“40代の転職”を突破するには、これが必要だった!転職成功率を格段にアップする3つの秘訣

更新日:2019.4.16

35歳を過ぎたら、転職は厳しくなる」と言われていますが、「それじゃあ自分はどうなんるんだ?」と言いたいのが、40代の転職希望者です。そもそも転職年齢のギリギリラインを超えてしまっているので、転職活動は最初から苦戦が予測され、単純に応募して結果を待つだけではいつまで経っても採用は見込めません。

婚期を逃した40代の人が、何もアクションを起こさなければ結婚の話がまったく来ないように、40代の転職者も自ら行動して風を起こさなければ、希望する会社から晴れて採用通知を受け取る日はやってこないのです。

でも、けっしてあきらめる必要はありません。「叩けよ さらば開かれん!」、本気になって転職の門をたたくことで、必ず道は拓けてくるはずです。では、いったいどうすれば40代の転職を成功させることができるのでしょうか?40代の転職に有効な方法の中から、5つの秘訣をピックアップして、ご紹介しましょう。

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キャリアコンサルタントに職務経歴書の添削をしてもらうこと!

転職エージェントを徹底的に活用して、40代の転職を勝ち取ろう!

40代の転職者の中には、「転職エージェントに登録したけれど、40代だということで軽くスルーされてしまった」「キャリアコンサルタントと会って話をしたが、紹介できる案件が無いと言われたまま何の連絡もない」など、冷たい扱いを受けて、「やっぱり転職エージェントは使えない」と思っている人もいるかもしれません。

たしかに、40代の転職者に紹介できる案件が極めて少ないのは事実で、あったとしても管理職や専門職に限られているケースがほとんどです。自分にマネージャー経験や専門的なキャリアがない場合、それは仕方のないこととして、受け入れるしかないでしょう。

しかし、ときには転職エージェントにも、「そんな求人があったのか!」と思うような40代可の掘り出し案件が出ることもあります。そのときに、自分がキャリアコンサルタントとの良好な関係を築いていれば、「あの人に紹介してあげよう」と思い出してもらえるのです。

その可能性も視野に入れて、転職エージェントと常につながっておくためにも、転職エージェントは徹底的に活用することが大切です。

転職エージェントの「無料添削サービス」を活用して、職務経歴書をブラッシュアップ

転職エージェントの中には、職務経歴書の「無料添削サービス」を行っているところも、少なくありません。たとえば大手転職エージェントのひとつである「マイナビエージェント」は、自分の作成した職務経歴書をメール添付で送ると、添削をして戻してくれるというサービスを行っています。

プロの目から細かい部分までしっかりとチェックをしてくれて、「なるほど、こうした方が確かに好印象だ」「自分のキャリアをこれぐらいアピールしたほうがいいのだな」と納得できる部分も多く、ぜひ活用することをお勧めします。

40代だからこそ、転職の職務経歴書で自分をしっかりとアピール

転職希望者にとって、職務経歴書は企業に採用されるか否かの決め手となる、最も重要な転職ツールです。採用担当者も面接官も、まずは職務経歴書を見てその人のキャリアや能力・可能性を判断し、その上で「会ってみようか」ということになります。

そのため、年齢ですでにマイナスポイントが付いている40代だからこそ、職務経歴書でしっかりと自分をアピールする必要があるのです。

30代の求職者と戦ったときに40代に軍配が上がるとすれば、「働いた年月が長い分、30代にはない人間的な深みがある」ということです。その長い年月にどんな仕事をし、どんな人間関係を築き、どんな実績を積んできたのかを、具体的にインパクト強く伝えることが重要です。

そうすることによって、「この応募者は40代だが、なかなかしっかりとした考えをもって仕事をしてきたようだ。一度会って話を聞いてみよう」というきっかけになり得るのです。

40代で難なく転職を成功させる人とは、どんな人?

転職が厳しいと言われる40代ですが、中には難なく転職を成功させ、給与もアップするという羨ましい限りの人もいます。それはいったい、どんな人なのでしょうか?

専門的なスキルを持っている人は、40代の転職を成功させる人が多い

40代という年齢に相応しい専門的なキャリアを持つ人が転職を考える場合は、40歳を超えていても、すんなりと転職先が決まる可能性が高いといえます。

たとえば新卒でIT関連のエンジニアとして就職し、20年キャリアを積んできた人が、「そろそろ安定して定年まで勤められる転職先を探そう」と考えて、一般企業の社内SEに転職するケースなどは典型的でしょう。

また、大学の福祉学科を出て介護のキャリアを積んできた人が、「引越しをするので転職先に近い職場を見つけたい」と思った場合も、やはりすんなり転職できる可能性が大いにあります。

管理職の経験がある人も、40代の転職に成功している

20代・30代の社員がいる中で、あえて企業が40代を採用しようとする場合は、管理職を求めているケースが少なくありません。そのため、企業で管理職としてキャリアを積んできた人は、マネジメントのスキルを評価されて転職先が決まることも多々あります。

また、就職氷河期に新規採用を控えていた企業が、ポッコリと空いてしまった年代の穴埋めをするため、40代にピンポイントで求人募集をかけることもあります。管理職クラスの募集は、20代の求人に比べればグッと少数ですが、40代にそういう求人が確実にあることは確かです。

こうした専門的なスキルやマネジメント能力を持つ人は、「ビズリーチ」や「リクルートダイレクトスカウト」「JACリクルートメント」など、40代のハイクラス求人が数多くある転職エージェントに登録することをお勧めします。

キャリアコンサルタントに模擬面接をお願いすること!

面接は、40代の転職希望者にとって勝負のとき

書類選考に通り、面接へと臨むことになった場合は、これからが40代転職者にとって勝負のときです!面接には、自分のほかに20代・30代の若い人たちがいるかもしれません。すでにその時点で若さでは負けているわけですから、面接官に自分を選んでもらうためには、それを押しのけるだけの魅力が必要なのです。

実際、企業は少しでも若い人を雇って長く活躍してもらいたいとは思っていますが、それだけで大事な人材を選ぶようなことはしません。書類選考では年齢だけでスッパリと切られてしまうこともありますが、面接に進んだ際には、その人の評価次第で20代・30代を押しのけて採用されることも十分にあり得ます。そこで重要になってくるのが、面接の際の印象です。

転職のプロから面接のアドバイスを受けると、面接当日の印象がまったく違う

「面接は第一印象で決まる」と言われています。まずはその第一印象で他の応募者と差をつけ、さらに面接の内容で「さすが40代の人は違う」と認めてもらわなければなりません。そのためには、自分だけで面接の練習をするのではなく、転職エージェントのキャリアコンサルタントにお願いして模擬面接を受けることをお勧めします。

プロから面接のアドバイスを受けると、どうすれば面接官に良い印象を与えることができるかがわかり、自分ではまったく気づかなかった話し方のクセに気付くこともできます。

たとえば大手転職エージェントのひとつであるDODAは、キャリアコンサルタントの丁寧な対応で定評があります。求職者の相談にも熱心に対応してくれるので、DODAに登録して模擬面接を依頼すると、面接を成功させるためのさまざまなアドバイスを受けることができるでしょう。

40代の転職を突破したいなら、転職サイトから自分でも応募すること!

「これは」と思う企業があれば、まずは転職の採用試験に応募してみること

転職エージェントを利用することは大切ですが、20代と違って圧倒的に紹介してもらえる案件数が少ない40代としては、紹介だけを当てにすることができません。自分の力で40代でも受け入れてもらえる求人を探し、積極的にアタックする必要があります。

キャリアコンサルタントに添削してもらった職務経歴書を武器に、応募できる企業には果敢に応募しましょう。1社ずつ律義に応募していると、転職期間が果てしなく延びてしまう可能性があるので、「これは」と思う求人があればまずは応募してみることです。

もし面接に進んだときに「やっぱりこの仕事は自分の希望する仕事と違う」と思ったときは、面接後に断ることも可能です。どんなにいい企業だと思っても、話をしてみると「ちょっと違った」と思うこともあれば、その逆もあるので、可能性のある企業にはまず応募してみると良いでしょう。

40代は転職の書類選考ではねられる!書類を完璧に準備して応募すること

40代の転職希望者が自分で応募する場合は、書類選考ではねられてしまう可能性が大きいので、十分に注意しましょう。履歴書・職務経歴書・封書・送付状を「もうこれ以上完璧な書類は書けない」と思えるほどパーフェクトの状態で準備し、いざ応募へと進みましょう!

「何度応募しても書類選考で落ちてしまう」とぼやく40代の転職希望者の中には、応募書類を適当に書いて出してしまっている人も、実は少なくありません。最初の1~2回はがんばって準備しても、何度か書類選考で落ちると「どうせ今度もダメかもしれない」という気持ちになってしまい、ズルズルと奈落の底に落ちてしまうのです。

転職の応募は、1回1回が勝負です。オリンピックの選手が1回1回の競技に全力を集中するように、常に「これが最後」という強い気持ちで書類選考に臨むことが大切です。

前に応募した書類の使い回しはNG。1社ごとに思いを込めて作成する

かつては応募する会社1社ごとに、手書きで履歴書や職務経歴書を作成していました。何とも面倒な作業ですが、書いているときは当然その会社のことを考えながら書くので、応募者の思いをしっかり使えられることはできていたのです。

ところが、パソコンで入力した書類をプリントアウトできるようになってからは、他社に応募した時の内容をそのままプリントアウトしてしまう転職希望者も出てきました。しかし、これは絶対にNGです。おおまかな内容は流用できたとしても、必ずどこかにその企業だけに伝えたい思いはあるはずです。

逆にいえば、前に受けた会社の応募書類をそのまま流用できる程度の内容しか書かれていないのであれば、採用は望めないと思った方が良いでしょう。応募書類に込めた目に見えない応募者の思いは、不思議なことに採用担当者にも伝わるもの。応募書類の作成にあたっては、1社ごとに時間をかけて真剣に向き合うことが大切です。

大企業や人気企業だけでなく、中小の優良企業も考慮すること

応募者の多い企業は、転職の書類選考で40代がはねられる可能性が高い

40代で転職をする場合は、大企業や人気企業だけに絞って応募をすると、書類選考の時点ではねられてしまう可能性が高いでしょう。それはなぜかというと、大企業や人気企業は応募者の数が非常に多いため、何らかの方法で面接に進む人を少なくしなければなりません。

そこでどうするかというと、年齢でバッサリと切ってしまうことも、往々にしてあるのです。本当はその人がどんな人材で、どんな可能性を持っている人かなど、年齢だけで判断できるわけがありません。しかし、面接官にも自分の仕事があるため、応募者が多い場合は、全員に会っている時間がないのです。

中小企業の中から知られざる優良企業を探すのも、40代転職の早道

そのような事情があり、非常に残念な話ではありますが、40代で特別なキャリアが無い人が転職を考える場合、応募者の多い企業に採用される可能性は極めて低いと考えられます。ではどうしたらいいかということですが、応募者が比較的少ない中小企業の中にも知られざる優良企業があり、そうした穴場企業を探すのもひとつの方法でしょう。

中小企業は大企業のように歯車的に人材を雇う余裕はなく、一人ひとりの社員に何ができるかということに、大きな関心を寄せています。そのため、40代の場合、これまでの経験が意外な場面で活かされる可能性もあります。

40代の転職者は、中小企業の良い面に目を向けて転職活動を

ただし、40代になるまで大手企業など条件の良い企業で働いてきた人は、中小企業の職場環境や就業条件・福利厚生に不満を感じるかもしれません。それは仕方のないことです。最初は多少の不満があっても、アットホームな人間関係の中で自分の中にあった変なプライドがなくなり、 むしろ今まで以上に充実した日々を送っている人もいます。

もちろんこれは優良中小企業に転職できた場合ですが、中小企業には大企業にはない温かい人間関係があり、意外と居心地が良いケースも多々あります。そうした中小企業の良い面にも目を向けて、転職活動を行うことが大切です。

「自分は企業にとって必要な存在だ」と信じ切ること!

「絶対にいつかは採用される」という、強い気持ちをもつことが大切

40代で転職活動を行うと、書類選考で何度も落ちてしまったり、転職エージェントからも後回しにされてしまうなど、思わず落ち込むような出来事に何度も出くわします。そこで心が折れてしまい、「40代の人間を本気で採用しようと思う企業なんて、どうせないさ」と開き直ってしまう人がいます。

しかし、こうなってしまうともう、どこの企業に応募しても採用は望めないでしょう。ただでさえ40代という条件をかかえての応募なのですから、他の応募者と一線を画す魅力をアピールする必要こそあれ、なげやりな気持ちになってしまってはもうおしまいです。

たとえ書類選考や面接で何度も落とされてしまっても、「絶対にいつかは採用される!自分は企業にとって必要な存在だ」という強い気持ちを持つことが大切です。

自分を高く評価することができてこそ、企業はその人を雇用しようと思う

自分を高く評価することができてこそ、企業はその人を雇用しようと思います。求職者が自信をもって応募に臨んでいるかどうかは、外から見てわからないようでも、実は採用担当者や面接官にはバレバレです。

もしも自分が「いつまで経ってもいい転職先が見つからない」と腐っているようなら、まずはそのマイナスの感情をプラスへと移行させることが、転職を成功へと導く方法です。

転職で苦労をすることは、けっして無意味なことではない

ウォルト・ディズニーは、「逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい」という言葉を残しました。20代で何の苦労もなく転職できる人もいれば、40代で逆境を乗り越えて転職を勝ち取る人もいます。

どちらも転職するという結果においては同じですが、転職が決まったときの感動や、採用された企業への思い入れは、後者の方が圧倒的に大きいでしょう。そう考えれば、転職で苦労をすることは、けっして無意味なことではありません。

逆境を力に変えることができれば、採用はもう目の前

また、社員を募集する企業の中には、こうして苦労を経験している40代の人をあえて選ぶ企業もあります。たとえば中小企業の総務担当者などは、人の心の痛みがわかる人が適任と考えることもあるのです。

人間、何が幸いして転職に成功するかは、誰にもわかりません。そして、たとえ100社から「NO」と言われても、たった1社だけ「YES」と言ってくれれば、それですべてが解決するのもまた転職というものです。

「努力し続ければ、必ずいい転職先が見つかる」と信じて、逆境を力に変えることができれば、採用はもう目の前にあると思って良いでしょう。

40代の転職を突破する秘訣に関するまとめ

40代で転職をする場合、より一層キャリアップするために転職をする人は別として、通常は厳しい戦いを強いられることになります。ときには「もうやってられない!」という投げやりな気持ちになってしまうこともあるかもしれません。

しかし、40代といえば、これからまだ20年以上働かなければならない年代です。そのためには、何としてでも転職先を見つけなくてはなりません。40代の転職を突破する秘訣を実行し、転職エージェントのキャリアカウンセラーやハローワークなどに相談しつつ、とにかく積極的に動くことが大切です。

また、今までの会社で働きながら転職先を探す人は、40代という年齢で転職をすることの大変さを実感した場合、今の会社に踏み留まるという選択肢もあるでしょう。いずれにしても、「これで良かった」と後で思える最良の選択をしたいものです。

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