
「履歴書に趣味・特技欄があるけれど、自分には趣味も特技もないから、何も書くことがない」と悩んでいる人はいませんか?
でも大丈夫! あの手この手で見つけ出せば、採用担当者を納得させられる特技・趣味欄を作ることができます。欄がある以上は、何かしら書いた方が好印象を与えますし、趣味・特技の欄は面接でも質問されやすい項目です。けっして空白にすることなく、自分の良さをアピールできることを見つけて、積極的に書き込みましょう。
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履歴書の「特技欄」にはどんなことを書くのが最適なのか
まずは、趣味よりもハードルが高い履歴書の「特技欄」からスタート!
特技欄に「特になし」だけは、絶対に避けること
履歴書の趣味・特技欄の中でも、特にやっかいなのが「特技」です。人様に自慢できるような特技を持っている人はいいのですが、「特別なことは何もしてこなかったので、何も書くことがない」と悩む人も、少なくありません。
だからといって、履歴書の特技欄に「特になし」と書いてしまうのは、絶対に避けましょう!なぜなら、「特になし」という文字を見たときに、採用担当者に「特技が何もないなんて、面白みのない人だ」と思われてしまいかねないからです。
特技といっても、何も特別なことではない
応募者の中には、「特技といったら、水泳の全国大会で入賞したとか、絵画の日展で賞をとったとか、そんなすごいことでもないと書けないでしょう?」と思い込んでいる人がいるのですが、けっしてそんなことはありません。
たとえばトランペットの練習を10年ほど続けていれば、それは誰にでもできることではないので、趣味ではなく特技の欄に書いても問題ありません。履歴書の特技欄に「特になし」・趣味欄に「トランペット・音楽鑑賞」と書くよりは、特技欄に「トランペット」・趣味欄に「音楽鑑賞」と書く方が、採用担当者に何倍も好印象を与えます。
履歴書の特技欄は、このようにして書く
履歴書の特技欄はスペースが限られているので、あまり多くは書けません。「詳しく知ってほしい」と思ってたくさん書こうとすると、小さな字でゴチャゴチャと書くことになるので、採用担当者が読みづらく、かえって悪印象を与えてしまいます。
それよりは、特技・趣味欄のひとつの枠内に、バランスよく特技と趣味を配分すると、好印象を与えます。たとえばトランペットが特技であれば、次のような書き方になります。
特技・趣味
特技:トランペット
(トランペット歴は10年あり、5年前から音楽仲間とカルテットを組んで地元のお祭りに出演したり、養護施設を訪問したりしています。1年前からは、私の出身校である〇〇中学校の音楽部から依頼を受け、1ヶ月に1回トランペットの指導に行っています。)
趣味:・・・
特技が見つからない場合は、どうしたらいい?
「トランペットのように特技として書ける趣味もないし、何も書くことがない」と悩んでいる人もいるでしょう。そのような場合は、どうしたらいいのでしょうか?
履歴書の特技欄に何も書くことができない人は、次のような観点から特技を見つけましょう。特技とは、何もスポーツや音楽など、特別なことでなくても良いのです。たとえば・・・
自己PRにつなげられる特技はありませんか?
そもそも企業は特技欄から応募者の人柄や可能性を見たいと思っているので、特技欄に書いたことが気になれば、間違いなく面接で質問してきます。それを逆手にとって、自己PRにつながることを特技に書かいてしまうという方法もあります。
たとえば経理など正確に計算することが求められる仕事に応募するなら、「特技:暗算 (幼少期からそろばんを習い、公文式の算数教室に通っていたので、数字にはかなり強いです。3桁の掛け算は、暗算で20秒で解くことができます。)といった特技は、大いに自己PRにつながります。
このように、自分をアピールするために、あえて特技欄に書いてその部分を強調することもできるのです。そう考えると、特技欄は自己PRのための、またとないツールだとは思いませんか?
ただし、履歴書にこのような特技を書くと、面接の場で「では実際にやっていただきましょう」といった話になるでしょう。そのときに、「やってみたらできなかった」ということになると、逆にいい加減なことを書く人というイメージを与えてしまいます。
特技欄に書く内容は、くれぐれも面接などで突っ込まれたときにしっかりと対応できるものを選びましょう。
“世界各国の料理が作れる”といった、ユニークな特技はありませんか?
自分が日々の生活の中で、何に興味を持ってどんなことをしているかを、思い出してみましょう。たとえば「料理が好きで、レシピを見ながら世界各国の料理を作ってきた」という人がいたら、それは立派な特技に入ります。
「犬が好きで、暇さえあれば犬の図鑑を見ていたら、いつの間にか世界のすべての犬種を覚えてしまった」という人がいれば、それもまた立派な特技です。
DIYなどの日曜大工的なことでも良いですし、「国旗をすべて当てられる」といった暗記系でもかまいません。大切なのは、体裁の良い特技であることよりも、面接で質問をされた際に採用担当者にインパクトを与えられる内容があるかどうかです。
むしろ、こうした一風変わった特技を履歴書の特技欄に記入すると、面接で話を盛り上げる効果が期待できるので、意図的に入れても良いほどです。ただし老舗企業の場合には、内容次第では“軽い人物”と見られてしまう可能性もあるので、くれぐれも志望する企業の体質に合わせて特技を選択しましょう。
意外性を感じさせるような特技はありませんか?
「こんな人物かと思ったら、こういう意外な一面も持っていた」という印象を、特技によって与えることによって、より採用担当者に自分をアピールすることができます。
たとえば、見た目にガッチリ系の男性が、実は編み物がプロ級の腕前だと履歴書の特技欄を見てわかると、面接官も思わず質問したくなって話が盛り上がるでしょう。ホッソリ系の女性が、難易度の高い山の登山を制覇したことを履歴書の特技欄に書けば、その意外さから印象に残る可能性が大です。
日常生活の中で、得意としていることはありませんか?
特に大きなインパクトは無くても、「どんなシミでも落とせる」「マッサージが得意」「プロ並みの掃除法をマスターしている」など、日常生活の中で得意としていることも、特技として書くことができます。
ここまで特技の幅を広げて考えると、ほとんどの人は履歴書の特技欄を埋めることができるのではないでしょうか?
それでも特技が見つからない人は?
「何とか履歴書の特技欄を見つけようとして、必死になってあれこれ考えたけれど、どうしても特技が見つからない」という人は、どうしたらいいでしょうか?これはもう、今から特技として書けるものを見つけて努力するか、特技欄のない履歴書に記入するしかないでしょう。
特技欄のない履歴書は、日本法令から販売されています。
労務12-13(https://www.horei.co.jp/item/cgi-bin/itemDetail.cgi?itemcd=1011213)
労務12-14(https://www.horei.co.jp/item/cgi-bin/itemDetail.cgi?itemcd=1011214)
ただし、何とか転職を成功させようと思うなら、できる限り努力をして履歴書の特技欄を埋めるのがベストです。転職期間を3ヶ月と考えて、1~2ヶ月で短期間にマスターできる特技を作るのもひとつの方法です。
転職を成功させるためには、このように並々ならぬ努力が必要です。転職活動中は、「なんてしんどいんだろう」と感じるかもしれませんが、晴れて理想の就職先に入社できた時は、「本当にがんばって良かった」と心から思えるはずです。その日をひたすらイメージして、一気に突き進みましょう!
今度は、履歴書の「趣味欄」をどうすれば良いか、お話しします。
履歴書の「趣味欄」にはどんなことを書くのが最適なのか
どんな趣味かということよりも、そこから自分の強みを伝えることが大切
応募者の中には、履歴書の趣味欄に「かっこいい趣味を書かなければならない」と思い込んでいる人がいます。たとえば「大学時代からクラシックを趣味としていて、バッハ以外は聞きません」というようなお高くとまった文章を書いても、「ほほ~、さすがエリートですね」と褒めたたえる採用担当者はいないでしょう。
企業の採用担当者は、応募者の趣味を知ることで、その人がどんな高尚な趣味を持っているかを知りたいわけではありません。趣味欄を見ながらさまざまな質問をすることで、応募者にどんな強みがあるのか、どんな人柄なのかを知りたいのです。
そのため、「人様に大きな声で言えるような趣味は持っていない」などと、消極的になる必要はまったくありません。そうした観点から、もう一度自分の趣味が何なのかを見つめ直してみましょう。
履歴書の「趣味欄」から伝わる、自分の魅力とは?
履歴書の趣味欄を通して、採用担当者は次のようなことを見抜こうとします。趣味が何かということよりも、そこから話を発展させたときに、「この応募者にはこんな特性があるのだな」ということを知りたいのです。たとえば・・・
集中力や知識欲があること
履歴書の趣味欄に“読書”と書いてあった場合、採用担当者に「何冊読んでいますか?」と尋ねられたとしましょう。そのときに「毎月10冊以上は読んでいます。通勤電車の中ではいつも読んでいますし、休日は常に本を側に置いて、少しでも時間があると読んでいます」と答えたら、採用担当者はどう思うでしょうか?
そのことによって、採用担当者は「この応募者は、毎月10冊以上読破できるほど、集中力のある人のようだ。知識欲も旺盛で、当社に入ったら仕事をスムーズに覚えてくれるかもしれない」と推測することができます。これは「私の長所は集中力があることだと思います」と自己申告するよりも、説得力がある自己PRとなるでしょう。
好奇心旺盛なこと
履歴書の趣味欄に“歴史探訪”と書き、採用担当者に「具体的にどんなことをしているのですか?」と尋ねられたとします。
「日本各地の遺跡を旅するのも好きですが、地元周辺の昔の地図を持って散歩し、『この辺は昔こんな場所だったのだな』と知るのも楽しいです。週末は地図を持って、あちこちを散歩します」と答えた場合、採用担当者は「この応募者は、きっと好奇心旺盛な人なのだな」と推測することができるでしょう。
バイタリティがあること
営業職に応募した男性が、履歴書の趣味欄に“サイクリング”と書き、採用担当者に「どこまで走るんですか?」と尋ねられ「ロードバイクで毎週往復40㎞は走っています」と答えたとします。
そのことによって、採用担当者は「なかなかバイタリティのある青年だ。当社の営業職に就いたら、バリバリ働いてくれるのでは」と思うのではないでしょうか?
洞察力や真面目さ、コミュニケーション能力なども推測できる
この他にも、深い洞察力がある人かどうか、真面目に働いてくれそうか、お客様とのコミュニケーションが上手く取れそうかなど、さまざまな要素を、趣味欄を通して推し量ることができます。このように、「たかが履歴書の趣味欄」と思っていても、実はそこには転職を成功させるための大きなカギが隠れているのです。
履歴書の趣味欄は、このようにして書く
履歴書の趣味欄も、特技欄と同様にスペースが限られているので、あまり多く書くことはできません。採用担当者が読みやすく、良い印象を与えるように、シンプルに書くことが大切です。
特技・趣味欄はひとつの枠内になっていることが多いので、次のような書き方にすると読みやすく、好印象を与えるでしょう。
特技・趣味
特技:トランペット
(トランペット歴は10年あり、5年前から音楽仲間とカルテットを組んで地元のお祭りに出演したり、養護施設を訪問したりしています。1年前からは、私の出身校である〇〇中学校の音楽部から依頼を受け、1ヶ月に1回トランペットの指導に行っています。)
趣味:サイクリング
(ロードバイクであちこちを走るのが趣味で、地元の友人と月に1回はツーリングに出かけます。また、毎週末は往復30~40㎞ほどの道を、ひとりでサイクリングに出かけます。)
履歴書の「趣味欄」によく書かれるのは、こんな項目
履歴書の趣味欄によく書かれる項目としては、次のようなものが挙げられます。
【文化的な趣味】
- 写真撮影
- 音楽鑑賞
- 映画鑑賞
- 演劇鑑賞
- 美術鑑賞
- 絵を描くこと
- 書道
- 読書
- 陶芸
- 楽器演奏
- パッチワーク
- 茶道
- ゲーム
- 漫画
- その他
【活動的な趣味】
- ランニング
- サッカー
- ダンス
- テニス
- 卓球
- ドライブ
- サイクリング
- ヨガ
- フィットネス
- 旅行
- 登山
- 水泳
- 食べ歩き
- その他
たとえば「ゲームが趣味」というと、悪印象を与えてしまうのではと思う人もいるかもしれません。確かに「家にいるときは、暇さえあればゲームばかりしています」と言っても、あまりいい印象は与えないでしょう。
しかし、ITエンジニアなどの募集の場合は、履歴書の趣味欄に「趣味:ゲーム(いろいろなゲームをやりながら、『自分ならこんなゲームを作りたい』と考えることがよくあり、実際にいくつかのゲームを制作をしました)」などと書くと、「どんなゲームを作ったんですか?」という話に発展し、たとえITエンジニアの経験がなくても仕事の能力があると判断される可能性もあるでしょう。
ただし、基本的に履歴書の特技・趣味欄には何でも書いて良いのですが、パチンコや麻雀・花札・競輪・競馬・オートレースなどのギャンブル系は避けた方が賢明です。
履歴書の特技・趣味欄に関するまとめ
「履歴書の特技・趣味欄に何も書くことがない」と悩む人は意外と多いのですが、このように選択の幅を広げると、自分をより効果的にアピールできる特技や趣味を見つけられるのではないでしょうか?
履歴書の特技・趣味欄はあくまでも“その人を知るためのツール”なので、見栄や体裁を気にせずに、自由な気持ちで記入しましょう。
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