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異業種に転職するには、意外なデメリットもある。よく考えてから転職の決断を!

更新日:2019.2.21
公開日:2019.1.29

「今までの仕事は、自分には向いていなかった。これからは異業種に転職して、新たな人生を切り拓きたい!」と考える人は、少なくありません。実際、向いていない仕事にいつまでもしがみつくよりは、新たな職業の扉を開いた方が、自分にとって納得できる人生となるでしょう。

しかし、異業種に転職するには、意外なデメリットもあるので、注意が必要です。異業種転職にはいったいどんなデメリットがあるのでしょうか?その辺をしっかりと理解した上で、よく考えてから転職の決断を下しましょう!

異業種に転職した後に、「やっぱり向いていなかった」は通用しない

「何が何でもこの業種で働いていくのだ!」という、強い決意が必要

同業種に転職した人は、これまでの就業の流れにきちんとしたストーリーがあるので、転職後に「やっぱり自分にこの会社は向いていない」と思っても、別の同業種に転職することができます。

しかし、異業種に転職するとなると、話は別です。今までせっかく築いてきたキャリアのストーリーをプッツリと切り、新たなストーリーを創っていくのですから、絶対に失敗は許されません。

「この業種の方が自分に合っていると思ったけれど、やっぱり向いていなかった」などと言って転職先を辞めようものなら、その次の転職先はないものと思った方が良いでしょう。

異業種に転職したときは、「自分はこれから先、何が何でもこの業種で働いていくのだ!」という、強い決意が必要です。まさに“崖っぷち”の決意です。失敗して足を滑らせたら、奈落の底に落ちてしまうことを覚悟の上で、異業種転職に臨みましょう!

“青い鳥症候群”にならないよう、十分に考えてから異業種転職の決断を

“青い鳥症候群”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

1983年に精神科医の清水将之氏が「青い鳥症候群 偏差値エリートの末路」という著書の中で提唱した概念で、理想と現実のギャップに不満を感じる人が、理想の青い鳥を求めて次々と新しいものを手に入れようとする傾向に、警笛を鳴らしています。

異業種への転職もまた、同じようなものがあると言えます。「自分の天職は何なのだろう?」と理想の青い鳥を追い求めて転職を繰り返しても、「とうとう青い鳥には出会えなかった」ということにならないよう、よくよく考えた上で決断を下す必要あります。

異業種への転職を繰り返していると怖いのは、ひとつの職種に関するキャリアがまったく積めないことと、企業からの信用を失って転職が厳しくなってしまう点です。そうなると正社員への転職は難しくなり、派遣で補助的な仕事に甘んじなければならなくなります。

異業種に転職すると、年収が落ちる危険性がある

異業種を目指すと、見習い給与からのスタートになる

同業種に転職した場合は、これまでの経歴がカウントされるので、今までと同じかそれより上の年収を確保することができます。しかし、異業種転職となると、そうはいきません。

たとえば一部上場企業のビジネスマンだった人が、「自分は本当はWebの世界に興味があったのに、親に説得されて一般企業に就職してしまった。でもやっぱり、夢をあきらめ切れない。Webディレクターになりたい!」と思ったとしましょう。

Web業界はいま人手不足なので、何社も受ければひとつぐらいは、未経験者を受け入れてくれる会社が見つかるかもしれません。しかし、最初からWebディレクターになれるわけではなく、最初はせいぜいWebデザイナーの見習いです。

Webデザイナーの横に座って、バナーを制作するところあたりからスタートするのが、通常のパターンでしょう。Webディレクターどころか、Webデザイナーの補助的な仕事ですから、年収280万円程度が収入の限界かもしれません。

業界そのものの平均給与の低さに、打撃を受けることもある

それからがんばって一人前のWebデザイナーになれても、年収は350万円程度。30歳近くになって、ふと振り返ると前職で同期入社をした仲間は年収450万円もらっている、というようなことも起こり得ます。

100万円の差は生活レベルの差にもつながるので、元同期の仲間と一緒に飲みに行ったときに、「自分は鳥貴族で飲もうと思っていたのに、同期からはワンランク上の居酒屋に行こうと言われた」というようなことになり、微妙な生活レベルの違いに劣等感を感じることもあるでしょう。

異業種に転職すると、たとえば前職で3年間勤めていたとしても、その部分は一切給与には反映されません。さらに業種によって平均給与もさまざまなので、「住宅業界からWeb制作の業界に転職した」というような場合は、業界そのものの給与の低さに驚くことになります。

異業種への転職を考える人は、あらかじめ転職したい業種の平均年収を把握し、生涯年収がいくらぐらいになるかも調べておくことが大切です。

そうは言っても、転職者の約6割は異業種に転職している

「商社/流通」関係は、約9割が異業種へ転職

少し古いデータになりますが、2014年にDODA(現doda)を運営する株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)が25~39歳のビジネスパーソン約10,000人を対象に行った調査によると、転職者の約6割は異業種に転職しているとのことでした。

「異業種に転職するのは大変」「“青い鳥症候群”になるかもしれない」などと、いろいろなことを言われながらも、実際には転職をする際に異業種を目指す人は、かなり多いということになります。

特に異業種への転職者が多いのは、「商社/流通」関係で、83.3%。次に「サービス関係」74.8%、「メディア関係」68.0%と続きます。

「IT/通信」関係は、同業種への転職者が多い

逆に「IT/通信」関係は、同業種に転職する人が58.8%と、6割近くを占めています。業種的に平均年収が高く、スキルを活かしてキャリアアップできる職種は、わざわざ異業種への転職を考えないということかもしれません。もちろん、IT業界には転職先の受け皿が多く、将来を期待されている業界であることも影響しているでしょう。

異業種への転職を考える際は、業界研究・企業研究をしっかりと行い、業界の現状や将来性についてよく知っておくことが大切です。


異業種への転職に成功した事例
一般企業の総合職から、IT企業のプログラマーを目指す

大学の文学部に在学中、自分のやりたい仕事を見つけられなかったAさん(26歳/女性)は、一部上場企業の総合職に就職し、それなりに充実した日々を送っていました。しかし、女性が働き続けることが当たり前となった今の時代に、「自分はこのままでいいのだろうか?」と悩み、転職を考え始めました。

しかし、文学部出身のAさんには、将来につなげるためのこれといった資格はなく、かといって今の会社で40歳・50歳になったときの自分を想像することもできませんでした。

そんなとき、Aさんの大学時代の友人が、IT業界に転職したという話を耳にしました。「文学部出身でもIT業界に入れるんだ!」と気づいたAさんは、徹底的にIT業界の研究をしました。そして、プログラマーが女性が結婚・出産後もフリーランスとして働き続けられる、数少ない職種のひとつであることがわかりました。

プログラミングスクールに6ヶ月間通い、IT企業のプログラマーに転職

そこでAさんは、まず勤めていた企業を退職。失業給付を受けながらプログラミングスクールに6ヶ月間通い、晴れて異業種であるIT企業のプログラマー見習いとして転職することができました。

「異業種への転職は勇気が必要だったけれど、あのまま一般企業にいても、いずれは退職して出産後の再就職に悩むことになったと思う。20代のうちに自分の方向性が決まって、本当によかった」と実感するAさんでした。

異業種に転職するなら、転職エージェントの登録は必須!

業界に詳しいキャリアコンサルタントから、アドバイスがもらえる

異業種への転職を考える人は、ハローワークやネット上で求人情報を探すだけでなく、転職エージェントの登録することをお勧めします。なぜなら、異業種への転職は自分の今後を決定づける非常に重要な転職なので、絶対に失敗が許されないからです。

そういう意味では、自分でただ求人票を見て「この会社でいいかもしれない」などと勘を頼りに転職先を探すのは、極めて危険と言えます。もちろん、ハローワークにもキャリアコンサルタントはいますが、普段窓口で対応する職員は非正規の職員が多く、熱心に相談に乗ってもらえる人ばかりではありません。

その点、転職エージェントは自分が転職を考える業界に詳しいキャリアコンサルタントが担当に就くことも多く、求人を出している企業に実際に出向いて、情報をキャッチしている人も少なくありません。

そんな“転職のプロフェッショナル”といえるキャリアコンサルタントは、転職を考える人にとってとても頼もしい存在と言えます。

異業種に転職することへの心構えも、教えてもらえる

異業種への転職を成功させるのは、けっして簡単なことではありません。

なぜ自分が異業種にチャレンジするに至ったかを、説得力を持って説明しなければなりませんし、「初心に戻ったつもりで新たな仕事をがんばる!」というやる気と誠実さも、アピールしなければなりません。その点では、同業種に転職する人とは比べものにならないほど、がんばらなければならないでしょう。

採用試験に臨む際は、自分一人だけの力で採用試験に臨むよりも、転職のプロであるキャリアコンサルタントに相談する方が、転職に成功する確率が高まります。履歴書や職務経歴書の書き方から、面接時のアピールの仕方まで、キャリアコンサルタントのアドバイスを受けながら進めることができるからです。

転職エージェントの利用は無料。非公開求人も数多くある

また、転職エージェントには独自の非公開求人が多数あり、転職エージェントに登録しないとそれらの求人は見ることができません。異業種に転職する場合、“未経験可”の求人を探す必要があるので、求人情報はできるだけ多くキャッチすることが大切です。

転職エージェントに登録する際は、1社だけでなく2~3社に登録して、それぞれの情報を比較検討しながら転職活動を行いましょう。転職エージェントの利用は無料なので、複数のエージェントに登録しても、負担なく転職活動を行うことができます。

異業種に転職する際の注意ポイントに関するまとめ

異業種に転職する際の注意ポイントについてお話ししましたが、「それでも自分は異業種を目指したい!」と思われたでしょうか?それとも、「もう少し落ち着いて考えてみよう」と思われたでしょうか?

自分が本心からやりたいと思い、年収面・就労環境面などさまざまな点もクリアできるのであれば、異業種にチャレンジするのはとても素晴らしいことです。転職エージェントの登録時に行う適性検査の結果なども参考にしながら、本当に自分に合った職業を見つけて、やる気を持って日々の仕事に取り組みましょう。

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