学校保健室の看護師へ転職する7つのメリット、4つのデメリット!仕事内容や年収についても解説

更新日:2020.12.9

「学校の保健室」への転職を考えている人のために、保健室の看護師に転職するメリット&デメリットや仕事内容、年収、転職成功のためのポイントについてご紹介しましょう!

学校保健室の看護師に転職するメリット・デメリット

学校保健室の看護師に転職するメリット

夜勤がなく定時に帰れる

学校保健室の看護師に転職する最も大きなメリットは、夜勤がなく定時に帰れる点です。

特に病棟看護師として忙しく働いていた人は、保健室の看護師に転職すると、プライベートの時間がグッと増えたことを実感するでしょう。

ただし、学校によっては看護師がとても忙しいケースもあり、必ずしもすべての学校が定時で帰れるわけではありません。

健診の前なども忙しくなることがあるので、そのことも頭に入れておく必要があります。

土日祝日に休める

学校保健室の看護師は、土日祝日に休むことができます

病院の看護師と違って、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始もカレンダー通り休みが取れるので、結婚して家庭をもつ看護師さんにとっては、すべての条件が整った職場といえるでしょう。

長期休暇が取りやすい

学校は夏休みや冬休み、春休みなどに長い休みがあり、そのときに合わせて長期休暇を取りやすいというメリットがあります。

「海外旅行に行くから10日間休みたい」「実家にしばらく帰りたい」というときも、夏休みに合わせれば無理なく取ることができます。

生徒から元気をもらえる

学校には何百人という生徒がいて、元気いっぱいに勉強したり遊んだりしています。そんな生徒たちから若いパワーをもらえるのは、学校の保健師として働く大きなメリットといえるでしょう。

病気の人を診る病院や、大人しかいない企業とはまったく違った、とても活気のある職場です。

体の負担が少ない

学校保健室の看護師は、病院の看護師と違って肉体労働が少なく、立ちっぱなしということもないので、体の負担が少ないのは大きなメリットです。

医療ミスへのプレッシャーがない

基本的に健康な学校の生徒や職員を対象とした仕事なので、急性期病棟のように医療ミスへの不安からプレッシャーを感じることは少なく、安心して毎日働くことができます。

ただし、生徒が体育の授業中や部活中に大ケガをするといったことはあり、そのときに看護師の応急処置が適切だったかどうかは、問われる場合もあるでしょう。

長期にわたって安定して働ける

学校保健室の看護師は、学校という非常に安定した職場で、充実した福利厚生も利用でき、長期にわたって安心して勤め続けることができます。

ただし、最近は保健室の看護師の採用も非正規になる傾向があり、その場合はけっして安定しているとは言い切れません。

非正規の場合、定年の年齢まで勤められるかどうかという問題もありますが、少なくとも企業のようにあっさり首を切られることは少ないでしょう。

学校保健室の看護師に転職するデメリット

給与があまり高くない

年収については後でご紹介しますが、保健室の看護師の給与は、病院の看護師に比べて低めです。

大学か小・中・高校か、公立か私立かなどによっても多少差がありますが、企業の産業保健師などと比べても若干低い傾向にあります。

そのため、「せっかく看護師になったのだから、高い給与が欲しい」という人は、学校保健室の看護師は向かないでしょう。

ただし、正職員の場合は年齢を重ねるとともに着実に昇給する学校も多いので、最終的には年収600万円以上になるケースもあります。

キャリアアップを図るのが難しい

保健室の看護師の仕事は、特にハイレベルな知識や技術を要する業務がなく、それだけにキャリアを積むという点では難しいものがあります。

いったん学校の保健室に勤め始めたら、看護師として他の職種にはまず就けないと思った方がいいでしょう。

正職員の場合はそれでも定年まで働けるので問題はないのですが、派遣社員や契約社員の場合は、契約が切れた時点で次の転職先が見つからない可能性もあります、

そうなると職自体を失ってしまうことになるので、その点もよく考えた上で転職を決めることが大切です。

仕事が単調でつまらないと感じる人もいる

学校保健室の仕事は、病院と違って重篤な患者の看護を行うこともなく、日常の業務はいたって平坦なので、それを「つまらない」と感じてしまう人もいます。

特に急性期病棟や救急外来、NICU、手術室などで働いていた人は、常に命の現場で気を張り詰めて働いていたため、保健室ののどかさに気が抜けてしまう場合もあるでしょう。

それを「ワークライフバランスを優先したのだから良し」と考えられるかどうか、いま一度自分自身の気持ちを確認してみる必要があります。

定年が決まっている

病院の看護師の仕事は、体力と気力があれば70歳以上になっても働けますが、学校保健室の看護師は定年(60~65歳)が決まっていて、それ以上働くことはできません

そのため、人生100年時代の途中で定年退職となった後、どのようなライフプランを描くのかといったことが、将来的に課題になる可能性もあります。

もし定年後も働きたいのであれば、子どもたちのメンタル面をサポートする経験を活かして公認心理士の資格を取るなど、なんらかのキャリアの道筋を考えておく必要があるでしょう。

学校保健室の看護師になるには

学校の看護師募集に応募する

学校保健室の看護師になるには、学校の保健室に欠員ができたときや、新たな教育施設の設立で保健室の看護師を募集するときなどに応募するのが、一般的なパターンです。

学校保健室の看護師には、幼稚園から小・中・高校、大学・短大・専門学校まで、さまざまな職場があります。

求人数は少なく、正職員募集は激戦が予想される

ハローワークにも学校保健室の看護師求人はありますが、ひとつの学校で募集が出てもせいぜい1名か、どんなに多くても2名程度です。

さらに学校保健室の看護師は離職率が低いので、全体的に求人数が少なく、募集が出ると殺到する可能性があります。

そのため、正職員募集は激戦が予想されるので、少しでも多くの求人募集を集める必要があるでしょう。

看護師専門の転職エージェントが、非公開求人として学校の保健室の求人を持っていることもあるので、自分で探すだけでなく、転職エージェントにも登録しておくのがベストの方法です。

学校に勤務する知り合いに声をかけておく

学校に勤めている知り合いがいる場合は、「もし保健室の看護師の欠員が出たら教えてね」と声をかけておくのも、ひとつの方法です。

学校は信用が第一なので、求人を出す前に職員の紹介で採用を決める可能性もあるからです。

もちろん、人気の職種なので欠員はなかなか出ませんが、「ご主人の転勤でやむなく退職」という看護師さんがいれば、その後任として入れる可能性はあるでしょう。

学校保健室の看護師とは、こんな仕事

校内の怪我人・病人の対応、健康診断の実施、事務作業などを行う

学校保健室の看護師は、基本的に保健室に常時待機して、生徒や教職員が急に怪我をしたり、体調を崩したりしたときに応急処置をするのが主な業務です。

症状によっては保護者に連絡をして迎えにきてもらったり、救急車を呼んだり、病院に連れて行ったりすることもあります。

生徒や教職員の健康診断を行うのも、保健室の看護師の重要な仕事のひとつです。健康診断が終わった後は、データ集計や資料整理などの事務作業も行います。

また、保健室の運営や保健組織活動にもかかわり、必要に応じて保健指導や健康相談なども行います。

カウンセラーのように生徒の悩みを聞いてあげることも多い

学校の保健室にやって来るのは、ケガや病気の生徒だけではありません。学校の教室に入れずに保健室に登校したり、教室にいても辛くなって保健室に逃げてくる生徒もいます。

保健室の看護師は、そうした悩みや辛さをもつ生徒に優しく寄り添って、悩みを聞いてあげるのも仕事のひとつです。

今いじめや不登校に悩む生徒はとても多く、保健室にやってくる生徒の数も昔より多くなっています。

そのため、保健室の看護師のカウンセラー的な役割は、今後もますます重要になってくるでしょう。そういう意味では、精神疾患に関する知識ももっておく必要があります。

学校の養護教諭と看護師との違い

学校保健室の看護師とよく似た立場の職種に、「養護教諭」があります。養護教諭は教員免許状をもつ学校の先生の一人で、保健に関する知識をもとに、子どもたちの心身の成長をサポートするという役割があります。

看護師と同じように児童・生徒のケガや病気の応急処置、健康診断、健康観察といったことも行いますが、性について指導するといったことも養護教諭の役割のひとつです。

看護大学を出た人の中には、養護教諭一種免許をもっている人もいますが、学校に養護教諭として就職するには、免許だけでなく教育委員会(公立)や各学校(私立)の教員採用試験を受ける必要があります。

それに対して学校保健室の看護師は、教員免許状ではなく看護師の資格を持つ立場として、医師の指示のもとに診療補助や日常生活のサポートを行います。

そのため、看護師は学校内の児童・生徒だけではなく、学校の先生や事務職員など、学校にいる全員の健康をサポートするという任務があります。

保健室の職員を採用する際に、看護師と養護教諭の両方の資格を求める学校もありますが、私立学校の場合は看護師資格のみで保健室に転職できるケースも少なくありません。

私立の大学や専門学校の健康相談室も、看護師の資格だけで転職できる場合が数多くあります。

学校保健室の看護師 一日のスケジュール

学校保健室の看護師の一日のスケジュールは、勤務する学校によっても違いますが、ここでは小学校の保健室に勤める看護師のスケジュールの一例をご紹介します。

7:30 出勤

朝8時台に始まる学校が多いので、保健室の看護師の出勤は一般的に早めです。

保健室に入ったらまずは掃除し、給食のアレルギー対応をしている生徒を確認します。必要に応じて担任との情報交換も行います。

8:00 校門の前で生徒に挨拶

生徒が続々と登校してくるので、校門の前に立って「おはようございます」と、笑顔で挨拶をします。

ただ単に挨拶をするのではなく、「暗い表情で登校してくる子はいないか?」「体調が悪そうな子はいないだろうか?」と注意しながら挨拶し、気になる子がいれば担任に報告します。

8:15 健康観察

生徒が全員教室に入った時点で、健康観察を行います。

1クラスずつ教室を回って健康状態を確認し、健康観察版を回収します。感染症の予防についても、十分な注意を払います。

9:00 保健室での対応

健康観察が終わったら保健室に戻り、主に保健室にやって来る生徒への対応を行います。

体育の時間に負傷をして保健室に駆け込んで来る子に応急処置をしたり、気分が悪くなった子をベッドに寝かせ、保護者にお迎えの電話を入れたり、症状によっては救急車を呼んだり、病院に連れて行ったりする場合もあります。

それ以外に、教室に入れなくて保健室登校する生徒もいるので、やさしく会話をしながら「心の健康」に関してもサポートを行います。

12:15 休憩

給食を食べ、適宜休憩を取ります。昼休みに校庭で遊んでケガをする生徒もいるので、その場合は生徒優先となります。

保健室登校をする生徒に対応しなければならない場合もあるので、ゆっくりお昼ご飯が食べられる環境とはいえないでしょう。

13:00 保健室での対応

お昼の休憩が終わったら、引き続き保健室での対応を行います。

時間に余裕があるときには、事務作業を行います。保健委員会の準備や、ケガをした生徒の保険申請など、空き時間にやらなければならない作業は意外と多くあります。

16:45 終業

一日の授業が終了し、生徒が下校すると、事務作業や行事のための打ち合わせなどを中心に行います。放課後は職員会議に出席することもあります。

18:00 退勤

一日の業務が終了し、退勤となります。

学校保健室の看護師の年収水準

未経験から学校保健室の看護師になった場合

勤務する学校によって年収はさまざまですが、未経験から学校保健室の看護師になった場合、年収の相場は300万円~450万円ほどです。

一般的に公立の学校よりも、私立の学校の方が年収が高い傾向にあります。

経験を積むと年収はいくらぐらいになる?

学校保健室の看護師として経験を積むと、学校にもよりますが一般的に400万円~650万円ほどの収入となります。

学校保健室の看護師は、最初は低い給与から始まっても、年齢を重ねるごとに着々と昇給していくのが嬉しい点です。

ただしそれは正職員の場合で、契約社員や派遣社員はこれに当てはまりません。学校保健室の看護師は非正規募集も多いので、年収の推移については応募の際にしっかりと確認することが大切です。

学校保健室の看護師のここが知りたい!

夜勤はあるの?

学校保健室の看護師は、日勤の時間帯のみの勤務なので、夜勤はありません。

土日には休める?

学校は基本的に土日祝日が休みなので、保健室の看護師も土日祝日に休むことができます。ゴールデンウィークや夏休み、年末年始なども学校は休みなので、問題なく取ることができるでしょう。

ただし休日に運動会などのイベントが開催されるときは、救護班として出勤します。

残業はどのぐらい?

学校保健室の看護師が残業をすることは、一般的にはあまりありません。退勤間際に学校の中で急な負傷者や病人が出たときや、健診前後は残業が発生しますが、あとは基本的に定時で帰れる仕事です。

ただし、看護師一人で保健室の業務をすべて行うような職場では、残業が多くなってしまうケースもあるでしょう。

保健室の看護師の仕事は、一生懸命やればやるほど忙しくなる部分もあるので、中には夜遅くまで残って仕事をしている人もいます。

転勤や出張はある?

公立の学校には転勤があり得ますが、私立の場合は基本的に転勤はありません。系列校の保健室に異動になる可能性もないとは言えませんが、可能性としては低いでしょう。

出張に関しては、公立・私立ともにほとんどありません。学校の体育大会などがあるときは、救護班として現地に向かいますが、それも近場なので出張とまではなりません。

遠足や修学旅行・林間学校には看護師が添乗する必要があるのですが、看護師が平日に留守をしてしまうと保健室の業務に支障をきたすので、今は単発のアテンドナースに依頼しているケースが主流です。

有給休暇は取れる?

養護教諭と看護師の2名体制の保健室や、看護師が2名以上いる保健室であれば、お互いに相談し合って有給を取ることができます。

ただし、保健室に看護師1人のみという職場では、学校のある日に有給を取るのは厳しいものがあります。その場合は、生徒が休む夏休みなどにまとめて取ることになるでしょう。

子育てをしながら働ける?

先ほどもお話ししましたが、学校保健室の看護師は残業が少なく、夜勤なし、土日休みで身体的にも楽な仕事なので、子育てをしながら働くのにはまさに格好の職場です。

病院の看護師をしていた人も、結婚を意識する頃から、学校の保健室への転職を考える人は少なくありません。

それだけに正職員の求人は倍率も高く、狭き門となっています。結婚・出産を考える女性が、学校の保健室の正職員になれたら、かなりラッキーといえるでしょう。

ただし、学校によっては保健室の看護師が一人でてんてこ舞いしている職場もあるので、そういう職場に間違って入ってしまうと、出産とともに退職ということにもなりかねません。

転職するにあたっては、看護師の仕事の範囲がどこまでなのか、残業はあるのかなどをしっかりと確認することが大切です。

引越しをしても仕事は続けられる?

引っ越し先の地域で学校の保健師の求人が出ればチャンスはありますが、求人が少ないだけに、正職員となると転職はなかなか厳しいものがあるでしょう。

「パートや派遣社員でもいい」ということなら、転職できるチャンスは増えるかもしれません。

看護師がキャリアチェンジする仕事の中には、地方に職場がほとんどない職種もあるのですが、学校は全国どこにでもあるので、そういう意味では引っ越しをしても働き続けられる職種といえます。

学校保健室の看護師へ転職成功した事例

大学病院の小児科病棟で、残業に夜勤にと忙しく働く日々

Aさんは小学生の頃に両親が離婚し、母が看護師として働きながら女手ひとつで育ててくれたため、「自分も大人になったら看護師になって、母を助けてあげたい」と思っていました。

昔から子どもが大好きだったAさんは、看護学校を卒業後、大学病院の小児科病棟に入職。重篤な病気をかかえながら健気に闘っている子どもたちに、生きることの尊さを実感させられながら、残業に夜勤にと忙しい日々を送っていました。

そして子どもたちの「病気を治したい」という思いに応えるべく、小児医療や小児看護に関する勉強会にも、熱心に参加していました。

母親が体調を崩し、小児科の正職員として働き続けるのが難しくなる

「この仕事をずっと続けたい」と思っていたAさんですが、20代後半に差しかかった時点で、これから先のことをいろいろと考えるようになりました。

「最近母は体調の不良を訴えることが多くなった。このまま自分がずっと忙しく働いていると、家事もやってあげられないし、何かあったときにサポートすることもできない」そんな思いが、心をよぎるようになったのです。

また、Aさんは父親のいない寂しい生活を送ってきたため、「自分は幸せな結婚をして、たくさん子どもを産んで、母を喜ばせてあげたい」という思いもありました。

小児科病棟の看護師に残業や夜勤はつきもので、小児科クリニックに転職すれば夜勤はなくなるものの、残業は免れそうになく、小児科の分野で正職員として働き続けるのは難しかったのです。

小学校の保健室に転職する道があることを知る

「このまま小児科病棟の看護師としてやっていくのは、難しいかもしれない」と考えたAさんは、悩んで看護師専門の転職エージェントに相談をしました。

転職エージェントのキャリアカウンセラーからは、「小児科の看護師として、立派な経歴をお持ちですね。確かにお母様のことや結婚後のことを考えると、このまま病棟看護師としてやっていくのは厳しいかもしれません」と言われました。

そして、「せっかく小児科での実績があり、お子さんが好きなら、小学校の保健室に勤務するという方法もありますよ。私立の小学校なら、看護師の免許だけで保健室に採用されるケースが数多くあります」とアドバイスを受けたのです。

「自分にとってこれ以上の仕事はない!」と確信

「そういえば、看護学校時代の同期の仲間が小学校の保健室に勤務していて、保健室登校する子どもたちのサポートもしてるって言ってたっけ。彼女がサポートすることで、教室に戻ることができた子もいると聞いたけれど…」

もともと看護師の仕事自体よりも、子どもと関わることが大好きだったAさんは、「もしかしたら小学校の保健室の仕事は、自分に向いているかもしれない」と思い始めました。

実際に保健室で働いている同期の仲間にそのことを相談すると、「あなたほど子ども好きで、小学校の保健室に向いている人はいないわ!」と太鼓判を押されました。

「残業なし、夜勤なし、土日休みで定年になるまで働けて、子どもたちと関われる仕事。私にとって、これ以上の仕事はないかもしれない」と確信したAさんは、転職エージェントに「小学校の保健室の求人が出たら教えてください」とお願いしました。

求人を待つ間に、応募書類を完璧に仕上げる

「小学校の保健室はなかなか空きが出ないので、すぐにはご紹介できないかもしれません」と言われたAさんは、働きながら気長に連絡を待つことにしました。

その間にAさんはキャリアカウンセラーのアドバイスに従って自己分析を行い、丁寧にキャリアの棚卸しをした上で、履歴書と職務経歴書を書きました。

大学病院時代にどのような思いで小児の看護をし、どんな経験を積んで、何にやりがいを持って働いてきたのか。やむなく病院を止めざるを得なくなった理由や、それでも子どもと関わる仕事がしたかった自分の気持ちなどを、何とか文章で伝えられるよう必死になって考えました。

そしてAさんは、その応募書類をメールでキャリアカウンセラーに送り、添削をしてもらったのです。

アドバイスを参考にして、何度も推敲を重ねた末、履歴書とA4用紙2枚の職務経歴書にすべてを書き切ることができました。

Aさんの努力とキャリアカウンセラーの的確なサポートによって、Aさんのキャリアのストーリーがありありとイメージできるような、魅力的な応募書類に仕上げることができました。

私立小学校保健室の看護師求人に応募!

そして2ヶ月後、ついに転職エージェントから「ご自宅から無理なく通勤できる私立小学校で、保健室の看護師募集が出ましたよ!」という連絡が入ったのです。

非公開求人とのことで、キャリアコンサルタントはAさんに真っ先に連絡を入れてくれました。実はこのように、いい求人が出たときに一番に連絡を入れてもらえる求職者になることも、転職を成功する上で非常に重要です。

Aさんはすぐに応募を決め、転職エージェントを通して書類選考に臨んだところ、すんなりと面接に進むことができました。

その後、Aさんはキャリアカウンセラーの模擬面接を受け、自宅でも必死になって面接の練習を重ねました。話す内容だけでなく、服装から髪型・表情に至るまで、繊細なまでにこだわっての面接チャレンジでした。

30人以上の応募者の中から、見事Aさんだけが採用される

面接当日、「大丈夫!Aさんは小学校保健室の看護師として、すべての条件を揃えている方なので、自信をもって面接に臨んでくださいね」というキャリアカウンセラーの言葉を思い出し、Aさんは堂々と面接室のドアをたたきました。

そして校長や教頭など、錚々たる顔ぶれが並ぶ中、Aさんは臆することなく自分の言葉で転職への思いを伝えました。

その結果、書類選考を含めると30人以上の応募者がいたにもかかわらず、見事Aさんが採用となったのです!

「面接のときに、小学校の子どもたちが楽しくのびのびと勉強している姿を見て、絶対にここで働きたいと思った。小児科の職を離れても、子どもたちとかかわることができる仕事に就けて、本当に嬉しい」と思うAさんでした。

学校保健室の看護師へ転職するためのポイント

転職エージェントに相談する

ハローワークやインターネットの転職サイトで転職先を探す人は多いのですが、学校の保健室への転職を考えるなら、転職エージェントにも登録することをおすすめします。

特に「看護のお仕事」や「マイナビ看護師」「ナース人材バンク」などの看護師専門の転職エージェントは、保健室の求人が発生する確率が高いので、できれば利用した方がいいでしょう。

まずは登録をしておいて、「学校の保健室の求人が出たらお願いします」と伝えておくと、求人が発生したときに声をかけてもらえます。

転職エージェントの利用は無料なので、2~3社に登録しておくと、紹介してもらえる可能性も高まります。

まずは書類選考に通るよう、応募書類対策を万全に

学校の保健室への転職を希望する看護師はたくさんいるので、転職活動をするにあたっては本気で応募書類対策・面接対策を行わないと、採用は望めません。

まずは書類選考に残るために、応募書類対策を万全に行いましょう!

自己分析を行って自分のこれまでのキャリアを整理し、転職を考えている学校のこともよく調べた上で、履歴書・職務経歴書を作成します。

インターネットや本などの情報を参考にして、自分なりに書類を作成し、その後は転職エージェントのキャリアカウンセラーに添削してもらいましょう。

自分だけの判断で終わらせるのではなく、転職のプロにしっかりとチェックしてもらうことで、「そうか!自己PRの文章が、もうひとつインパクトに欠けていたかもしれない」といったように、自分では気付かない点を指摘してもらうことができます。

特に「志望動機」や「退職理由」「自己PR」「職務経歴」といった項目は、練りに練っておくとよいでしょう。応募写真についても、いい印象を与えるために髪型・服装・表情に注意し、評判のいい写真館を選んで撮影するのがベストの方法です。

応募書類を提出したら、面接対策に集中!

学校側も面接にあまり長時間かけることはできないので、書類選考でおそらく数名に絞られるでしょう。

何とか書類選考を通過することができたら、次は面接対策です。応募書類を提出した時点で、転職エージェントのキャリアカウンセラーの模擬面接を申し込んでおくのがおすすめです。

そこで自分の話し方のクセや表情、話の内容などをチェックしてもらい、アドバイスに沿って自宅でも何度か練習すると、落ち着いた気持ちで面接に臨むことができます。

病院と学校は雰囲気がまったく違う。マナーや言葉づかいに要注意

学校の保健室への転職に成功するためには、病院と学校では雰囲気がまったく違うことを、知っておくことも大切です。

病気や怪我をした患者さんの治癒を目的とする病院と違い、学校は生徒を教育する場なので、保健室の看護師もさまざまな点で子どもたちの模範にならなければなりません。

そのため、面接の際に「この人は挨拶がきちんとでき、大人としてのマナーを守れる人か?電話対応の印象は良さそうか?」といったことをしっかりとチェックしています。

その点をよく理解した上で、好印象を与えられるよう、面接に臨むことが大切です。

まとめ

学校保健室の看護師は、定時で帰れて土日祝日に休むことができ、ゴールデンウィークや夏休み・年末年始の休暇もすんなり取れるため、「結婚をしたら学校保健室の看護師になりたい」と思っている看護師さんも多いのではないでしょうか?

確かに保健室の看護師は医療ミスへの不安もなく、毎日元気な子どもたちにたくさんのパワーをもらえるので、その雰囲気があっている人は日々はつらつと働くことができるでしょう。

ただし、保健室の看護師を経験した人の中には、いじめに悩む生徒をサポートする大変さや、単調な仕事に対する不満を感じる人もいます。

こうした点も踏まえて、年収面などもよく考えた上で、転職を決めることが大切です。

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