうと、もちろんお金はたくさん稼ぐことができますが、自分のために使う時間はほとんどありません。

ダブルワークに燃える看護師さんの中には、貯蓄が趣味のようになってしまっている人もいて、そうなるとお金はあっても人生の楽しみは減ってしまうでしょう。

いまこの年齢でしかできないことや、いまこのときにしか会えない人もいるので、くれぐれも後で「あのときやっておけばよかった」と後悔しないよう、自分自身を大切にする気持ちが必要です。

ダブルワークや副業をしたい看護師の理由

旅行や趣味に使いたい

「副業をしてお金を貯めて、旅行でパーッと使いたい」「趣味にお金がかかるので、副業で稼いだお金で賄いたい」

そう考える看護師さんは、たくさんいます。海外旅行やゴルフなど、お金のかかる趣味をもっている人も、副業で稼げばまったく問題なくエンジョイできるでしょう。

勉強のためにお金が必要

副業をする看護師さんの中には、認定看護師を目指したり、英会話の習得を目指したりと、勉強のためにお金が必要な人もいます。

そういう場合も、夜勤バイトなどをしてお金を貯めれば、1年程度でもまとまったお金が用意できるでしょう。手っ取り早く資金が貯められるのは、看護師バイトの嬉しい点です。

子どもの教育資金がほしい

「子どもを私立の中学校に入れたい」「受験のための塾の費用が高額で、もっと稼がないと」といったように、子どもの教育資金を稼ぐためにダブルワークをする人もいます。

生活費の足しにしたい

看護師の給与だけでは生活費が足りない場合、手っ取り早く収入を増やすことができるのが、看護師の副業です。

サラリーマンなどが副業をしようと思っても、5万円稼ぐのは大変なことですが、看護師さんは月2日程度副業をするだけで5万円ほどの生活費アップを実現できるので、家計のためにダブルワークをする人もいます。

Wワークをする看護師の一週間のスケジュール例

ダブルワークをする看護師の一週間のスケジュールは、人によってかなり違いますが、たとえば週に1回の日勤バイトを入れる看護師の場合、次のようなスケジュールが考えられます。

ダブルワークをする看護師の一週間のスケジュール例

この場合、休日である土曜日に無理なく日勤のアルバイトを入れているので、休日は少なくなるものの、身体的には大きな影響はないでしょう。

このような形で、たとえば時給1,800円の病院の日勤バイトを行った場合、

1,800円×8時間×4日=5万7,600円

このように、日勤バイトの場合は夜勤バイトのような大きな金額にはなりませんが、毎月5万円以上の副収入を得ることができます。

ダブルワークや副業したい看護師の気になる質問

基本的に看護師はダブルワークや副業は禁止?大丈夫なところはある?

多くの病院では、就業規則でダブルワークを禁止しています。中には禁止していない病院もあるので、まずは勤めている病院の就業規則を確認してみましょう。

なお、就業規則自体には法的な拘束力がないので、必ず従わなければならないというものではなく、病院としても業務に支障がなければ“暗黙の了解”としているところもあります。

絶対に副業ができないのは、県立病院などに勤める公務員の看護師さんです。自治体が運営する病院の看護師は地方公務員として扱われるので、副業は基本的に禁止です。

また、国立ハンセン病療養所のように厚生労働省の管轄の医療施設や、宮内庁病院などで働く看護師さんも、国家公務員なので副業はできません。

国立病院の看護師さんは以前は公務員でしたが、現在は独立行政法人国立病院機構に変わっているため、公務員ではありません。ただし、もともとは国立病院だった施設なので、副業に対する対応は他の病院よりも厳しく、もちろん就業規則でも副業禁止となっているので、ダブルワークはやめておいた方が賢明です。

ダブルワークが病院にバレないようにするにはどうしたらいい?

看護師さんがダブルワークをしていることがバレないようにするためには、次のことをしっかりと守ることが大切です。

勤務先の近くでバイトをしないこと

患者さんがたまたまバイト先に診察にきていたりすると、働いているところを見られて通報されてしまう危険性があります。

双方の病院の医師同士が知り合いで、そこから話が漏れてしまうこともあります。くれぐれも勤め先の近くでは、バイトをしないようにしましょう。

副業していることを誰にも話さないこと

看護師がダブルワークをするときは、「副業をしていることを、同僚にも誰にも話さないこと」が鉄則です。

「仲のいい同僚だから大丈夫だろう」「信頼している看護師長だから」といった考えでうっかり話してしまうと、たとえ悪気がなくても、そこから情報が漏れてしまうかもしれません。

「絶対に職場にバレないようにしたい」と思うなら、くれぐれも自分だけの秘密にしておく必要があります。

確定申告で住民税を普通徴収にすること

確定申告については後ほど詳しく説明しますが、申告書類を提出するときに、住民税を「普通徴収」にすることを忘れないようにしましょう。

確定申告のやり方がわからない場合は、税務署員に相談するなどして、慎重に作成することが大切です。

看護師の副業が勤務先にバレたらどうなる?

勤めている病院で副業禁止になっている場合、万が一ダブルワークをしていることがバレると、何かしらの処分を受ける可能性があるので、くれぐれも注意しましょう。

私立病院の中には、わかっていても“見て見ぬふり”をしてくれるケースもありますが、そうではない病院もあります。

自分の働く病院の副業事情を調べて、多くの看護師さんが当たり前のように副業をしている病院なのか、それともバレたらかなりヤバい病院なのかを確かめた上で副業を始めましょう。

また、国立や県立などの病院で働いている看護師さんの場合は、万が一副業がバレると一定期間の停職や警告、減給、免職といった処分を受ける可能性もあります。

現在病院はどこも人手不足なので、辞めさせられることはないかもしれませんが、それだけ重いことだということは覚えておく必要があります。

看護師がアルバイトやダブルワークをしたら確定申告は必要?

副業で年間20万円以上稼ぐと、毎年2月15日~3月15日頃に行われる確定申告の時期に、申告書類を提出しなくてはなりません。

ダブルワークを禁止されている病院に勤めている人は、そのときに副業がバレないよう、住民税を自分で納める「普通徴収」を選ぶ必要があります。

「特別徴収」を選んでしまうと、病院側が本人の代わりに住民税を収めることになり、副業の分の住民税が加算されているのがわかってしまうからです。

住民税が増えていることまで詳しくチェックしない病院も多いかもしれませんが、念のために「普通徴収」を選び、自分で住民税を収める形にした方が無難でしょう。

看護師がダブルワークをするときの注意ポイント

どんな勤務先なのかをしっかりと調べておく

副業をする看護師さんの中には、「どうせバイトだから、日程が合うところがあれば適当に応募している」という人もいますが、これは意外と危険なことです。

看護師という職業柄、人の命を預かる責任があるため、いい加減な経営方針の病院の仕事を受けてしまうと、思わぬ医療ミスを犯す危険性もあるからです。

看護師専門の転職エージェントなどを通して、病院の内部事情などをしっかりと確認した上で応募するのが、賢明な方法ででしょう。

けっして本業に支障をきたさないことが大切

看護師さんがダブルワークをするにあたって怖いのは、「副業は働けば働くほど儲かる」という実感をもってしまい、仕事を入れ過ぎて本業に支障をきたしてしまうことです。

たとえば日勤のあとに3交代の深夜勤を入れるといったハードな仕事の入れ方をすると、本業が残業になったときにバイトの時間が気になってしまい、時計ばかりを気にしてしまう人もいます。

これではどちらが本業なのかわからなくなってしまい、本業とバイト先の両方に迷惑をかけてしまうでしょう。

くれぐれも時間的な余裕のあるときに副業を入れるようにして、本業の病院に迷惑をかけないことが大切です。

看護師のWワーク・副業探しにオススメの求人サイト

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職場の雰囲気や働きやすさなどを教えてもらえる

「看護のお仕事」の担当者は、医療施設に実際に出向いて、職場の雰囲気や働きやすさといった内部の情報をしっかりとキャッチしています。

そのため、どんな職場なのかを事前に把握した上で、安心してバイト先を選ぶことができます。

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たとえば、1勤務のバイト代が4万5千円の夜勤バイトや、勤務中に子どもを預かってもらえるバイトなどもあります。

さまざまな職場のバイトを経験できる

病院から介護施設、有床のクリニックまで、さまざまな職場のバイトを紹介してもらえるのも、「医療ワーカー」に登録するメリットです。

「いろいろな仕事を経験してみたい」という看護師さんにとっても、役に立つでしょう。

高額のバイト代が入る夜勤バイトの案件も多いので、夜勤バイトをピンポイントで探している人にはおすすめです。

登録なして気軽にバイト先を検索できる

「医療ワーカー」は「看護のお仕事」や「ナース人材バンク」のようにきめ細かいサポートはありませんが、案件数がとても多いので、バイト先を探すのには最適なエージェントです。

登録なしで気軽にバイト先を探せるのも、「医療ウォーカー」の嬉しい点です。

たとえばホームページの「公開求人を探す」をクリックし、「働き方を選択」の項目で「夜勤バイト・夜勤専従」や「パート・アルバイト・派遣」「応援看護師」を選ぶと、特に登録をしなくても気軽にバイト先を探すことができます。

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まとめ

看護師のダブルワークについてお話ししましたが、いかがでしたか?

いまダブルワークをしている看護師さんはとても多く、2~3年ほど経験を積んだ看護師さんの中には、「看護師がダブルワークをするのは常識」と言っている人も少なくありません。

確かに月数万円~十数万円の副収入を稼げるのは、他の職種にはない看護師の特権でもあり、企業に勤める人からすると羨ましい限りでしょう。

でも、その反面、ダブルワークならではの大変さがあることも、自覚しておく必要があります。副業禁止の病院に勤務している人は、病院にバレて大変なことにならないよう、くれぐれも気を付けることが重要です。

また、若さに任せて働き過ぎたり、バイトに夢中になって本業がおろそかになったりすることのないよう、十分に注意しましょう。

あくまでも本業を第一に考えた上で、「余力があるときにバイトを入れる」という姿勢が大切です。

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