
IT業界は女性の転職にオススメ!エンジニアやプログラマーなどIT職は年収が高く、女性でも働きやすい職場が多い。産休や育休が取りやすいほか復職もしやすく、女性の活躍できるIT企業・ベンチャー企業が増えている。IT業界の転職は、初心者でも歓迎される現場も多く、エージェントを利用するとIT企業の転職が成功しやすい。
IT業界の転職、女性にオススメする理由は3つ!
今、女性にオススメなのが「IT業界」への転職です。IT業界やエンジニア職と言えば、「理系男子の職場」といったイメージも強いのですが、最近では女性が活躍するITの現場も増えてきました。
IT業界への転職を女性にオススメする理由は3つあります。
IT業界への転職を女性にオススメする理由
- 他の職種よりも給与が安定している
- キャリアを積めば、今後の転職にも有利!
- 育休を取りやすい職場が増えてきた
他の職種よりも給与が安定している
IT業界は、一般的な職種よりも平均年収が高く設定されています。
ある調査会社が2017年に取った統計によると、販売職の平均年収が353万円なのに対し、IT業界のシステムエンジニアやプログラマーは「平均年収443万円」と、高い報酬が与えられています。
また同じ「営業職」でも、一般的営業職の平均年収が347万円なのに対し、IT系営業であれば、平均年収は472万円にまで跳ね上がります。
【平均年収】IT系と他の職種を比較
職種 | 全体の平均年収 | 30代の平均年収 |
---|---|---|
IT系システムコンサルタント | 610万円 | 732万円 |
IT系製品開発 | 542万円 | 622万円 |
IT系社内システム開発 | 516万円 | 556万円 |
IT系営業 | 472万円 | 585万円 |
IT系サーバーエンジニア | 465万円 | 501万円 |
IT系プログラマー | 443万円 | 505万円 |
営業事務・一般事務 | 347万円 | 430万円 |
販売スタッフ | 353万円 | 410万円 |
医療事務 | 310万円 | 364万円 |
2015年~2016年|株式会社マイナビのデータを元に作成
女性が安定した所得を得るのなら、IT系への転職は「大きなプラス」となるでしょう。また、最近では海外IT企業の影響もあり、長期休暇制度や、福利厚生の充実したベンチャー企業やIT企業も多く、風通しの良い環境のなか「女性が活躍できる」職場が増えています。
キャリアを積めば、今後の転職にも有利!
IT業界で一定のキャリアを積めば、今後転職する場合にも「より良い条件」で再就職できます。特に中小企業では、ITの導入が遅れていることもあり、技術力のあるエンジニアやプログラマーを優先し、採用する傾向が強いからです。
情報化社会の中で生き抜くためにも、早い段階でITのスキルやノウハウを掴んでいくことは、今後の生活をより豊かにする上で役立ちます。
育休を取りやすい職場が増えてきた

最近では、女性の活躍をサポートすべく、産休や育休が取りやすい職場が増えてきました。
現役の女性SEによると「IT企業は仕事と育児の両立がしやすく、残業などもないので働きやすい」といった声が上がっています。また育児休職後の復職もしやすいのも、この業界の特徴です。
実際に、新たな福利厚生プログラムの設置や「働きやすい環境作り」は、企業のPRにも役立ちます。このため大手IT企業はもちろん、ベンチャー企業でも「復職しやすい」環境作りが進んでいます。
IT業界は慢性的な人手不足!女性の活躍を望む職場が急増中

IT業界では『深刻な人手不足』に悩まされています。ITの技術やサービスが進歩しているにも関わらず、サービスに対応できる人材が圧倒的に不足しているのです。
事実、男性エンジニアだけでなく、女性のエンジニア職やプログラマー、IT系営業職、研究・開発の分野で、女性の活躍を望む現場が増えています。また最近では、女性をターゲットにした情報サービスや、新たなIT活用サービスも増えており、女性ならではのアイデアやきめ細かな視点が、ITの分野にも積極的に取り入れられています。
ITに興味のある方、昔情報管理や、プログラミングを習得したが、働く機会が無かった…という女性も、再び新たな環境で働けるチャンスです!もちろん、IT初心者の方でも「経験不問」の職場があります。このため、ITに興味があれば、現場で働く機会はたくさんあります。
女性にオススメITの職種、エンジニア・プログラミング・システム開発と仕事内容
『IT』とひと言で言っても、エンジニア職、営業コンサルタント職、マネジメント職、開発・研究など、さまざまな職種があります。ここからは、ITの代表的な職種と仕事内容について見てみましょう。
IT系エンジニア職
ITエンジニア職には、プログラマー、サーバエンジニア、WEBエンジニアなどの職種があります。各職種の仕事内容と、平均年収をまとめてみました。
ITエンジニア職の種類(仕事内容と平均年収)
職種 | 仕事内容 | 求められるスキル | 平均年収 |
---|---|---|---|
プログラマー | システムエンジニアの作った設計書をプログラミングする仕事 | Java、PHP、Ruby、Python、C言語、アセンブリ言語 | 300万円~600万円 |
サーバエンジニア | サーバーの設計や構築、運用を行う仕事 | Linux技術者認定資格(LPIC)、Cisco技術者認定資格(CCNA)、 マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCSA: Windows Server) | 300万円~700万円 |
WEBエンジニア | WEB上のソフトウェア設計や開発、運用を行う仕事 | JavaScript、Ruby、PHP、HTML、ネットワークやセキュリティ関連の知識 | 300万円~700万円 |
フロントエンジニア | 作成されたデザインに沿って、avaScript(jQuery)、PHP、HTML、CSSなどの実装を行う仕事 | JavaScript、HTML、CSS | 300万円~700万円 |
データベースエンジニア | データベースの設計や構築、運用を行う仕事 | データベーススペシャリスト、ORACLE MASTER | 300万円~700万円 |
ネットワークエンジニア | 通称「NE」コンピュータネットワークの設計や構築、運用を行う仕事 | Cisco技術者認定資格(CCNA)、ネットワークスペシャリスト | 400万円~800万円 |
エンベデッドエンジニア | 製品のソフトウェアを組み込む仕事 | エンベデッドシステムスペシャリスト | 400万円~800万円 |
カスタマーエンジニア | クライアントを訪問(または企業に常駐)しシステムの不具合に対処する仕事 | IT関連の技術と知識が広く求められる | 400万円~800万円 |
セールスエンジニア | 技術面や専門知識を使い、クライアントに対して営業を行うエンジニア職 | コミュニケーション能力に加え、IT関連の技術と知識が広く求められる | 400万円~900万円 |
セキュリティエンジニア | 情報セキュリティ対策を行う仕事。サイバー攻撃や情報漏洩を防ぐためのシステムを設計・構築、運営が任される | シスコ技術者認定、CompTIA Security+、ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)、公認情報セキュリティマネージャー(CISM)、情報セキュリティスペシャリストなど | 400万円~700万円 |
サポートエンジニア | クライアントからの問い合わせに応え、操作方法やトラブルの解決法を支持するエンジニア職(ヘルプデスク)。 | コミュニケーション能力に加え、製品の知識、基本的プログラミング言語の知識、品質マネジメントスキルが必要 | 400万円~700万円 |
テストエンジニア | 開発した製品やサービスが正常に機能するかテストを行うエンジニア職。 | 製品の知識、基本的プログラミング言語の知識、品質マネジメントスキルなど | 400万円~800万円 |
ブリッジシステムエンジニア | 海外のシステム開発会社にプロジェクトを外注、橋渡しをするする仕事。 | ビジネス英語、エンジニアとしての実務経験 | 500万円~1,000万円 |
社内SE | 社内のITインフラを整備、管理、運営する仕事。 | 社内でのコミュニケーション能力、基本的プログラミング言語の知識、品質マネジメントスキルなど | 400万円~800万円 |
ITエンジニア職の中でも、花形とされるのが「ブリッジシステムエンジニア」の仕事です。海外企業と取引を行うほか、海外勤務の機会も多いため、平均年収も高く設定してあります。
IT系コンサルタント職
ITの分野にも、コンサルタント職があります。具体的には、クライアントの経営状況や抱えている問題から「システムの導入によるに改善、解決方法を考え、コンサルティングを行う仕事です。
ITコンサルタント職の仕事内容と平均年収
職種 | 仕事内容 | 求められるスキル | 平均年収 |
---|---|---|---|
ITコンサルタント | クライアントの問題をITシステムによって解決できるか、コンサルティングを行う。 | システムエンジニアやプログラマーとしての実務経験。 | 500万円~1,000万円 |
ITコンサルタント職は、実際にシステムエンジニアや、プログラマーとして実務経験を積んだ人材が求められるため、平均年収も500万円~1,000万円とに高く設定されます。
ただ、未経験にもチャンスがあります。例えば、ITコーディネータ、プロジェクトマネージャーなどの資格を取得し、必要なスキルを習得しておけば、ITコンサルタントとして抜擢される可能性は高いです。
IT系マネジメント職
ITマネジメント職は、プロジェクトや製品の開発を管理・マネージメントする仕事です。
ITマネジメント職の仕事内容と平均年収
職種 | 仕事内容 | 求められるスキル | 平均年収 |
---|---|---|---|
プロジェクトマネージャー | マネージャーとしてプロジェクトの管理(予算・品質・管理)を行う。 | 開発者とのコミュニケーション能力、PMP資格、プロジェクトマネージャー資格、ITストラテジスト資格、応用情報技術者資格など | 500万円~800万円 |
プロジェクトリーダー | プロジェクトマネージャーの下、プロジェクトの現場管理を行う仕事。 | 応用情報技術者、情報処理技術者、PHP技術者認定上位資格 | 500万円~800万円 |
ITマネジメント職には、基本的なITの知識に加えて、現場を牽引するリーダーシップやコミュニケーション能力が求められます。
IT系開発・研究職
IT系開発・研究職とは、企業の製品やサービスを開発、研究する仕事です。
IT系開発・研究職の仕事内容と平均年収
職種 | 仕事内容 | 求められるスキル | 平均年収 |
---|---|---|---|
ITコンサルタント | ハードウェアやアプリケーションの開発、製品の開発と研究 | 各分野の専門知識、研究・開発能力、基本情報技術者資格、応用情報技術者資格、第二種電気工事士資格、危険物取扱者資格など | 500万円~1,000万円 |
特別なスキルやノウハウを持つ人材であれば、上記の平均年収よりも、さらに高い収入が得られます。
IT業界、女性の転職で有利になる資格一覧
女性の「IT業界転職」で有利になる資格をまとめてみました。
女性の「IT業界転職」で有利になる資格一覧
国家資格 | ・基本情報技術者 ・応用情報技術者 ・ITパスポート ・ITストラテジスト ・プロジェクトマネージャ ・データベーススペシャリスト ・システムアーキテクト ・ネットワークスペシャリスト ・情報セキュリティスペシャリスト ・エンデベッドシステムスペシャリスト ・ITサービスマネージャ ・システム監査技術者 |
---|---|
ベンダー資格 | ・オラクルマスター ・マイクロソフト技術者認定(MCP) ・シスコ技術者認定 ・サン・マイクロシステムズ ・Linux技術者認定 ・プロジェクトマネジメントプロフェッショナル |
ITの国家資格については、経済産業省・情報処理推進機構(IPA)のホームページにて詳しい情報が得られます。
なお「ベンダー資格」とは、企業が開発した製品をユーザーが、一定の操作・管理技術を持っていることを証明する「民間資格制度」のことです。IT業界の転職や就職に、「国家資格やベンダー資格が必要」という訳ではありませんが、取得しておくことで転職や収入面で優位になるのは間違いありません。
未経験でもOK!無料でITスキルを磨く方法
IT未経験の方でも、必要なスキルを習得し『憧れのIT業界』に就職する方法があります。
プログラミング言語の習得

例えば、プログラマーであれば、PHP、JavaScript、Ruby、Java、Swiftなどのプログラミング言語が必須ですが、各言語は、市販の書籍(テキスト)やYouTubeの動画を使ってもマスターできます。
このほかインターネット実務検定試験、インターネットウェブマスター、パソコンネットワーク利用技術試験などは、独学でも手軽に習得できます。なお上記資格は、資格取得も自宅にいながら受験可能です。日中家事で忙しい女性や子育て中の方でも、IT資格が取得できる画期的仕組みです。
データベーススキルの習得
データの管理や活用といった分野では、MySQL、MongoDB、Amazon AWS、ブロックチェーン技術を取得しておくと良いでしょう。いずれも市販のテキストで学習できるほか、スマートフォンアプリなど、無料のコンテンツでもMySQLやAmazon AWSが習得できます。
このほかにも、CMS(WordPress)、UI/UXデザイン・スキルも、独学でマスターできます。また、テキストだけで不十分な場合は、YouTubeなどのコンテンツや現役プログラマーのブログや教育支援サービスを併用すると良いでしょう。
学費を払って、プログラミングスクールに通うべきか?
ITプログラマーとして活躍すべく、プログラミングを学ぶため、専門の学校に通う方も多いです。
しかし、プログラミングスクールに通うには、一定の学費が必要です。また「受講料無料」を売りにする学校もありますが、学費無料の場合は卒業後、学校の関係企業にしか就職できないなどの縛りがあります。
このため「より良い条件」で転職をするには、独自に技術をマスターし、自分の条件にマッチする職場を探すのが一番です。
IT業界へ女性が転職する方法、職場探しとエントリー方法
IT関連の企業に転職をするのなら、各企業の「採用情報」をチェックしていくしかありませんが、女性が「IT業界への転職」を希望するのなら、自分の適性を知り、チカラになってくれる転職エージェントを利用するのが一番です。
女性のIT転職に強い『転職エージェント』に相談しよう!

転職エージェントは、女性が働きやすいIT業界の職場を調査・マッチングしてくれます。
また、一般には募集が行われていない「クローズド求人」についても情報を与え、キャリアコンサルタントが、エントリーの手助けをしてくれるので、大変心強い存在です。
転職エージェントは無料で利用できます。このほか、勤務地や労働時間、給与などの条件に合わせてピッタリの職場が見つかるので便利です。
IT業界で働きたい女性は、積極的に転職エージェントを活用しましょう!
関連記事
転職支援実績が豊富な転職エージェント・転職サイト3選
ITエンジニア専門!首都圏で高年収、高待遇の優良求人を提供する転職サービス TechClipsエージェント
公開求人数 | - | 非公開求人 | 非公開 | 対象年代 | 20代~40代のITエンジニア | 対応地域 | 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
年収UP率 | 非公開 | 得意職種 |
|
エンジニア経験が数年ある方は年収アップの見込みあり!
TechClipsエージェントはIT/Web系のエンジニア専門に特化した転職支援サービスです。在籍する現役エンジニアが転職支援しているため企業への推薦力・給料交渉力が高く、内定率も高いのが特徴。求人の82%が年収500万円以上の募集で、紹介先企業は事業会社(元請け)に特化しているため年収UP実績も豊富です。
IT・Web業界で転職するならdodaエンジニアITの転職支援サービスがお勧め! DODA(デューダ)エンジニアIT
公開求人数 | 13,491件 | 非公開求人 | 30,000件 | 対象年代 | 全年齢 | 対応地域 | 全国対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
年収UP率 | やや高い | 得意職種 |
|
業界最大手が提供するITエンジニア/クリエイターのための転職支援サービス
DODAエンジニアITは、業界ごとの専門職の求人がまとめられているため、クリックひとつで希望業種の求人情報を探せます。また、公開求人情報だけでは満足できない場合や、一人での転職が不安な場合はキャリアアドバイザーによる転職支援サービスを受けることが可能です。エンジニア・クリエイター職の非公開求人が30,000件以上あるのもお勧めポイントです。
リクらくエンジニアは未経験に強い転職エージェント リクらくエンジニア
公開求人数 | - | 非公開求人 | 10,000件 | 対象年代 | 20代・未経験 | 対応地域 | 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
年収UP率 | 78% | 得意職種 |
|
未経験でもIT業界に転職できる!20代でエンジニア希望の方にオススメ!
リクらくエンジニアは、20代のIT業界未経験者を主に転職支援している転職エージェントです。利用者の80%がエンジニア未経験にもかかわらず、手厚いサポートで高い内定率を実現しています。web・ゲーム系の企業とのパイプが強く、未経験からの転職成功者を多く生み出しています。20代でITエンジニア希望なら絶対オススメできる転職エージェントです。
この記事が役に立ったら
いいね!をお願いします
最新情報をお届けします