
転職活動をするにあたって、「履歴書の資格欄に自動車の運転免許がないと、不利になる」と思っている人がいます。確かに業務内容に自動車の運転が含まれている場合は、採用する側も当然「運転免許がないと困る」と思うでしょう。
でもそれ以外の企業は、なぜ採用の条件に自動車の運転免許を入れているのでしょうか?そしてまた、自動車の運転免許を持っていない人は、その悪条件を乗り越えて転職を成功させることはできるのでしょうか?自動車の運転免許が無くても、転職を成功させるためのコツをお話ししましょう!
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“運転免許がないと転職に不利”は本当か?
転職サイトに掲載されている求人情報を見ると、「要免許」と書いてある企業は、たしかに数多くあります。これを見る限りでは、「運転免許を持っていないと、転職に不利」と考えるのも、無理はありません。
運転免許が絶対に必要な運転手や営業マンのような職種だけでなく、通常の業務で運転が必要ない職種でも、「要免許」と書かれている場合が少なくありません。それを見る限りでは、自動車の運転免許を持っていないことは、転職に不利というのは事実のようです。
では、なぜ自動車の免許を持っていないと、転職に不利になるのでしょうか?
「自動車の運転免許は持っていて当然」という考えがある
自動車の運転免許は、誰もが簡単に取ることのできる国家資格です。生活の移動に必要という点では、「持っていて当然」と考えることもできるでしょう。自動車の運転免許を取得することで、最低限運転免許を取得するだけの能力は備わっていると判断することができます。
逆に言えば、そんな簡単に取れる国家資格すら持っていないとなると、転職活動の際に「自動車の運転免許すら取る能力を持っていないのかもしれない。この人は、ごく普通の社会生活が送れる人なのだろうか?」と疑われる可能性があるのです。
こうした考え方は、転職を希望する会社の経営者や採用担当者の年齢や方針などによってもまちまちですが、そういう判断をする企業が少なくないことは確かです。
運転免許を持たない人を社員にすると、仕事に制約が生まれる
運転免許を持たない人を社員にすると、頼む仕事に制約が生まれるという、転職希望先の企業の現実もあります。たとえば「経理課の仕事だから、自動車の運転ができなくてもいいだろう」と判断して転職を受け入れたところ、多額の現金を車で運ぶ用事があったときに、その社員に頼むことができなかったという場合もあります。
また、「宣伝部のスタッフだから、まず車を運転する必要はない」と判断して転職を受け入れたところ、締め切り間近の夜中に出版社に入稿しなければならなくなったケースもあります。終電後なので電車もなく、通常であれば車で移動するところ、社員が運転免許を持っていないために多額の経費を払ってタクシーで移動しました。
このように自動車の運転免許を持っていないと、会社にとって大きな損失になることはなくても、ささいな一場面で役に立てないことが起きます。そういうことを懸念して、転職を希望する企業側が運転免許を採用の条件とする場合があります。
「経済的な理由があったのではないか?」と疑われる
運転免許を取得するためには、最低でも20万円以上の金額が必要になります。運転免許を取得していれば、最低でもそれだけのお金を払える生活をしていたのだということは、推測できるでしょう。
しかし、運転免許を持っていないとなると、「もしかしたら、転職希望者は免許を取得するお金もないほど、経済的に困窮しているのではないか?」と疑われる可能性があります。
運転免許がなくても転職を成功させるには、どうしたらいいか?
では、現実に自動車の運転免許を持っていない人が、その悪条件を乗り越えて見事転職を果たすためには、いったいどのようにすれば良いのでしょうか?自動車の運転免許が無くても転職を成功させるコツは、運転免許が必要な職種と、そうでない職種によっても違います。
自動車の運転免許証が絶対に必要な職種に応募する場合
「入社したら必ず自動車の運転免許を取得します」と約束する
履歴書の免許・資格欄に「入社後に必ず取得します」という一文を加える
これは、自動車の運転免許を持っていない人が、運転免許を絶対に必要とする職種に転職する場合によくやる方法のひとつです。
その際、履歴書の免許・資格欄に何も書いていないと、面接以前に書類選考でハネられてしまう可能性があるので、「現在は運転免許を持っておりませんが、入社後に必ず取得します」という一文を履歴書に加える必要があるでしょう。
そして、面接の際には、ほぼ100%の確率で「あなたはまだ運転免許を取得していないようですが?」と聞かれます。そのときは、間髪を入れずにこう答えましょう。「入社したら必ず自動車の運転免許を取得します!」と。
「必ず取得します」という言葉を、面接できっぱりと確信を持って言うこと
そのときに、きっぱりと確信を持ってその言葉を言えるかどうかが、転職を成功できるか否かの分かれ道です。いかにも自信なさそうに「入社したら自動車の運転免許を取るつもりです」などと伝えても、「この転職希望者は、本当に運転免許を取得する気持ちがあるのだろうか?」と、疑われてしまいます。
ただでさえ運転免許を持っていないということで、大きな懸念材料があるわけですから、煮え切らないような雰囲気の応募者を「はいどうぞ」と入社させるお人好しの経営者はいません。まずは自分自身が「本来入社前に持っていなければならない運転免許を、自分は持っていないのだ」という自覚を持って、免許取得への強い意志を示すことが重要です。
自動車の運転免許証が特に必要ない職種に応募する場合
運転免許を取ろうと思えばすぐに取れる能力があることをアピールする
運転免許を取ろうと思えば取れるのだということを、企業にわかってもらう
自動車の運転免許が業務に必要ない職種に転職を希望する場合は、運転免許を取ろうと思えばすぐに取れる能力があることを、採用担当者や面接官にわかってもらう必要があります。
実際、この何年かは若者の車離れが進んでいるため、自動車の運転免許を取ることに価値を見出さない人も増えています。マイナンバーが施行されたことで、運転免許証が身分証明書としての役目を果たす必要もなくなりました。
そういう社会現象があることは、転職を希望する企業としてもわかっているので、自動車の運転免許がなかったからといって卑屈になる必要はまったくありません。そもそも転職希望先の企業は、運転免許が取得できる能力や人間性を求めているのですから、そこをわかってもらいさえすれば良いのです。
自己PRなどで、自分の持つ能力をしっかりとアピールする
では、どうすれば良いかというと、履歴書や職務経歴書の自己PR欄などで、自分の持つ能力をしっかりとアピールすることです。そして、面接の際にその質問が出たときに、説得力をもって話すことができるよう、しっかりと下準備をした上で採用試験に臨むことが大切です。
そうすれば、採用担当者や面接官は“運転免許を持っていないけれど、能力の高い応募者”と、“運転免許は持っているけれど、能力の低い応募者”を比べた際に、運転免許が無くても能力の高い応募者を採用するという選択肢は十分にあり得るでしょう。
転職活動における自動車の運転免許に関するまとめ
若者の車離れが進み、最近は「自動車の運転免許を持たない」という生き方をする人が増えてきました。車を所有することでかかる経費も、節約世代にとってはハードルが高いのでしょう。
車の移動が必要ない都心の会社であれば、これからは採用の条件に「要免許」を謳う会社も少なくなるかもしれません。ただし、現状ではまだ履歴書の免許・資格欄に、運転免許があることを当然と考える企業も多いのが事実です。
自動車の運転免許を取得していない人は、自己PRの内容をできる限り充実させ、能力と人間性で勝負するよう努力しましょう。
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