デイサービスの看護師へ転職する7つのメリット、4つのデメリット

更新日:2022.6.14

「デイサービス」の看護師への転職を考えている人のために、デイサービスの看護師に転職するメリット&デメリットや仕事内容、年収、転職成功のためのポイントについてご紹介しましょう!

デイサービスの看護師に転職するメリット・デメリット

デイサービスの看護師に転職するメリット

夜勤がない

デイサービスの利用者さんは、日中のみの利用なので、病院の看護師のように夜勤はありません。

毎日決まった時間に起き、決まった時間に食事をして寝ることができるので、生活のリズムを整えることができます。

残業がない

デイサービスは利用者さんが一日を楽しく過ごすための場所なので、病院の看護師のように急患や突発的な事態もなく、一日の業務が終われば定時に帰ることができます

保育園のお迎えにもまったく支障なく、家庭第一の生活を送ることができます。

日曜日(職場によっては土日)に休める

デイサービスのほとんどは日曜日がお休みで、施設によっては土日がお休みの場合も数多くあります。そのため、週末に友人と会ったり、家族で出かけたりすることもできます。

病院の看護師は基本的に土日出勤なので、必然的に友人や家族と出かける機会も少なくなります。

長い人生を考えたときに、その時間が確保できるかどうかというのは、意外と重要なポイントかもしれません。

ゆったりとした気持ちで働ける

デイサービスの利用者さんは皆ご高齢者なので、一日の時間がゆっくりと過ぎていきます。

利用者さんと何気ない会話を交わしながら、気が付くとおやつタイムになるなど、日常の生活のような流れの中で、ゆったりとした気持ちで働くことができるでしょう。

医療事故への不安が少ない

デイサービスの看護師さんの仕事は、インシュリン注射などはあるものの、医療事故につながる難しい業務はあまりありません。

医療行為自体が多くないので、病院の看護師に比べて、医療事故への不安が少ないというメリットがあります。

大病院の病棟などに勤務していて、「医療事故を起こしたら大変!」という強いストレスを感じている人は、デイサービスに転職することでメンタル面が安定するかもしれません。

ただし後でデメリットの項目でお話ししますが、医師がいない中で看護師が一人というプレッシャーはあるので、その点については理解しておく必要があります。

イベントなどを通して利用者さんとの心の触れ合いがある

施設にもよりますが、デイサービスに通う利用者さんはお元気な方も多く、イベントなどを通した心の触れ合いに喜びを感じることができます。

長く通い続ける利用者さんもいるので、半分家族のように打ち解けながら、心を通わすことができる職種です。

ブランクがあっても復職できる

デイサービスの看護師の仕事は、病院の看護師ように日進月歩の医療技術に付いていく必要がないので、ブランクがあっても復職しやすい職種です。

たとえばデイサービスに勤めていて出産後退職し、5年間子育てに専念。子どもが幼稚園に上がった段階でパートとして復帰し、子どもが成長したらフルタイムに切り替えるということもできます。

さらに介護の必要ができたらまたパートに戻り、介護の必要がなくなった時点でまたフルタイムに戻るということもできるでしょう。

残業や夜勤がないので、どのようなライフステージの段階でも無理なく勤められ、ブランクからの復帰もできるのがこの仕事の魅力です。

デイサービスの看護師に転職するデメリット

給与が少ない

病院の看護師さんがデイサービスへの転職を考える上で、最もネックになるのが収入面です。

女性の職種の中でも、看護師は高額の年収が得られる職種とされていますが、デイサービスの看護師に関してはそれは望めません。

デイサービスの職員の給与は全体的に低く、病院の看護師とは100~200万円ほどの年収差になる場合もあるでしょう。

キャリアアップが望めない

デイサービスの看護師として勤め始めると、デイサービスの施設の施設長や副施設長になる道はありますが、それ以外のキャリアアップの道筋はほとんどありません

仕事の内容的にも、看護師として難しい技術はあまり必要ないので、キャリアチェンジも難しくなります。

そのため、「仕事を通してどんどんキャリアアップしていきたい!」と意欲に燃えている人は、違う職種を選んだ方が賢明でしょう。

施設の中で看護師だけが孤立するケースもある

デイサービスの施設の中で働いているのはほとんどが介護士で、看護師は1名か、多くても2名のみです。

利用者定員が10名を超えるデイサービスは、常勤の看護師を1名以上配置するという法律上の規定があるため、法律に沿って看護師を1名だけ配置している施設も少なくありません。

そのため、施設によっては看護師が多数の介護士に圧倒されて孤立してしまい、寂しい思いをしているケースもあるのです。

デイサービスに転職をする際は、転職エージェントなどから施設の内情をしっかりと聞いて、人間関係のトラブルがない施設を選ぶことが大切です。

医師がいない中で、とっさの判断を迫られることがある

病院には重篤な症状の患者さんがたくさんいますが、何か突発的なことがあったときには、すぐに医師に対応してもらえるという安心感があります。

その点、デイサービスには担当の医師はいても常駐していないので、利用者さんに突然何かがあったときには、看護師がとっさの判断をしなくてはなりません

医療行為自体は医師に相談しなければできませんが、応急的な処置が1分1秒を争うような場合には、看護師がどのような対応をするかによって命にかかわる可能性もあるでしょう。

もちろん、特別養護老人ホームなどに比べれば緊急対応の数はかなり少ないのですが、いざというときの自覚はしておく必要があります。

デイサービスの看護師になるには

看護師専門の転職エージェントに登録すると転職がスムーズ

デイサービスの看護師への転職を考えるなら、看護師専門の転職エージェントに登録すると、転職がスムーズに進みます。

看護師専門の転職エージェントの中でも求人が多く、サポートが充実しているのは、「看護のお仕事」や「マイナビ看護師」「ナース人材バンク」「看護roo!」などです。

登録をすると、専任のキャリアカウンセラーが転職先を紹介してくれるとともに、デイサービスの職場の雰囲気や産休・育休取得状況など、施設の内部事情も教えてもらえます。

転職エージェントの利用は無料なので、1社だけではなく2~3社に登録して、たくさんの非公開求人が集められるようにしておくとよいでしょう。

ハローワークの情報も閲覧する

転職希望者の多くはハローワークに登録しますが、デイサービスの看護師の求人も数多くあるので、ハローワークインターネットサービスなどを通じて閲覧だけはしておいた方がいいでしょう。

ただし、ハローワークは公的な組織なので、転職エージェントのように施設の内部情報まではもっていないため、募集要項以外のことが知りたい場合は転職エージェントに相談する方が有益な情報が得られます。

「ナース人材バンク」に登録すると、ハローワークの求人とナース人材バンクの求人の両方を探すことができ、さらにハローワークの求人についてもより詳しい情報を得ることができるので便利です。

高齢者とふれあうことが好きな人に向いている仕事

デイサービスは65歳以上の高齢者を対象とした施設なので、お年寄りとふれあうことが好きな人に向いている仕事です。

「定時で帰れる」「土日が休み」といった条件だけでなく、まずは自分自身が高齢者と日々コミュニケーションをとる仕事に向いているかどうかを、確認することが大切です。

デイサービスの看護師とは、こんな仕事

医療看護ケア以外は介護士と同じように働く

高齢者が外出をせずに自宅に引きこもってしまうと、運動量が不足したり、孤独感にさいなまれたりといった事態を引き起こします。

家族の大変さを軽減するためにも、デイサービスに通って入浴介助や昼食の食事介助を受け、レクリエーションをして人との交流を深めることが必要です。

このような趣旨で設置されているのがデイサービスですが、看護師はその中で利用者さんのバイタルチェックや塗り薬の塗布、口腔ケア、服薬管理などの医療看護ケアを行い、それ以外の時間は介護士と同じように利用者さんへの対応を行います。

急変時の対応やインシュリン注射などの医療行為もある

デイサービスの利用者さんの中には、突然体調を崩す人もいて、その場合は看護師がすぐに対応して病院に連れて行ったり、救急車を呼んだりといった対処をします。

それ以外に、利用者さんの体調に応じてインシュリン注射なども行います。

デイサービスの他に「デイケア」という選択肢もある

利用者さんが自宅から通ってくる通所サービスのことを、一般的に「デイサービス」と呼んでいますが、通所サービスの中には「デイケア」という施設もあり、最近増えています。

デイケアとは通所リハビリテーションのことで、要介護1~5の認定を受けた高齢者が通う、リハビリを主な目的とした施設です。

デイケアには常勤の医師や理学療法士・作業療法士などがいて、看護師はその中で利用者さんのバイタルチェックや薬の管理といったデイサービスと同じような仕事の他に、医師の指示に従って処置を行い、リハビリのサポートもします。

医師が常駐しているという点では、デイサービスよりも精神的な面では楽かもしれません。

デイサービスの看護師の一日のスケジュール

デイサービスの看護師の一日のスケジュールは、勤務する施設によっても若干違いますが、一般的に次のようなスケジュールとなります。

8:30 出勤

出勤をしたら朝の準備をしてミーティングを行い、その日のスケジュールや連絡事項を確認します。

8:45 お迎え

利用者さんをお迎えします。車による送迎は主に介護スタッフが行いますが、施設によっては看護師が同乗したり、車の運転を行う場合もあります。

9:30 バイタルチェック

利用者さんがデイサービスを利用する前に、血圧や脈拍・体温などのバイタルチェックを行い、健康状態を確認します。

入浴しても支障はないか、レクリエーションをしても問題ないかといったことを、看護師が判断します。

10:00 入浴した利用者さんの処置

利用者さんが順番に入浴を行うので、入浴が終わった利用者さんから順に、塗り薬の塗布や湿布の貼付、褥瘡の処置を行います。

11:00 レクリエーション

利用者さんと一緒にレクリエーションを行います。共有スペースで一緒にゲームをしたり、絵画や工作などの趣味がある利用者さんには用具を準備するなどして、それぞれの利用者さんが楽しく過ごせるように配慮をします。

レクリエーションの中に機能訓練を取り入れているデイサービスもあり、看護師もそのサポートをします。

機能訓練は、機能訓練指導員がいればその人が中心になって行いますが、いない場合は看護師が兼務をします。

12:00 利用者さんの昼食の介助

お昼になったら、利用者さんの昼食の介助を行います。高齢者向けに調理された食事を、利用者さんが最後までしっかりと食べられるよう、できない部分はサポートします。

食事の際には配薬の準備も行い、利用者さんによってはインシュリン注射や血糖の測定なども行います。

13:00 昼食・休憩

利用者さんが昼食を食べ終わって休憩に入ったら、今度は自分の昼食です。お弁当を持ってくるなどして休憩室で昼食を摂り、体を休めます。

14:00 レクリエーション・リハビリ・業務記録

午後になったら、またレクリエーションやリハビリなどを行います。レクリエーションは看護師が中心になって行い、看護師はそのサポートをします。

一日の中の空いた時間に、業務記録をつけます。

15:00 おやつタイム

利用者さんにおやつを配り、おやつタイムとなります。利用者さんと会話をするなどして、のんびりとしたひとときを過ごします。

16:00 利用者さんのお見送り

一日のデイサービスが終わり、利用者さんが帰宅をします。荷物の準備を手伝い、お見送りをします。

17:00 片付け・明日の準備

利用者さんが帰られたら、施設内を片付けて、明日の準備をします。

17:30 退勤

すべての作業が終わり、退勤となります。

デイサービスの看護師の年収水準

未経験からデイサービスの看護師になった場合

勤務する施設によって年収はさまざまですが、未経験からデイサービスの看護師になった場合、正職員の年収の相場は300万円~350万円ほどです。

経験を積むと年収は350万円~450万円前後

デイサービスの看護師として経験を積むと、施設によって違いはありますが、一般的に350万円~450万円の年収になります。

デイサービスの看護師は昇給があまりなく、経験を積んでもあまり年収は変わりません。

ただし無理なく長く働き続けることができるので、その点を考えて転職を検討するといいでしょう。

デイサービスの看護師のここが知りたい!

夜勤はあるの?

デイサービスの看護師は日中のみの仕事なので、夜勤はありません。

毎日同じ時間に出勤し、同じ時間に退勤して、規則的な生活を送ることができます。

土日には休める?

先ほども書きましたが、デイサービスの多くは日曜・祝日がお休みなので、日曜と祝日はほぼ確実に休むことができます。

施設によっては土日祝日が休日になっているところも数多くあります。

残業はどのぐらい?

デイサービスの利用者さんは決まった時間に通って決まった時間に帰るので、残業はほとんどありません。

お客様の容態が急変した場合などは、残業になることもありますが、ほとんどないでしょう。

転勤や出張はある?

デイサービスの看護師には、転勤や出張はほとんどありません。ごく稀に、同じ系列の別施設に移ってほしいと言われるケースもないとはいえませんが、多くの場合同じ施設でずっと働き続けています。

利用者さんと一緒に車で買い物ツアーやお花見などに出かけることはありますが、遠方の出張はないと思っていいでしょう。

有給休暇は取れる?

デイサービスは土日に休めて定時に帰れるなど、看護師にとってとても働きやすい職場なのですが、唯一微妙なのが「有給休暇を取れるかどうか?」という問題です。

法律的には、「通所定員15名以上のデイサービスは、全営業日に看護師が必要」となっています。ところが、看護師が2名いる施設ならお互いに相談しあって有給を取ることができますが、看護師が1名しかいない施設はそうはいきません。

自分が休んでしまうと、利用者さんに迷惑をかけてしまうことになってしまうのです。

有給休暇に限らず、自分や自分の子どもが体調を崩したときにどうするのかというのも、看護師さんとしては非常に気になる点でしょう。

ブラック施設の中には、「看護師の有給は基本的になし。風邪を引いても欠勤扱いで、有給を消化できない」という労働基準法違反の施設も実際にあり、間違ってもそういう施設を選ばないよう十分に注意をする必要があります。

子育てをしながら働ける?

デイサービスの看護師は夜勤や残業がなく、日曜日に休めるので、子育てをしながら働いている看護師さんがたくさんいます。

土日祝日に休めるデイサービスを探せば、家庭生活にほぼ支障なく、働き続けることができるでしょう。

体力的にも病院や特別養護老人ホームなどに比べて重労働ではないので、ただでさえ疲労が溜まる子育て期を、働きながら何とか乗り越えることができます。

引越しをしても仕事は続けられる?

デイサービスは全国各地にあるので、引っ越し先の地域でデイサービスの看護師募集に採用されれば、問題なく仕事を続けることができます。

残業や夜勤がないので、介護施設の中では人気の職種ですが、派遣社員やパートタイム勤務などを含めれば転職先に困ることはほとんどないでしょう。

単発のデイサービスのアルバイトも、数多くあります。

デイサービスの看護師への転職に成功した事例

病棟看護師として多忙な日々を送る

Aさんは幼い頃から看護師に憧れ、看護大学を卒業して地元の総合病院で看護師に就職しました。

病院では療養病棟の看護師として、長期にわたって入院治療を行う患者さんの看護を行っていました。

患者さんの中には高齢者の方も多く、看護をしながらさまざまなお話を聞く中で、「お年寄りの方々は、たくさんの知識や経験をお持ちで、何て素晴らしいのだろう」と思うことが多々ありました。

将来の結婚を考え、夜勤や土日出勤のない職種への転職を考え始める

療養病棟での仕事は、じっくりと人の話を聞くことが得意なAさんには、とても合っていました。

療養病棟の看護師A
療養病棟の看護師A

「できれば、このまま療養病棟の看護師としてやっていければ」

と思っていたAさんですが、20代後半となって、月に数回ある夜勤や土日出勤のことが気になり始めたのです。

療養病棟の看護師A
療養病棟の看護師A

「30歳前後には結婚をしたいし、そうなると実家は遠くて助けてもらえないから、夜勤はできなくなる。土日出勤は子どもができたら厳しいかもしれない」

そう考えたAさんは、夜勤や土日出勤のない職種への転職を考え始めました。

看護師専門の転職エージェントに相談

とはいえ、看護師の経験を活かしてどんな仕事に就けるのかがわからなかったAさんは、看護師専門の転職エージェントに相談をしました。

Aさんは療養病棟の仕事が自分に合っていたこと、高齢者の方と接する仕事が嫌いではないこと、などを転職エージェントのキャリアカウンセラーに伝えました。

キャリアカウンセラーからは、

キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタント

「Aさんはお年寄りの方々を尊敬し、話をじっくりと聞いてあげられる方なので、介護施設の看護師の仕事は向いているかもしれませんね」

と言われました。

夜勤や土日出勤がないデイサービスの仕事を勧められる

確かに、生まれたときからAさんは大好きなおばあちゃんと一緒に暮らしていて、そのおばあちゃんからいろいろなことを教わっていたので、お年寄りのことは無条件に尊敬していました。

キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタント

「介護施設には有料老人ホームや特別養護老人ホームなどいろいろあるのですが、結婚・出産しても無理なく勤められて、夜勤や土日出勤がない介護施設というと、やはりデイサービスが一番良いかもしれません」

そうアドバイスを受けたAさんは、実際に自宅の近くで看護師の正職員を募集しているデイサービスを見学してみたところ、お年寄りとスタッフが本当に楽しそうにレクリエーションをしたり、食事をしたり、体操をしたりして過ごしていました。

療養病棟の看護師A
療養病棟の看護師A

「皆さんご自分の好きなことをしていて、とても生き生きとしている。スタッフの方々もいい方ばかりで、ここなら私も長く働けそう」

そう思ったAさんは、デイサービスの看護師求人に応募し、採用となりました。

利用者さんと過ごす豊かな時間に、喜びを感じる日々

デイサービスの看護師に転職後、Aさんは夜勤もなくなり、規則正しい生活ができるようになりました。

土日休みのデイサービスなので、週末には友人と出かけることもできるようになり、Aさんの生活は一変しました。

スタッフの半分以上が育休取得後に復帰して働いているので、働くママのサポート体制は完璧で、いつ結婚しても心配のない状態になったことが、Aさんにとって最も嬉しい点です。

仕事の内容的には、以前よりも看護師の技術を発揮できる部分は少なくなりましたが、高齢者の方にどうしたら満足していただけるか、といったメンタル面のサポートをすることも意外と楽しく、充実した毎日を送っています。

看護師A
看護師A

「療養病棟では医療がメインだったので、高齢者の方のお話を聞いてあげることぐらいしかできなかったけれど、デイサービスではより豊かな時間を過ごすためのアイデアなども出せるので、高齢者の方々の楽しそうなお顔を見るととてもやりがいを感じる」

と、デイサービスに転職したことに心から満足するAさんでした。

デイサービスの看護師への転職に成功するためのポイント

少しでも多くの求人情報を集め、より条件のよい施設を選ぶ

デイサービスの施設は数多くあるので、思わず「自宅からそこそこ近いデイサービスがあれば、そこでいいかな」と思ってしまいがちですが、デイサービスによって年収や職場の雰囲気などもかなり違います。

転職後に「ここを選んで本当に良かった」と思えるようになるには、少しでも多くの求人情報を集め、より条件のよい施設を選ぶことが大切です。

たとえばハローワークやインターネット上の転職サイトをチェックすることも大切ですが、転職エージェントにも2~3社ほど登録し、できるだけ多くの求人情報を集めましょう。

そして自宅からある程度近く、条件的によさそうなデイサービスをピックアップしたら、転職エージェントのキャリアカウンセラーに職場の雰囲気などを教えてもらうのがベストの方法です。

デイサービスの中には、古株の介護士数人が新しく入ってくる看護師をいじめるような施設もあるので、そういう施設は間違っても選ばないように注意しましょう。

職場見学をする

病院の看護師さんなどが働きながら転職活動をする場合、「忙しくて職場見学なんてしている暇はない」と思って、電話相談だけで転職先の候補を選んでしまう人もいます。

確かに病院の看護師さんはとても忙しいので、見学時間を確保するのは容易なことではありませんが、見学をせずに転職先を選ぶのはとても危険です。

転職をしたら長い期間その職場で過ごすことになるので、後になって「やっぱり見学しておけばよかった」と後悔しないよう、職場見学はできるだけ行っておくことをおすすめします。

実際に職場に足を踏み入れてみて、その施設の空気を感じ、働いているスタッフや利用者さんの表情、職場の清潔度、感染対策への対応などをしっかりとチェックし、「ここなら気持ちよく働けそう」と感じた時点で応募するのがベストの方法です。

どうしても無理な場合は、面接の際にしっかりと職場を見せてもらい、「ここで働くのは厳しそう」と思ったときは、断る勇気をもつことも大切です。

インターネット上の口コミサイトもチェック

どんなデイサービスなのかを知るために、インターネット上の口コミサイトなどをチェックするのも有効な方法です。

口コミの中にはやらせやデマもありますが、いくつか読んでいるとどんな口コミが信ぴょう性が高いか予測できるようになってきます。

もちろん転職エージェントから聞く生の情報ほど頼りにはなりませんが、ひとつの参考としてチェックしておく価値はあるでしょう。

子育て中の雇用形態なども確認しておく

これから結婚・出産を控えている人は、子育て中に自分がどのような雇用形態になるのかも確認しておきましょう。

たとえば出産後もずっと働き続けたいなら、1年間の育児休暇を取った後、復帰してしばらく時短勤務ができるデイサービスを選べば、無理なく働き続けることができます。

もし「出産後も働き続けたい」と思っているのに、育児休暇を取って復帰することを嫌がられるような職場に転職してしまうと、いったん辞めるしか方法がなくなるかもしれません。

逆に、「出産したらしばらくは子育てに専念するから、それまで働ければいい」という人であれば、その点は気にする必要はないでしょう。

まとめ

デイサービスの看護師は、定時に帰れて週末に休むことができ、体力的にも病院に比べて楽なので、結婚・出産・子育て期の女性にとってはとても働きやすい職場です。

ただし、病院の看護師に比べて給与がかなり安くキャリアアップしづらい職種なので、将来的なことを考えて転職を踏みとどまる人もいるでしょう。

「自分にとって最も大切なものは何か?」を考え、キャリアの道筋を明確にした上で転職を決断するのがベストの方法です。

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