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IT業界から異業種に転職したい人が、これだけは知っておきたい転職成功のためのポイント

更新日:2019.2.21
公開日:2018.12.28

IT業界は異業種への転職が少ない職種のひとつですが、中には「IT業界は自分には合わないから、もう辞めたい。別の業界に転職したい」と考える人もいます。これからIT全盛時代に突入することは間違いないので、業種を変えるのは少々もったいないような気もしますが、職種を変えるにはそれなりの決断があってのことと思います。

IT業界から異業種への転職を考える人は、なぜ転職したいと思っているのでしょうか?そして転職を成功させるには、いったいどうしたら良いのでしょうか?IT業界から異業種に転職したい人が知っておきたい、転職成功のためのポイントをご紹介します!

「なぜIT業界から足を洗って転職したいのか?」をはっきりさせましょう

IT業界が合わないのではなく、今の会社が嫌だっただけという場合もある

「IT業界は自分には合わない。もう辞めたい」と思っても、実はIT業界が合わないのではなく、いま勤めている会社が嫌だっただけという場合もあります。たとえばこんな理由です。

  • 残業が多い
  • 休日出勤がある
  • 給料が安い
  • 会社の雰囲気が暗い
  • 上司が尊敬できない

これらは、多くのIT企業に共通しているマイナス点ではありますが、かといってIT企業がすべてそうというわけではありません。もしこれらがIT業界から足を洗いたい理由だとしたら、もう一度思い直して、これらの悪条件をクリアできるIT企業への転職を試みても良いでしょう。

「残業や休日出勤の少ないIT企業に転職する」という選択肢もある

最近は働き方改革が進み、IT企業の中にも「残業月20時間以内」「休日出勤なし」という企業が増えてきました。実際、ボロ雑巾のように社員を働かせれば企業が儲かるかといえば、逆に悪い口コミが広まって社員が集まらず、慢性的な人手不足のために収益が上がらない場合もあります。

IT企業の中には、給与が高く職場環境のいい企業も探せばある

また、給与面において「低い」と不満を感じているようなら、いま働いている会社は間違いなくブラック企業でしょう。IT業界自体の平均年収は高いので、高い給与をもらえるIT企業に転職すれば、給与面の不満は解決されます。

また、会社の雰囲気が暗かったり、上司が人格的に問題のある人だったりすると、「これがIT業界の雰囲気」と思ってしまう人もいますが、それは違います。IT企業によっては、明るく職場環境のいい会社もあって、いい会社にはもれなくいい上司も付いてきます。

今よりいい条件の会社に転職するのは、けっして簡単ではありませんが、今のキャリアを活かしてワンランクアップできる可能性は大いにあります。まずはひとりで悩まず、転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談するなど、転職のプロのアドバイスを受けることをお勧めします。

二次請け・三次請けの会社や、客先常駐の会社で懲りてしまった

「IT業界はもうこりごりだ」と嘆く人の中には、実は二次請け・三次請けの仕事ばかりを請け負う企業に勤めているケースも、少なくありません。利益率の少ない仕事ばかりを大量に引き受けているので、深夜残業や休日出勤は当たり前。当然ながら社内の環境は殺伐とし、とても勤め続ける気持ちにはなれないでしょう。

また、IT業界の求人を見るとズラッと出てくるのが、客先常駐のシステムを取っている企業の求人募集です。こうしたSESと呼ばれる客先常駐スタイルで働いていた人の中にも、「もうIT業界はこりごりだ」とこぼす人がいます。

初めてIT業界に入るときは、SESの会社も自社でシステム開発を行う会社も、皆同じように見えます。しかしいったん入ってみると、SESの会社から企業に派遣された人は、差別的な待遇を受けたり、職場の仲間ができず孤独に陥ったり。福利厚生面なども充実していないため、勤め続けるうちに不満をかかえるようになります。

もし二次請け・三次請けや客先常駐の企業にいて、それが不満でIT業界から抜け出そうと考えているのなら、自社でシステム開発を行う企業に転職することで不満が解決する可能性があります

「新しい技術に付いていけない」という理由で、IT業界から異業種に転職を考える人もいる

新たな技術を勉強し続ける日々に、疲れてしまった

IT業界から足を洗いたいと思う人の中には、「その理由なら、たしかに仕方ないだろう」と思える、説得力のある転職理由を持っている人もいます。

たとえば、新たな技術を勉強し続ける日々に、疲れてしまった場合です。IT業界は日進月歩で、1年休業しているとまるでわからなくなってしまうほど、日々技術が進化しています。そのため、若い頃は情熱に燃えてガシガシと学んでも、30代ぐらいから疲れが見え始め、「こんな毎日を送るのはもうごめんだ!」とギブアップしてしまうのです。

“日々勉強”というのはもう、IT業界のサガのようなものなので、避けて通るわけにはいきません。新しい技術を覚えることを「楽しい」と感じられなくなってしまったら、もっと楽な職種に転職するのもひとつの方法でしょう。

新たな技術をマスターしようと思っても、難しくて付いていけない

また、新たな技術をマスターしようと思っても、難しくて付いていけないというケースもあります。IT技術は年々高度化しているので、言語などは簡素化される反面、論理的な部分で付いていけないというケースも少なくありません。その場合も、他の業種に転向を考えたとしても、無理はないと言えます。

IT業界から異業種へ転職する場合、年収ダウンには耐えられるか?

IT業界は平均年収が高いので、異業種への転職によって年収が下がる可能性は高い

IT業界から他の業界へ転職をする際、かなりな確率で避けられないのが、“年収のダウン”です。IT業界は全体的に他の業界に比べて、年収が高い傾向にあります。

Tech総研が30代前半(30~35歳)のソフト系・ハード系エンジニア2180人を対象に行った年収に関する調査では、IT業界のソフト系エンジニアの平均年収は30歳で465万円、35歳で562万円。30代前半の平均年収は525万円という結果が出ています。

たとえば28歳で異業種に転職したとすると、業界にもよりますが、一般的には350万円前後の年収からスタートするでしょう。そうなると、30歳では400万円前後。35歳で450万円前後になったとして、35歳の時点ではIT業界の職種よりも100万円以上年収が低くなることになります。

「それでもいい。IT業界にはもういたくない」というのなら、それもありなのですが、年収がいくらかというのは生活をしていく上で非常に重要です。よくよく考えて、異業種への転職を決断する必要があるでしょう。

年収ダウンを避けたいのなら、「社内SE」への転職を試みるのもひとつの方法

「IT業界で必死になって働くのは疲れたけれど、年収ダウンは避けたい」という場合、同じITの仕事でも企業の「社内SE」へと転職する方法もあります。社内SEは企業内の一社員なので、先端の技術開発などは、外部に発注することもできます。エンジニアというよりは、むしろ会社の経営と深く関わる形で、企業の中心部分で働くことができます。

社内SEは人気の職種なので、簡単には転職できませんが、うまく転職できればひとつの会社で定年まで安心して勤め続けることができるでしょう。新たな技術を必死になって覚える過酷な日々から解放され、確かな人生設計を立てられるようになるので、住宅ローンなどを組むときも不安なく組むことができます。

フリーランスのITエンジニアになって、自宅で稼ぐ人もいる

今までの年収を確保しつつ、IT業界の会社から脱出する方法としては、フリーランスのITエンジニアになる方法もあります。いまフリーのITエンジニアとして活躍している人は多く、依頼される案件自体もかなり多いので、フリーとはいえ収入は安定しています。

フリーランスのITエンジニアの中には、年収1千万円以上稼ぐ人も少なくなく、自宅で仕事ができるので過酷な残業も通勤の辛さもありません。

ただし、フリーランスには厚生年金がなく、健康保険も国民健康保険に加入することになります。また、企業の中にいたときは風邪を引いて会社を休んでも給料をもらえましたが、フリーランスの場合は病気をしたらアウトです。民間の収入保障保険に入るなど、何らかの手立てを立てておいた方が賢明です。

そう考えると、サラリーマンの頃にはかからなかったようなお金がかなりかかるので、サラリーマン時代の年収が500万円ならフリーでは800万円というように、多めに稼ぐ必要があります。

IT業界から異業種への転職を成功させるには、どうしたらいい?

IT業界から異業種に転職する場合、失敗するリスクは高い

IT業界から異業種に転職する場合、失敗するリスクは高いと言えます。もちろん思い切って介護の仕事に転職するなど、まったく関係ない仕事に転職するのであれば、問題はありません。給与も経験も一からのスタートになりますが、それで自分が納得できるのなら、それで良いでしょう。

しかし、今までの年収に近い収入をある程度確保しつつ、別の業種に転職するのは、ほぼ無理に近い状態かもしれません。先にもお話ししたように、IT業界の平均年収は高いので、それに並ぶ年収のある業種に未経験から転職するということ自体が難しいのです。

もしどうしても異業種にということであれば、年収ダウンを覚悟の上で、まっさらな状態から転職を考える必要があります。

経理などの勉強をして、中小企業への転職を図る

まっさらな状態とはいっても、多少でもIT業界での経験を武器にできそうであれば、すかさず採用試験の際にアピールする貪欲さも必要です。

たとえば経理の仕事などは、今人材が不足気味なので、未経験から転職する職種としては狙い目かもしれません。経理職は月末や年度末の決算時以外は定時に帰れる可能性が高く、定年まで無理なく働き続けられるので、IT業界のような過酷さもありません。地味な仕事ですが、IT業界で勉強と残業の日々を送っていた人にとっては、ワークライフバランスの点で魅力的と言えるのではないでしょうか。

経理の仕事を希望するのであれば、まずは簿記3級の資格を取り、面接時に「今までエンジニアをしていたので、社内のパソコンのことでわからないことがあれば何でも聞いてください。経理の簡単なプログラムなら組めます。」といったアピールをすると、中小企業であれば「それは頼もしい」と言ってもらえる可能性もあります。

IT業界から他の業界に移る人が少ないので、その経験をアピールできれば、他の応募者との差別化ができるでしょう。

プログラマー→Webデザイナーといったシフトの仕方もある

「異業種に移りたいとは思うが、IT業界での経験をまったく無駄にしてしまうのはもったいない」と考える人は、IT関連の職種で妥協点を考えるのもひとつの方法です。

たとえばシステム開発のプログラマーとして働いていた人が、実はクリエイティブな感性が豊かで、Webデザイナーなどの仕事にシフトすることで成功する場合もあります。Webの仕事であれば、プログラマーとしての知識や経験は間違いなく活きるので、後々Webディレクターにキャリアアップする際には“鬼に金棒”のキャリアとなるでしょう。

IT業界から異業種に転職したい人は、転職エージェントの利用がお勧め!

転職エージェントには多数の非公開求人がある

IT業界から異業種に転職したい人は、自分ひとりで悶々と転職先を探すよりも、転職エージェントに相談するのがベストの方法です。転職エージェントは、そのエージェントにしかない非公開求人を多数持っていて、転職エージェントに登録しないとその情報はキャッチできません。

非公開求人の中には大企業や人気企業・好条件の企業もあり、転職エージェントの利用は無料なので、2~3社に登録して比較検討しながら転職活動を行うことをお勧めします。

スケジュール管理や書類管理も任せられるので、忙しい人には便利

転職エージェントに登録すると、紹介された企業の面接日・入社日のスケジュール管理や、応募書類の管理なども任せることができます。IT企業に勤めながら転職活動を行う人は、寝る時間もないほど忙しい人が多いので、事務的なことをサポートしてもらえるのはとても助かるのではないでしょうか。

また、転職のプロフェッショナルである「キャリアコンサルタント」から、効果的な応募書類の書き方や、面接の仕方などもフォローしてもらうことができます。IT企業を辞めて異業種を目指す場合は、特に「志望動機」に何を書くかがとても重要になってくるので、採用担当者や面接官を納得させられる志望動機の書き方を教えてもらうと良いでしょう。

IT業界から異業種に転職したい人にお勧めの転職エージェント

圧倒的な求人案件数を誇る転職業界の老舗「リクルートエージェント」

リクルートエージェント

“転職といえばリクルート”と言われるように、転職業界の老舗的な存在である「リクルートエージェント」は、圧倒的な求人案件数を誇っています。IT業界から異業種への転職を考える人は、まず募集する案件数が多いことで選択の幅が広がるので、リクルートエージェントには登録しておいた方が良いでしょう。

ただし、リクリートエージェントに登録する転職希望者は非常に多いため、担当のキャリアカウンセラーが一人ひとりを丁寧にサポートできないケースもあります。「どんな職種を選んだらいいのだろう?」と悩んでいる場合は、リクルートエージェントだけでなく、熱心に面倒をみてくれるキャリアカウンセラーが多いdodaなどにも登録することをお勧めします。

業界最大級の案件数、サポートが丁寧な「doda」

doda

業界最大級の案件数を持つ「doda」は、大手転職エージェントのパーソルキャリア株式会社が運営する転職サイトです。質の高い求人も多く、キャリアカウンセラーの当たり外れが少ないので、転職が実現するまでしっかりとサポートしてもらえるでしょう。

dodaは企業からのスカウトメールも多く、キャリアコンサルタントからの紹介だけでなく自分からdodaのサイトを通して応募することもできるので、幅広く転職活動を行うことができます。スカウトメールを受け取ることで、今まで考えていなかった職種に気付くこともあり、どんな職種を選ぶか決まっていない人にとっては大いに参考になります。

女性が転職するなら「type転職エージェント」

type女性の転職エージェント

女性がIT業界から異業種に転職を考える場合、結婚・妊娠・出産といった女性のライフステージの変化も考慮して、長く勤められる転職先を探す必要があるでしょう。その点、「type転職エージェント」は女性の転職支援に力を入れており、女性の立場を理解したキャリアカウンセラーから、貴重なアドバイスをもらうことができます。

「type転職エージェント」は案件数こそ多くありませんが、非公開求人に掘り出し物もあるので、登録しておいて損はない転職エージェントです。

IT業界から異業種に転職するときのポイントに関するまとめ

IT業界から異業種に転職する場合、最もネックとなるのは、やはり収入が下がってしまう点でしょう。今までの生活レベルを下げるというのは、意外に大変なことで、できれば収入をなるべく下げない形でうまく転職したいものです。

業界を変えずに無理なく働ける企業に転職したり、フリーランスに転向するなど、さまざまな方向を検討して、納得できる転職を実現したいものです。

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