看護師3年目は転職の好機!心からよかったと思える転職を実現するための方法を解説!

更新日:2021.1.7

よく「看護師になったら、3年は仕事を辞めない方がいい」と言われますが、たしかに1年や2年で辞めてしまうよりも、3年目は看護師さんにとって転職の好機といえます。

そこで、看護師さんが3年目に転職しようと思う理由や、心から「よかった」と思える転職を実現できる方法について、詳しくご紹介しましょう!

看護師3年目なら転職先に困ることはない

3年目の看護師さんはどこからも引っ張りだこで、転職先に困ることはありません。

だからこそ、たまたま求人広告を見ただけで転職を決めてしまったり、「この程度でいいだろう」と妥協して転職を決めてしまったりするのは、避けたいものです。

自分が心から「転職してよかった!」と思える転職先が見つかるまで、けっして妥協することなく、じっくりと時間をかけて慎重に転職先を選びましょう。

転職をして年収をアップさせることも夢ではない

看護師さんの給与をアップして、いい人材を呼び込もうとしている病院も多い

3年目の看護師さんは経験者として十分通用するので、転職することによって年収をアップさせることも夢ではありません。

特に、今はどの病院も看護師不足なので、看護師さんの収入をアップしていい人材を呼び込もうとしている病院も数多くあります。

ひとつの病院にずっと勤めながら給与を大幅にアップさせるのは難しいですが、それができるのが転職のタイミングなのです。

給与の高さにつられて転職を決めてしまわないように注意を

ただし、他院に比べて給与がグンと高い病院は、何かしら理由がある場合もあるので、注意が必要です。

また、給与の高さにつられて、他の部分をよく調べずに転職してしまうと、後で後悔することもあり得ます。

転職先を決める際は、給与だけでなく職場の雰囲気や福利厚生など、さまざまな点を「これでもか」というぐらい詳しく調べてから決めるようにしましょう。

慎重に選べば人間関係のよい職場にも転職できる

看護師口コミサイトや病院情報サイトをチェック

病院の中には人間関係のよくない職場もけっこうあり、たまたまそういう職場を選んでしまうと、また転職を考えるハメに陥ってしまいます。

そのため転職先を選ぶにあたっては、どんな雰囲気の職場なのかということを、必ず確かめておく必要があるでしょう。

インターネットの看護師口コミサイトや、病院情報サイトの口コミをチェックすることも役に立ちます。

ネット上にはやらせの口コミやいい加減な口コミもありますが、しっかりと数多く読み込んでいくと、どれが信憑性の高い口コミかが予測できるようになってくるでしょう。

転職エージェントのキャリアカウンセラーに病院の生情報を教えてもらえる

さらに看護師専門の転職エージェントに登録すると、キャリアカウンセラーから病院の生情報をいろいろと聞くこともできます。

「あの病院の〇〇科は職場の雰囲気がとてもよくて、看護師長が皆に慕われている」といったリアルな情報も、教えてもらえるでしょう。

そして、必ずやっておきたいのが病院見学です。実際に自分の目で確かめた印象ほど、強力なものはありません。

ベストな転職タイミングを考えるなら3年目の終わり以降が理想的

ひと言で「3年目」といっても、2年1ヶ月勤めた看護師さんも3年目ですし、丸3年近く勤めた看護師さんも3年目です。

ベストな転職のタイミングを考えるなら、やはり3年目の終わり以降に転職をするのが、理想的でしょう。

そこまで勤めると、後輩の面倒をみるプリセプターの経験も積めますし、看護師として押しも押されもせぬ経験者として転職することができるからです。

また、丸3年勤めることで退職金が発生する場合もあるので、その辺も調べておく必要があります。

ただし、3年目ぐらいになると引き止めにあって退職に苦労するケースも多い

退職を申し出ると看護師長に必死になって引き止められることがある

3年目の看護師さんはどこの病院からも引っ張りだこなので、転職自体には苦労しないのですが、問題なのは「どうすれば今の職場をスムーズに辞められるか?」ということです。

病院によっては、退職を申し出ると看護師長に必死になって引き止められるケースがあるので、退職するのに苦労をするかもしれません。

退職を申し出ても辞めるに辞められずにいる看護師さんも少なくない

病院が人手不足の場合、3年目の看護師さんに辞められてしまうことは、病院にとって非常に大きな損失です。

病院の中には、損失どころか「あなたが辞めてしまったら、私たちはどうすればいいの?」と言わんばかりの、切羽詰まった状況にある場合もあるでしょう。

そういう病院だからこちらは辞めたいのですが、そういう病院だからこそ看護師長は何としてでも引き止めたいのです。

このようなせめぎ合いの中で、病院を辞めるに辞められずにいる看護師さんも、実は少なくありません。

では、どうすれば泥沼にはまることなく、スムーズに退職できるのでしょうか?

退職の意思を伝えてから実際に退職するまでの期間をできるだけ長くとること

なるべくスムーズに退職するためには、看護師長に退職の意思を伝えてから実際に退職するまでの期間を、できるだけ長くとる必要があります。

ただし、転職活動をする看護師さんの多くは、働きながら転職先を見つけることになると思います。

そうなると、転職先の病院としてはできるだけ早く来てほしいので、さすがに「3ヶ月後に入職したい」と言うのは無理があるかもしれません。

そうかといって、退職を申し出てから1ヶ月未満で辞めてしまうとなると、看護師長の引き止めを振り切るような形で辞めるしかなくなります。

退職を申し出てから実際に辞めるまでに、できれば2ヶ月、少なくとも1ヶ月以上の期間をおいて辞めるのがベストの方法でしょう。

転職活動を始める前に病院の就業規則を必ず確認

ここで気を付けたいのが、病院の就業規則です。法律上では14日前の申し出で退職できるようになっているのですが、病院の就業規則に「2ヶ月前に申し出ること」といった記載がされている場合があるのです。

もしそのような記載があれば、就業規則に従う必要があるので、「いい転職先があったから、1ヶ月後に退職する」というわけにはいかなくなります。

病院側とトラブルにならないよう、転職活動を始める前に、まずは病院の就業規則をしっかりと確認しておきましょう。

転職先が決まったら一刻も早く転職の意向を伝えること

転職先が決まったら、一刻も早く看護師長に転職の意向を伝えることが大切です。このときに、退職の時期も一緒に伝えましょう。

「退職を伝えると、看護師長の風当たりが強くなりそう」と思うかもしれませんが、そこはもうじっと耐えるしかありません。

退職の意向を伝えるのが延びてしまうと、それだけ退職しづらくなってしまうだけです。

どうしても聞き入れてもらえなかった場合はさまざまな手段が考えられる

では、もし誠意の限りを尽くしても退職を聞き入れてもらえなかった場合は、どうしたらいいのでしょうか?

その場合は、さまざまな手段が考えられます。まず「退職願」を出して、様子をみるという方法もあります。

それでもだめなら、看護部長に直談判にいくという方法もありますが、看護師長の人柄によっては逆鱗に触れる可能性があるので注意しましょう。

また、引き継ぎのための申し送りが必要な場合は、いつ後任がきても問題なく引き継げるようにしておくことも大切です。

あの手この手を尽くしてもだめだった場合は?

あの手この手を尽くし、「もうこれ以上自分の誠意の見せようがない」というところまでいってしまった場合は、それでも辞めるか、それともあきらめてこのまま勤め続けるかの二択しかありません。

自分の人生を後悔しないように、強行突破を決断するのであれば、今度は退職願ではなく「退職届」を提出して2週間後に自ら退職するか、労働基準監督署に相談する方法もあります。

いずれにしても、自分一人で最後の行動に出るよりは、転職エージェントのキャリアカウンセラーなど、転職のプロにまずは相談してみるのが賢明な方法です。

看護師3年目の転職を成功に導くための6つのポイント

年収アップを図るなら「基本給」や「手当」が高い職場を選ぶ

基本給と手当が高いのが、本当に意味で“高いお給料”

3年目で転職を考える看護師さんの中には、「せっかく転職をするなら、これを機会に年収をアップさせたい」と考えている人も多いでしょう。

その場合は、「基本給」と「手当」の金額を、特に注意してチェックすることが大切です。

基本給や手当の金額が高い病院は、残業や夜勤が少なくてもしっかりとした給与が支給されるので、本当の意味で“高いお給料”を得ることができます。

給与の幅があまりに広い求人には要注意

ハローワークの看護師求人などを見ても、「給与20万円~35万円」といった非常に幅の広い金額を提示しているケースを見かけることがあります。

一瞬「35万円もらえるなら悪くないかも」と思ってしまいがちですが、こういう書き方をしている病院は、少しでも高い金額を提示して看護師さんを呼び込もうとしている場合があるので、十分に注意が必要です。

「経験者と未経験者で金額に開きがある」という理由ならよいのですが、35万円というのは、実はバリバリに夜勤や残業をしたときの給与かもしれません。

そうなると、残業もなく通常の夜勤をこなしただけの月は、給与は20万円ということになるでしょう。

ボーナスの支給実績もしっかりとチェック

年収は月給だけでなく、ボーナスも含めた一年間の収入なので、ボーナスの支給実績はしっかりとチェックすることが大切です。

最近は経営難のために、ボーナスがまともに出ない病院もあり、「賞与あり」と漠然と書いた求人は避けるようにしましょう。

前年度のボーナス支給実績がきちんと明記され、「賞与は基本給の〇ヶ月以上」といった記載がなされている病院を選ぶのがベストです。

病院をスムーズに辞められる方法を考えておく

すでに退職した仲間がいれば、どうやって辞めたかを聞いてみる

退職の大変さについては先ほども書きましたが、3年目の看護師さんは病院にとって宝物のような存在なので、転職活動と同じぐらい「病院の辞め方」を真剣に考える必要があります。

もし同期の仲間で、すでに退職した人がいた場合は、どうやって辞めたのか聞いてみるのもひとつの方法でしょう。

退職できない悩みをかかえている看護師さんは、とてもたくさんいる

病院の体制や看護師長の人柄などによって、スムーズに辞められる方法はさまざまです。

中には、あれこれ考えても「結局は強行突破しか道がない」という病院も、あるかもしれません。それならそれで、あらかじめ準備をしておくことで、無駄な回り道をしなくても済むでしょう。

このような退職の悩みをかかえている看護師さんは、とてもたくさんいます。

看護師専門の転職エージェントなどにも相談しながら、「何がベストの辞め方なのか?」ということを、転職活動と並行しながら考えておくことが大切です。

退職のタイミングをよく考えて計画的に動く

3年目の看護師さんが転職をする場合は、退職のタイミングをよく考えて、計画的に動く必要があります。看護師さんが退職のときに考えるべきタイミングは、主に以下の3つがあります。

ボーナスをもらって辞められるかどうか?

「いつ辞めるのが金銭面で最もお得か?」といった、金銭面のタイミングを考えることが大切です。最もお得度が高いのは、一般的に12月(または7月)のボーナスをもらってから辞めるパターンでしょう。

退職金が出る場合は、退職金が出るタイミングも考える必要があります。

求人の多い時期に応募できるか?

転職活動をする時期が、求人の多い月かどうかということも、考えなければなりません。

たとえば1~2月は比較的求人が多いのですが、3月に入ってしまうと、4月に入職する人がすでに決まっているので求人が少なくなります。

転職活動をする時期によって、希望する病院の求人が出ない可能性があるので、その点もよく調べておくとよいでしょう。

今の職場をいつ辞めるのがいいか?

病院が忙しい時期に退職してしまうと、職場の人たちに迷惑をかけてしまうので、できれば職場が比較的落ち着いている時期に退職するのがベストの方法です。

ただし、この3つがすべて整うタイミングを見つけるのは、なかなか難しいかもしれません。その場合は、どれを一番優先するかを考えて、慎重に退職のタイミングを考えましょう。

自分のキャリアプランを考えた上で転職先を選ぶ

「自分は今後この道に進みたい」という目標をもつことが大切

看護学校を卒業したての看護師さんは、まだ右も左もわからないため、「とりあえず大きな病院で看護師経験を積みたい」と考えるのがごく一般的です。

でも、3年目の看護師さんの場合は違います。病院での経験を通して、「自分は今後この道に進みたい!」という目標を決め、将来のキャリアプランをしっかりと立てた上で転職をするのが、ベストの方法です。

なぜなら、3年目の看護師さんが転職を考える場合、今回どこに転職するかということが、自分のキャリア形成にとって非常に重要なカギを握っているからです。

3年目の転職は看護師人生のターニングポイント

たとえば総合病院に勤めていた看護師さんが、小児科専門の病院に転職した場合は、今後も小児の看護に携わる可能性が高くなるでしょう。

「結婚後も無理なく働ける職場に転職したい」と考えて、企業の産業保健師に転職した場合は、ずっと健康管理の道で生きていく可能性が高くなります。

自分が今後看護師としてどう生きていくのかを決める大きなターニングポイントとなるのが、看護師3年目の転職なのです。

職務経歴書で自分のキャリアをしっかりとアピール

「職務経歴書」は3年目の看護師さんにとってとても重要

3年目の看護師さんが転職を成功させるためにとても重要なのが、「職務経歴書」です。

採用試験の際に、病院側は「この看護師さんにはどの程度のスキルがあるのか?」「一人前の看護師として、仕事を任せても大丈夫なのか?」といったことを、まずはチェックします。

3年目の看護師さんを経験者として認めているからこそ、その部分を詳しく知りたいのです。その点が、看護師1~2年ほどで転職する看護師さんとは違う点です。

そのため、3年目の看護師さんが採用試験に応募する際は、「職務経歴書でいかに自分のスキルを伝えられるか?」が大きなポイントとなります。

自分のこれまでのキャリアを棚卸しし、経験や能力を箇条書きにする

よく「看護師として3年近く勤めていると伝えただけで、経験があることはだいたいわかってもらえるだろう」と考えて、職務経歴書を適当に書いてしまう人がいるのですが、転職を確実に成功させたいと思うならそれはNGです。

まずは自分のこれまでのキャリアを棚卸しして、自分がどの診療科でどのような経験を積んで、どんな能力があるのかを箇条書きにしましょう。

その上で、長すぎず短すぎない文章で、職務経歴書にわかりやすくキャリアを記載することが大切です。

職務経歴書を作成した後は、履歴書も含めて転職エージェントのキャリアカウンセラーに添削をしてもらうと、よりブラッシュアップした職務経歴書に仕上がります。

転職のプロに相談をする

応募書類の添削や模擬面接が受けられる

3年目の看護師さんが転職に成功するために必須ともいえるのが、転職のプロに相談をすることです。

看護師専門の転職エージェントに登録すると、先にもお話ししたように応募書類の添削をしてもらえたり、面接に成功するためのアドバイスをもらえたりします。

担当のキャリアアドバイザーに依頼をすれば、模擬面接も受けられるので、「この病院に絶対に転職したい!」と思う病院の面接を受ける前に、ぜひ模擬面接を受けてみることをおすすめします。

病院のリアルな内部情報を教えてもらうことができる

また、看護師専門の転職エージェントの中には、病院に直接行ってリアルな内部情報をキャッチしているところもあります。

そのため、自力ではなかなか知ることができない職場の雰囲気や、残業の実態なども教えてもらえるので、求職者としてかなり助かるでしょう。

たとえば「残業漬けの毎日だったので、今度は残業の少ない病院に転職したい」「今まで職場の人間関係が最悪だったので、皆で助け合って職場を盛り上げるような病院に転職したい」と伝えれば、その願いが叶えられる病院を紹介してもらうことができます。

看護師さんが3年目に転職しようと思う理由

一人前の看護師として堂々と転職できるようになる

看護師の世界で3年というのは、ひとつの大きな節目にあたり、3年目に転職を考える看護師さんはとてもたくさんいます。

3年目ともなると病院での仕事をひと通りマスターし、どこに転職してもやっていけるだけのスキルを持っているので、経験者として堂々と転職することができるからです。

しかも3年目の看護師さんは、まだ年齢的にも若いので、新しい職場にもスムーズに順応することができます。さまざまな点で、3年目というのは看護師さんにとって、転職の好機といえるでしょう。

もちろん、転職せずに同じ病院にずっと勤めることができれば理想的ですが、「この病院にずっと勤めるつもりはない」と考えているなら、3年目は“転職の考えどき”といえるかもしれません。

同期が少しずつ辞めていくのも転職したくなる理由のひとつ

新卒で入っていた頃はたくさんの同期がいて、お互いに助け合い励まし合いながら働けるのですが、3年目ぐらいになると転職や結婚などで、同期が少しずつ辞めていきます。

一人、また一人と同期が辞めていくと、「それなら私も」という気持ちになり、転職を考えるようになる人もいます。

3年目は看護学校時代の友人との給料格差を痛感する時期

新卒で入職した頃は気持ちもフレッシュで、とにかく仕事を覚えることに必死なのですが、2年3年と勤め続けるうちに、次第に自分の給与のことが気になり始めます。

「今年も意外と昇給が少なかった」「看護学校時代の〇〇さんは、もう30万円近くもらっているのに、私はまだ26万円しかもらってない」など、昇給や給与額のことで不満が生じるのもこの時期です。

「3年目なら経験者で転職できるから、転職して給与アップできるかも!」と考えて、転職をする看護師さんも少なくありません。

将来の結婚のことを考えて残業や夜勤のない職場を希望する

結婚後も残業や夜勤のある仕事を続けるのは難しい

看護師3年目になると24~25歳ぐらいになり、「そろそろ結婚のことも考えなければ」と思う年齢に差しかかります。

そうなると、残業や夜勤のある病院に勤め続けることは難しくなるので、「定時で帰れて夜勤のない仕事に転職した方がいいかもしれない」と思う人もいます。

実際、転職するなら20代前半の方が転職しやすいのは確かです。本当に結婚相手が決まった20代後半あたりに転職をしようとすると、「すぐに妊娠して育休に入ってしまうのではないか?」と思われて、敬遠されてしまう可能性もあるからです。

看護師3~4年目頃に転職し、そこにずっと勤め続けるのが理想的

たとえば24歳に転職をして、28歳に結婚をして出産したとしたら、4年間一生懸命勤めてくれた看護師さんなので、職場としても「おめでとう!育休の間はしっかり赤ちゃんと関わって、また戻ってきたらよろしくね」という気持ちにもなります。

ところが29歳に転職をして、入職早々結婚・妊娠し、育休を取ろうとすると、職場としても心から祝福する気持ちになれないのは無理もありません。

そのため、できれば看護師3~4年目頃に結婚後も働けそうな職場に転職しておき、その後はその職場に長く勤めて出産・育児期間を乗り切るというのが、最も理想的なパターンといえます。

看護師としてのキャリアアップを考えて転職をする人もいる

自分が深く学びたい分野を専門的に学べる病院に転職する

看護師さんの中には、自分がより深く学びたいと思う分野を専門的に学べる病院に転職することで、キャリアアップを図る人もいます。

たとえば「働きながら認定看護師の資格を取りたい」と考える人は、認定看護師の教育に力を入れている病院に転職することで、より目標に近づくことができます。

認定看護師になるには、6ヶ月間の認定看護師過程を受講しなければならず、働きながら資格を取るには職場の理解がないとできません。

その点、認定看護師の教育に力を入れている病院なら、職員の応援のもとで着実に資格を取ることができるでしょう。

認定看護師を目指す場合は、認定看護師の教育に力を入れている病院に転職するのがベスト

また、認定看護師の資格を取っても給与に反映されない病院が多い中で、認定看護師の教育に力を入れている病院は、資格手当が付いたり職位や給与が上がったりするケースもあります。

さまざまな点で、認定看護師を目指す場合は、その資格の価値を理解している病院に転職するのがベストの方法といえます。

丸3年経つと奨学金の免除制度の対象になる

看護師さんの中には、看護学校を卒業後、病院に一定期間働くことで奨学金の返済が免除になる制度を利用している人も多く、その勤務期間は3年~5年ほどです。

3年で奨学金の免除制度の対象になる病院も多いので、それを機に転職を考える看護師さんも少なくありません。

3年目で転職した看護師Cさんの体験談

総合病院のがん病棟に勤務し、がん看護に強い興味をもつ

Cさんは看護大学を卒業後、地元の総合病院に入職し、がん病棟で看護師としてのスタートを切りました。

がん病棟には、胃がんの初期ですぐに退院する患者さんがいるかと思うと、大腸がんの末期で入院し、病院で最期を迎える患者さんもいます。

がん患者のターミナルケアを行うにあたって、看護師としてどのように接したらいいかなど、その病院でCさんが考えるべきことはたくさんありました。

さまざまながん患者さんの看護をする中で、Cさんは次第にがん看護に強い興味をもつようになったのです。

がん医療の最先端であるがんセンターへの転職を考える

そこで看護師3年目を迎えたとき、Cさんは

看護師3年目C
看護師3年目C

「がんの看護についてもっと深く勉強し、行く行くは認定看護師の資格を取りたい」

と思うようになりました。

しかし、このままこの病院で働いていても、がん看護を深く学ぶことはできません。

看護師3年目C
看護師3年目C

「がんの予防から治療・療養・看取りに至るまで、質の高いがん看護を実践できるようになるためには、やはり転職する必要があるのでは?」

と、Cさんは感じていました。

がん医療の最先端といえば、やはりがんの専門病院です。いろいろと調べてみると、自宅から通える範囲の県立がんセンターが、認定看護師取得のための教育プログラムをもっていることがわかりました。

Cさんは転職を決意し、がんセンターの採用試験を受けて、無事病棟看護師としての採用が決まったのです。

総合病院を惜しまれつつ退職。認定看護師を目指して努力する日々

総合病院では看護師長から絶大な信頼を得ていたCさんなので、退職を申し出たときには強い引き止めにあいましたが、Cさんの気持ちは変わりませんでした。

最終的には看護師長も、Cさんのがん看護にかける強い思いを理解してくれて、がんセンターに転職することができました。

いまCさんは、がんセンターの病棟看護師として働きながら、数年後の認定看護師取得を目指してがんばっています。

看護師3年目C
看護師3年目C

「キャリアアップの明確な目標をもって働けるので、毎日がとても充実している。思い切って転職をして、本当に良かった」

と感じるCさんでした。

看護師3年目の転職におすすめの転職支援サービス

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公開求人数15万件以上、非公開求人数12万件以上!

「看護のお仕事」は、看護師専門の転職エージェントの草分けで、公開求人数15万件以上、非公開求人数12万件以上と、業界最多の求人数を誇っています。

転職を考える看護師さんの中には、「どの転職エージェントがいいかよくわからないから、まずは看護のお仕事に登録しておこう」と考える人も多いほど、メジャーなエージェントです。

転職エージェントは1社に登録してそこだけに頼るのではなく、2~3社に登録して比較検討しながら、転職活動を行うのが理想的。とりあえず「看護のお仕事」には登録しておいて、それ以外に1~2社の転職エージェントを選び、より広範囲の求人の中から自分に最も合った転職先を見つけるといいでしょう。

「看護のお仕事」に登録していないと出会えない優良求人も多い

「看護のお仕事」は求人の質が高く、非公開求人にも魅力的な案件があるので、「看護のお仕事」に登録していないと出会えない優良求人も数多くあります。

また、キャリアカウンセラーの質も全体的に高いので、転職にあたっての悩みや不安なども相談しながら、安心して転職活動を進められるでしょう。

ただし、たまには相性の悪いカウンセラーと出会う人もいます。そのときは「お客様サポート窓口」に連絡をすれば、担当者を変更してもらうこともできます。

職場の雰囲気や残業の実態などもリアルに教えてもらえる

「看護のお仕事」は担当者が実際に病院に出向き、病院のリアルな内部情報をキャッチしているので、職場の雰囲気や残業の実態などもリアルに教えてもらうことができます。

職場の人間関係に悩んだり、過酷な残業に疲弊して転職を考える看護師さんも多いので、病院の内部情報を教えてもらえるのはとても助かりますね。

「病院を辞めるかどうかはまだ決めていないけれど、看護師長のパワハラに悩んでいて、もううつになりそうなぐらい悩んでいる」というように、職場の悩み事を相談したい人は、「看護のお仕事」の電話によるお悩み相談を利用するのもおすすめです。

電話お悩み相談は、転職の意思がなくても気軽に利用できます。経験豊かなキャリアアドバイザーが、看護師さんの悩みや迷いを親身になって聞いてくれるので、誰かに話すだけでも気持ちが落ち着くかもしれません。

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看護師の求人・募集&転職情報サイト【ナースではたらこ】

ナースではたらこのおすすめポイント

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☑ 看護師さんのキャリアを相談できる窓口がある

対面でしっかりとサポートしてほしい人におすすめ

看護師専門の転職エージェントは、「電話1本で登録&紹介OK」というところもあるのですが、「ナースではたらこ」は対面のカウンセリングに力を入れている点に特徴があります。

そのため、「対面でしっかりとサポートをしてほしい」という看護師さんには、ピッタリの転職エージェントです。

実際に会ってじっくりと話を聞いてもらうことによって、確実に希望に沿った病院を紹介してもらうことができ、転職の満足度も高くなるでしょう。

逆指名ができるので自分の行きたい病院を選べる

もし看護師さん自身に「この病院に行きたい!」というお目当ての病院があれば、「ナースではたらこ」のキャリアカウンセラーに「逆指名」をお願いすることもできます。

たとえば、看護学校時代の友人から「うちの病院は皆とてもいい人ばかりで、特に看護師長がすごく優しいの」というような話を聞いていたとしたら、「私もできたらその病院に転職したいのですが」と、担当のキャリアカウンセラーに伝えてみましょう。

逆指名を依頼すると、キャリアカウンセラーがその病院に連絡をして、求人があるかどうかを調べてくれます。

表立って求人を出していなくても、「いい看護師さんがいたら欲しい」と思っている病院はあるので、あきらめずにトライする価値はあるでしょう。

転職を迷っている段階でも相談できる「ナース・キャリア・ステーション」

「ナースではたらこ」には、転職を迷っている段階でも気軽に相談できる「ナース・キャリア・ステーション」があり、看護師さんのキャリアについて対面でじっくりと話を聞いてもらえます。

「いまの病院だとボロ雑巾のように働かされるばかりで、看護師としてのスキルも積めないし、勉強もできない」といった悩みから、「彼にプロポーズされて、夜勤や日曜出勤のある仕事は止めてほしいと言われたけど、どうしたらいいかわからない」といった悩みまで、キャリアカウンセラーに何でも相談できます。

札幌・新宿・名古屋・大阪・福岡の全国5ヶ所にあるので、最寄りのステーションで相談するとよいでしょう。

ナース人材バンク

看護師の求人・転職なら【ナース人材バンク】

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スタッフの丁寧な対応で定評のある転職エージェント

「でも、電話だけじゃ熱心に話を聞いてもらえないのでは?」と不安に思う人も、多いかもしれませんね。

でも、「ナース人材バンク」の場合は大丈夫!スタッフの丁寧な対応で定評があるので、電話上でも親身になって相談に応じてくれます。

転職期間中だけなく、転職後もアフターフォローをしてくれるので、何かと頼りになる転職エージェントです。

ただし、ごく稀にハズレのキャリアパートナーもいるので、その場合は担当を変更してもらった方がいいでしょう。

キャリアパートナーが地域専任なので地方在住の人も安心!

「ナース人材バンク」には、日本全国に200人の地域専任スタッフがいます。

たとえば人口の少ない地方に住む看護師さんが、地元で転職先を探すときも、その地域に密着したキャリアパートナーがサポートをしてくれるので安心です。

また、「今すぐにでも転職先を決めたい!」と急いでいる人にとっても、「ナース人材バンク」はとても便利です。

たとえば夜中にネット登録したら、次の日の朝には連絡が入り、希望にピッタリの求人があればすぐにでも紹介してくれます。

「できるだけ早く転職先を決めたい」と思う人は、「ナース人材バンク」にまず登録しておくとよいでしょう。

まとめ

入職3年目は、多くの看護師さんが真剣に転職を考える時期。そして、そんな看護師さんを病院などの医療施設はウェルカムで待ち受けています。

3年目の転職は、これから長い看護師人生を歩む上で、とても大きなターニングポイント。けっしてあせることなく、しっかりと計画を立てて転職活動を行い、心から満足できる転職を実現しましょう!

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