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会社から突然「辞めろ」と言われたら、どうすればいい?身勝手な会社と折り合いをつけるための処世術

更新日:2018.11.9
公開日:2018.10.31

一生懸命働いているのに、会社から突然「辞めてほしい」と言われたら、いったいどうすれば良いのでしょうか?会社側のあまりの身勝手さに、心から腹を立てるに違いありませんが、かといって会社と喧嘩をしたところで何の解決にもなりません。

そこで、突然「会社を辞めろ」と言われたときに、身勝手な会社とどうやって折り合いを付けたらよいのか、より良い結果を生むための処世術についてお話ししましょう!

とにかく最初の時点では、絶対に返事をしないこと!

「辞めろ」と言われたときにすぐ了承すると、自己都合の退職になってしまう

突然降って湧いたように「会社を辞めろ」と言われると、思わずカッとなって「わかりました!そんなことを言われてまでこんな会社にはいたくないので、今すぐ辞めてあげましょう」と言ってしまいたくなる気持ち、とてもよくわかります。

あるいは、上司から強く言われると、どうしてもイヤとは言えずに「わかりました」と了承してしまう人もいるかもしれません。でも、ちょっと待って!会社から「辞めろ」と言われたときには、絶対にその場で返事をしてはいけません!なぜなら、その場で了承をしてしまうと、理不尽にも会社都合ではなく、自己都合の退職になってしまうからです。

会社都合で辞めた方が失業手当を早くもらえて、給付期間も長い

会社都合の退職であれば、待期期間7日+1ヶ月後に失業手当をもらうことができ、給付日数も90日~330日あります。しかし自己都合の退職になると、待期期間7日間+約3ヶ月後まで失業給付を待たなければならなくなり、給付日数も90~150日と短くなってしまいます。

会社を突然辞めてしまうと、その日から収入はストップしてしまいます。失業給付を受け取るまでの日数が長いと、その間の生活に困ることもあるでしょう。また、次の仕事が見つかるまで、どのぐらいかかるかわからないことを考えると、失業給付の期間は長ければ長いほど安心です。

さらに会社都合で辞めることによって、失業給付以外に「解雇予告手当」という特別な手当を、給与の約1ヶ月分受け取ることもできます。

会社都合と自己都合を比較すると、トータルで数十万円以上の違いに!

自己都合の退職

たとえば、会社に7年間勤務した31歳・月給30万円の人が、会社から突然「辞めろ」と言われたとしましょう。もしもそのときに「はい、わかりました」と了承してしまうと、自己都合による退職になるため、失業にあたってもらえるお金は以下のような計算になります。

失業給付 約20万円×3ヶ月=約60万円

ということで、自己都合で辞めた場合は、トータルで約60万円を受け取ることができます。

自己都合の退職
画像出典元:ハローワークインターネットサービス「基本手当の所定給付日数」

会社都合の退職

かたや、会社から「辞めろ」と言われても即答せずに、がんばって会社都合の退職にすることができた場合は、いったいどうなるでしょうか?

失業給付 約20万円×6ヶ月=約120万円
解雇予告手当 30万円

約120万円+30万円=約150万円

ということになり、自己都合の60万円とは90万円もの差が生まれてしまいます!

会社都合の退職
画像出典元:ハローワークインターネットサービス「基本手当の所定給付日数」

解雇の正当性を問えば、自己都合退職の4倍もの金額になる可能性もある

さらに、会社都合による退職の場合は、会社に対して解雇の正当性を問う裁判や団体交渉などを行えば、最低でも3ヶ月程度の給与を受け取ることができます。この30万円×3ヶ月分=90万円をプラスしたとすると、150万円+90万円=240万円を受け取ることができ、自己都合でもらえる金額の4倍にも及びます。

このように、会社都合で辞める場合と自己都合で辞める場合とでは、もらえるお金にかなりの違いが生じることがおわかりいただけたかとおもいます。会社から突然「辞めろ」と言われた場合は、何があってもまずは「絶対に返事をしないこと!」、これが鉄則だと思ってください。

上司に「辞めろ」と言われたときに、ただ黙っていても不審がられてしまうので、「時間をください」とひと言言っておくと良いでしょう。

「会社を辞めろ」と言われたら、“解雇”か“退職推奨”なのかを確認する

会社としては、できるだけ解雇にはしたくない

会社から突然「辞めろ」と言われたとき、本人は「当然これは解雇だろう」と思うかもしれませんが、会社としては解雇として扱うつもりはない可能性が高いです。本当に解雇するつもりであれば、安易に本人に「辞めろ」などと、挑発的なことは言わないからです。

そこで、「会社を辞めろ」と言われたとき、まずはそれが解雇なのか退職推奨なのかを確認する必要があります。そして、なぜ自分を辞めさせたいと思っているのか、その理由をはっきりと聞き出しましょう。

解雇も退職推奨も、納得できなければすぐに応じる必要はない

解雇というのは、会社の就業規則で決められている解雇基準によって、会社が社員に対して解雇通知をすることで決まります。これに対して退職推奨は、会社が辞めてほしいと思う社員に対して退職のための条件を提示し、社員がこれに応じたときに退職が成立します。

つまり、会社としては、就業規則に決められたことを社員が守っていれば、解雇をすることはできません。退職推奨の場合も、社員がそれを認めなければ、退職は成立しません。社員というのは、それだけ強い立場なのです。

会社に「解雇ですか?退職推奨ですか?」と訊ねたときに、もしも解雇だと言われたら、その理由をしっかりと聞いて話し合いましょう。会社の就業規則にない理由であれば、当然ながら不当解雇にあたるため、退職を受け入れる必要はまったくありません。

また、正当な解雇理由があると会社から言われても、それが正しくないと思えば、すぐに受け入れる必要はありません。労働基準監督署に相談するなど、何らかの方法で、第三者を入れて話し合うことが大切です。

そして退職推奨だと言われた場合は、会社から条件を提示された上で、それに応じるか否かを検討することになります。退職推奨の条件は、退職金の増額などが提示されるケースが多いのですが、交渉次第では増額されることもあります。

本当は会社都合なのに、自己都合の退職をせまる会社も多い

会社から「辞めろ」と言われたときに、解雇か退職推奨かを確認すると書きましたが、実際のところは解雇でも退職推奨でもなく、「何とか自己都合で辞めさせたい」と考える企業が少なくありません。なぜなら、社員が会社都合で辞めると厚生労働省の助成金が出なくなることや、会社の信用が落ちてしまうといったリスクがあるためです。

そのため、「会社を辞めろ」と言ったときにすんなり社員が辞めてくれれば、自己都合になるので会社としては万々歳です。逆に「それは解雇ですか?退職勧告ですか?」などと賢く切り返されると、「この社員は簡単に辞めそうもないな。面倒なやつだ」と煙たがられるでしょう。

しかし、上司から「会社を辞めろ」と言われた時点で、これはもう紛れもない会社都合です。たとえ会社から「自己都合で辞めてほしい」と言われても、遠慮することなく、会社都合を主張して構いません。ただし、会社都合で退職をすると、転職に不利に働くケースがあるので、その辺はくれぐれも慎重に行う必要があります。

辞めるのか辞めないのか、自分の気持ちをはっきりさせる

会社がどんな理由で自分を辞めさせたいのかがわかったら、それでも自分は今の会社に勤め続けるのか、それとも潔く辞めるのかを決断しましょう。

そもそも突然「辞めろ」と言うような会社は、間違いなくブラック!気持ちを切り替え、転職に向けてスタートするのがベスト

突然「会社を辞めろ」と言われたことをきっかけに、あらためて自分の将来を見つめ直してみましょう。今の会社がどんな体質の会社なのか、長年勤め続ける価値があるのか、これから10年後・20年後に自分の人生がどうなっていくのかを、本気でシミュレーションしてみることです。

そもそも突然社員に「辞めろ」と言ってくるような会社が、ブラックでないわけはありません。そんな会社にずっとしがみつき、上司の冷たい視線を浴びながら、働き続ける意味はあるでしょうか?それよりは、そんなブラックな会社とは一日も早くおさらばして、次へのステップを踏んだ方が、賢明な選択と言えるかもしれません。

人は会社に就職してある程度職場の雰囲気に慣れてくると、その環境にズブズブと慣れてしまい、あえて外に飛び出すことを嫌がる気持ちが生まれます。しかし、ブラックな会社に何年勤めたところで、明るい未来は待っていません。それよりは、1歳でも若いうちに転職を考えた方が、後々の自分にとって良い結果になることは明白でしょう。

「それでも勤め続けたい」と思うなら、会社と交渉すること

とはいえ、年齢や家庭の事情などさまざまな理由で、絶対に会社を辞められない事情がある人もいるでしょう。そのときは、「自分は絶対に働き続けるんだ!」という強い意志のもとに、会社と交渉を行いましょう。

その際、会社に対しては、自分に辞める意思がないことを口頭ではっきりと伝えます。その上で、それでも会社側が「辞めろ」と迫ってくるようであれば、労働基準監督署に相談するのもひとつの方法です。それによって、会社の出方が悪質だと判断したときは、解決のために動いてくれる場合もあります。

会社を辞めて転職を考えるなら、転職エージェントを利用するのがお勧め

転職エージェントには、非公開求人がたくさんある

「会社を辞めろなどと言ってくるようなブラック企業とは決別し、転職して新たな人生を切り開きたい!」と決断した人は、転職エージェントを利用して転職活動を行うのが、ベストの方法です。

転職エージェントには、インターネットの情報にはない非公開求人がたくさんあります。ちなみに転職最大手のリクルートエージェントは、80%が非公開求人です。インターネットの転職サイトではごく一部の求人しか確認できませんが、転職エージェントに登録することによって、より広範囲の求人情報の中から転職先を選ぶことができます。

キャリアコンサルタントがさまざまな相談に応じてくれる

会社から「辞めろ」などと言われてしまうと、転職することを決意しても、前職のことがトラウマのようになってしまうケースも少なくありません。しかし、たとえ前職でそのような扱いを受けても、転職エージェントに相談しながら転職活動を続けることで、少しずつ前向きな気持ちになることができます。

転職エージェントには「キャリアコンサルタント」という転職のプロフェッショナルがいて、転職先を紹介してもらえると共に、さまざまな相談にも乗ってもらえます。「会社を突然辞めることになって、どんな職業に転職したら良いかわからない」といった相談にも、気軽に応じてくれます。

ひとつの転職エージェントにこだわるのではなく、2~3社の転職エージェントに登録して、その中から信頼できるキャリアコンサルタントを見つけるのがベストの方法でしょう。

転職活動を行うときにお勧めの転職エージェント

会社を退職することになったときは、できれば失業保険の給付期間内に、転職先を決めたいものです。ハローワークだけでなく、いくつかの転職エージェントに登録して、自分の理想に近い転職先をできるだけ早く見つける努力をしましょう!

「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」「doda」などの大手転職エージェントは、求人件数が圧倒的に多く、質の高い求人を紹介してもらうことができます。こうした大手のほかに、自分が希望している職種に特化した転職エージェントなどにも登録し、比較検討しながら転職活動を行うことをお勧めします。

大規模な転職フェアを開催する「マイナビエージェント」

マイナビエージェント

リクルートエージェントに次ぐ大手転職エージェントといえば、「マイナビエージェント」です。マイナビ転職というと、「どこかで聞いたことがある」という人も、多いかもしれません。日本最大級の転職フェアを開催している、あのマイナビエージェントです。

マイナビエージェントは大企業だけでなく、中小企業の優良な求人が多く、「会社の規模は小さくても、落ち着いて仕事ができる会社を選びたい」という人には最適です。転職フェアに参加すると、転職のためのさまざまなアドバイスを受けることもでき、より広い視野で転職を考えることができるようになるでしょう。

キャリアコンサルタントが熱心に対応してくれる「doda」

doda

会社を突然辞めることになり、どうしたらいいか先が見えない状態の人は、キャリアコンサルタントが熱心に対応してくれる転職エージェントを選んだ方が良いでしょう。その点でお勧めなのは、大手転職エージェントのひとつ「doda」です。

dodaのサポートは丁寧で、さまざまな不安や悩みを抱えながら転職活動に臨む人に対しても、キャリアコンサルタントがしっかりと対応してくれます。リクルートエージェントほどの案件数はありませんが、全体的に求人の質は高めです。

圧倒的な求人数を誇る「リクルートエージェント」

リクルートエージェント

転職活動をするなら、必ず押さえておきたい転職エージェントのひとつが、日本最大手の転職エージェント「リクルートエージェント」です。求人案件数が他社に比べて格段に多く、求人の質にも定評があります。

リクルートと企業とのつながりは長いため、リクルートにしかない非公開求人というのも数多くあります。どこの転職エージェントにするか迷っている場合は、まずはリクルートエージェントに登録しておくと良いかもしれません。

会社から突然「辞めろ」と言われたときの対処法に関するまとめ

会社から突然「辞めろ」などと言われると、非常に大きなショックを受けるでしょうし、この先どうしたらいいのか途方に暮れる人もいるかもしれません。しかし、会社から「辞めろ」と言われたことは、考えようによってはブラック企業から抜け出す絶好のチャンスと捉えることもできます。

さらに会社都合で辞めることができれば、長い失業手当の給付期間を使って、じっくりと転職活動を進めることもできるでしょう。今度こそ会社選びを間違えないように、あらゆるところにアンテナを張って、心から満足できる転職先を見つけましょう!

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