北海道の転職エージェントおすすめ7選|正社員への就職・女性の転職

更新日:2020.12.10

北海道に移住するために仕事を探したり、Uターン・Iターンで転職したりする場合は、北海道での転職に強い転職エージェントを活用することが大切です。そこで今回は、北海道での転職に強い転職エージェントとその特徴などを紹介したいと思います。自分に合った転職エージェントに登録して、理想の転職を実現させましょう。

北海道の転職事情

北海道での転職活動を開始する前に、まずは北海道の転職事情について把握しておきましょう。

2020年9月1日に厚生労働省が公表した「職業安定業務統計」によれば、令和2年7月の北海道の有効求人倍率(季節調整値)は0.97倍となっており、前年同月から0.01ポイント上回る結果となりました。

北海道・東北地方のエリアで見た場合、青森県の0.92倍に次いで有効求人倍率が低い状態になっています。

北海道の有効求人倍率

全国平均で1.08倍となっており、いわゆる七大都市圏(札幌・仙台・関東・中京・近畿・広島・北九州/福岡)を含む都道府県で比較したところ、最も有効求人倍率が低い結果となっています。

また、北海道内で見た場合、都市圏である札幌エリアよりも、それ以外の地域の有効求人倍率が総じて高い状態です。(函館エリア・岩内エリア・千歳エリアを除く)

次に、北海道経済企画局が発表している「最近の経済動向」によれば、令和2年6月時点の経済仕様などから判断して「総合的に低迷はしているものの、下げ止まりの動きがみられる」としており、状況改善の転換点に近い状態であると見ることができます。

ただし、雇用分野については「弱い動きが広がっている」としていることから、就職や転職についてはやや難しい状況にあるともいえるでしょう。

北海道での転職に強い総合型転職エージェント4選

ここからは、北海道での転職に強い転職エージェントを紹介していきたいと思います。

北海道で転職するために転職エージェントを活用する場合は、以下の点を意識することが大切です。

  • 総合型転職エージェントを選ぶこと
  • 地域型転職エージェントを選ぶこと

総合型転職エージェントは求人数が多く、幅広い業種・職種から転職先を探すことができます。また、地域型転職エージェントでは、地元の優良企業の転職先を見つけやすいといえるでしょう。

タイプの違う転職エージェントに複数登録することによって、より多くの求人案件に触れることができ、受けられる転職支援サービスの幅も広がりますので、気になる転職エージェントがあれば積極的に登録することをおすすめします。

では、全国各地に拠点を置く総合型転職エージェントから見ていきましょう。

北海道での転職に強いのは、以下の4つの転職エージェントです。

北海道の総合型転職エージェント求人数グラフ

有効求人倍率から見れば、北海道は低めの水準となっているものの、総合型転職エージェントの公開求人数を比較すると、他の東北エリアの県よりもかなり多い状態となっています。

また、転職エージェントごとに「非公開求人」を扱っているケースがほとんどであるため、北海道での転職は、転職エージェントを活用するべきといえるでしょう。

それでは、各転職エージェントの特徴について詳しく見ていきましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

北海道の転職に強い総合型転職エージェントの1つが、リクルートエージェントです。2020年9月8日現在の北海道の求人数は2,223件となっており、公開求人数が最も多い総合型転職エージェントなっています。

人材業界最大手のリクルートグループが運営するリクルートエージェントは、設立から40年以上の歴史を誇る、老舗の総合型転職エージェントとして知られており、知名度・ブランド力ともにトップクラスを誇っています。

全国各地の求人案件に対応しており、すべての業種・職種において約20万件の求人案件を取り扱っています。

また、非公開求人が多いことでも知られており、その数は約10万件。さらに、他の転職エージェントにはない独自求人も豊富に扱っているため、自分にピッタリの転職先を見つけやすい転職エージェントといえます。

転職希望者を担当するキャリアアドバイザーに加えて、企業を担当するリクルーティングアドバイザーの2人体制で、転職活動をしっかりサポートする体制を整えているほか、これまでの転職支援のデータを活用した面接対策のノウハウも豊富。模擬面接によって内定率アップを期待することもできるでしょう。

また、面談は土日も対応しているため、どんな仕事をしている方でも利用しやすいというのも、うれしいポイント。鉄板で登録しておきたい総合型転職エージェントです。

運営 株式会社リクルートグループホールディングス・リクルートエージェント・北海道支店
住所 〒060-0004 北海道札幌市中央区北四条西5-1 アスティ45ビル 10階
アクセス JR各線「札幌駅」より徒歩3分

doda

doda

dodaも北海道での転職に強い総合型転職エージェントです。2020年9月8日現在の北海道の公開求人数は2,014件で、既出のリクルートエージェントに次いで多くなっています。

パーソルキャリア株式会社が運営するdodaでは、常時10万件程度の求人案件を保有しており、そのうちの80%~90%が非公開求人となっています。また、doda側からの提案求人数も多いため、転職サイトでは見つけることができない求人案件に出会いやすいといえるでしょう。

そして、dodaは転職エージェントサービスだけではなく、転職サイトサービス・スカウトサービスを兼ね備えた転職総合サービスとなっています。

さらに、転職相談会、セミナー、企業とコミュニケーションが取れるイベントなどを数多く開催しているのも、dodaの特徴。そのため、「求人情報を探したい」「希望の転職条件を備えた企業からスカウトされたい」など、転職希望者のさまざまなニーズに応えることができます。

また、キャリアアドバイザーの質が高いと評判で、適切で効率的な転職支援サービスを受けることができるほか、転職後1年間はフォローアップができるなど、万全のサポート体制が整っています。

転職を考える方には、ぜひ登録をおすすめしたい転職エージェントです。

運営 パーソルキャリア株式会社・doda・北海道オフィス/北海道第二オフィス
住所 [北海道オフィス]
〒060-0004 北海道札幌市中央区北四条西4-1 札幌国際ビル4F
[北海道第二オフィス]
〒060-0001 北海道札幌市中央区北一条西4-2-2 札幌ノースプラザ9F
アクセス [北海道オフィス]
札幌市営地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ駅」より徒歩1分
JR各線「札幌駅」南口より徒歩2分
[北海道第二オフィス]
札幌市営地下鉄「大通駅」5番出口より徒歩 1分
札幌市営地下鉄・JR「札幌駅」南口より徒歩 8分

Spring転職エージェント

転職するならSpring(スプリング)転職エージェント

北海道での転職ならSpring転職エージェントもおすすめの総合型転職エージェントです。

Spring転職エージェントを運営するアデコグループは、世界60の国と地域でサービスを展開する世界最大の人材サービス企業で、その拠点数は5,000ヶ所以上です。

日本でも全国各地に拠点を構え、国内の有数企業から優良中堅企業など幅広い企業の求人案件を取り扱っており、Uターン転職やIターン転職でも利用しやすい転職エージェントとなっています。

Spring転職エージェントの最大の特徴は、企業との交渉を行なう営業担当がキャリアアドバイザーを兼任しているということ。そのため、他の転職エージェントではわからないような、より詳細な企業情報を入手することができます。

また、転職希望者に対する親身な対応で評価が高く、Spring転職エージェントに登録した人の面談は決して断らないことでも知られています。

外資系企業やグローバル企業への転職にも強いため、仕事のスタイルを変えたい方や、これまでの経験を活かしてビジネススキルをアップさせたい方にもおすすめです。

Spring転職エージェントで、希望の転職先を見つけましょう。

運営 アデコ株式会社・Spring転職エージェント・Spring事業本部(首都圏)
住所 〒101-0021
東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX(南ウイング)8F
※郊外エリアにお住まいの方や、販売職・一般事務を希望の方は下記に連絡
東日本/050-2000-7128
アクセス JR各線「秋葉原駅」より徒歩5分

パソナキャリア

パソナキャリア

パソナキャリアも北海道での転職におすすめの総合型転職エージェントです。2020年9月8日現在の北海道の求人数は600件となっています。

株式会社パソナが運営するパソナキャリアは、もともと人材派遣業を展開しており、転職エージェントサービスでも25年以上の歴史があります。

取引を行う企業からの評判がよく、強いパイプがあることから精通度・質ともに高い求人が多いほか、パソナキャリアが独自に扱う独占求人が多いのも特徴。また、取り扱う求人案件のうち、80%が非公開求人となっています。

さらに、キャリアアドバイザーによる転職希望者への親身な対応が信頼できると評判であり、特に女性へのフォロー体制が整っているため、女性の利用者が多いことも特徴的です。

内定獲得後の企業との条件交渉にも強いため、年収アップや労働環境の整った企業への転職がしやすいなど、利用するメリットが多いパソナキャリア。他の転職エージェントと併用してうまく活用すれば、転職活動を有利に進めることができるでしょう。

運営 株式会社パソナ・パソナキャリア・札幌支店
住所 〒060-0005
北海道札幌市中央区北5条西2-5 JRタワーオフィスプラザさっぽろ16F
アクセス JR各線「札幌駅」より徒歩1分

北海道での転職に強い地域型転職エージェント3選

次に、北海道での転職に強い地域型転職エージェントを紹介します。

具体的には、以下の3つの転職エージェントがおすすめです。

北海道の地域型転職エージェント求人数グラフ

地域の情勢について詳しい地域密着型の転職エージェントと総合型転職エージェントを併用することで、より効率的に転職活動を進めることができますので、ぜひ参考にしてください。

ジョブキタ紹介

ジョブキタ

北海道での転職に強い地域型転職エージェントの1つが、ジョブキタ紹介です。2020年9月8日現在の北海道の求人案件数は640件となっており、地域型転職エージェントでは最多となっています。

ジョブキタ紹介は「ジョブキタ」「アルキタ」「シゴトガイド」など、北海道での求人情報配信サービスを展開する株式会社北海道アルバイト情報社が運営している地域密着型の人材サービスです。

創業から50年で培ったネットワークを活かしながら、北海道での転職を考える方をしっかりサポートしてくれます。

正社員求人が多いのが特徴で、取り扱う求人の9割を占めているほか、99%が北海道勤務の仕事となっています。

また、北海道で就職や転職を希望する若い方に向けて「1ヶ月で(就職・転職を)決める」をキーワードに、短期間での採用を目指す「就職・転職マンスリー応援塾」というイベントを開催しています。

北海道での転職を考えるなら、ジョブキタ紹介にぜひ登録しましょう。

運営 株式会社北海道アルバイト情報社・ジョブキタ紹介・中央営業所
住所 北海道札幌市中央区南2条西6丁目13-1 南2西6ビル
※その他道内に営業所多数あり
アクセス 札幌市電南北線・一条線「狸小路駅」より徒歩5分

リージョナルキャリア北海道

リージョナルキャリア北海道

リージョナルキャリア北海道も北海道の転職に強い地域型転職エージェントです。2020年9月8日現在の北海道の求人数は467件、非公開求人数は950件となっています。

リージョンズ株式会社が運営するリージョナルキャリア北海道は、「暮らしたいところで思い切り働く」をテーマに、大都市圏から北海道へのUターン・Iターン転職に特化した転職支援サービスを提供しています。

保有する求人案件の80%以上が地元企業の求人で、かつ経営者から直接オーダーされたもの。そのため、独自求人が多く他の転職エージェントでは紹介してもらえない求人案件を多数取り扱っています。

また、年間50時間以上に及ぶコンサルタント研修を行なっているため、各キャリアアドバイザーの質も申し分なし。北海道の転職事情にも精通しているため、安心して転職支援を任せることができます。

さらに、東京オフィスでのTV面談や電話面談にも対応しているため、今後北海道に移住するという方でも利用しやすくなっています。

地元の情報に精通したリージョナルキャリア北海道に登録すれば、北海道の優良企業に転職できるかもしれません。

運営 リージョンズ株式会社・リージョナルキャリア北海道
住所 〒060-0001
札幌市中央区北1条西4丁目1番地2 武田りそなビル3階
アクセス 地下鉄東西線「大通駅」14番出口より徒歩1分
札幌市電南北線・一条線「狸小路駅」より徒歩6分

キャリアバンク転職

キャリアバンク転職

北海道での転職を考えているなら、キャリアバンク転職もおすすめできる地域型転職エージェントです。2020年9月8日現在の北海道の公開求人数は381件となっています。

キャリアバンク株式会社が運営するキャリアバンク転職は、北海道に特化した無料職業紹介サービスを展開しており、転職エージェントサービスのキャリアバンク転職のほか、キャリアバンク派遣、キャリアバンクメディカルなどの人材サービスを提供しています。

北海道内の豊富な求人案件をと扱っているため、Uターン・Iターン転職でも利用しやすいのがポイント。また、経験豊富なコンサルタントも多数在籍しているため、安心して利用することが可能です。

北海道での転職なら、登録を検討したい転職エージェントの1つといえるでしょう。

運営 キャリアバンク株式会社・キャリアバンク転職・札幌本社
住所 〒060-0005
札幌市中央区北5条西5丁目7番地sapporo55 5F
※その他道内に旭川支店、帯広支店、函館支店あり
アクセス JR各線「札幌駅」より徒歩3分

北海道で正社員として転職するために

北海道で正社員としての転職を検討中の方は、どのような点に注意する必要があるのでしょうか。
転職希望の多い代表的な3職種をピックアップし、ご紹介します。

事務

事務職は、資格や専門性を必要とせず、仕事内容と就業時間の両面で安定したワークスタイルを希望する方に人気の職種です。
「事務」が指す仕事の内容は、業種・職種によっても様々です。「事務の仕事は会社の数だけある」と言っても決して言い過ぎではないでしょう。
会社ごとに業務内容が異なることや、役割を兼任するケースは多々ありますが、一般的に、事務の仕事は大きく以下の3つの種類に分類することができます。

一般事務

文書作成、備品管理・発注、電話や来客への対応など、社内の事務仕事を全般的に担当する。

営業事務

営業資料の作成、受注管理やスケジュール調整、契約書や資料の校正作業など、営業をサポートする業務を幅広く行う。

経理事務

請求書の作成・管理、社内での経費精算や税理士などへの連絡など経理業務全般を行う。企業の税務・出納管理に深く関わる仕事内容から、正社員採用の場合、事務職の中でも特に経験者が優遇されやすい分野でもある。

事務職としての種類の違いに関わらず、事務の仕事に共通して言えるのは、「社内業務がスムーズに進行するようサポートする仕事である」という点です。
業務を通じて多くの関係者とやりとりをすることになるため、電話対応やビジネスマナーを含めた社会人としての基本的なコミュニケーション能力は必須と言えるでしょう。
また、見積書や請求書といった数字を取り扱う機会も多いことから、仕事の正確さも重視されます。

北海道の事務職求人

ハローワークインターネットサービスによると、2020年12月10日時点での北海道の事務職の求人数は2,392件あります。(職業分類「事務、管理職」 のうち、「一般事務、事務補助」、「会計・経理事務」、「営業事務、販売事務」の求人数の合計値)

総務省統計局が公開している平成26年経済センサスによると、北海道にある事業所数は242,707軒。これは全国 47都道府県の中で6番目に位置する多さです。

事務職の求人数は、地域の経済活動の活発さの影響を大きく受けます。北海道の人口数は全国第8位(令和元年)ですから、その部分で考えると求人数の多さは悪くないものです。しかし、北海道はご存知のように広大な面積を有しており、経済活動が盛んな都市の数は限られています。ご自身が働きたいエリアで条件に合う仕事を探すとなると、求人数が多いからと言って安心できないでしょう。そのため、北海道で事務職への転職を希望する方は、興味のある求人を見つけたときには、すぐに何らかの行動をすることをおすすめします。

営業

営業の仕事とはズバリ「売上」を上げること。
商材に対する確かな理解と顧客の課題を引き出すヒアリング能力、契約成立に導く交渉・調整力などビジネススキルを総合的に求められる仕事です。

営業職の給与形態は、売上に応じた歩合制を採用する会社も多くあります。
歩合制の営業職の場合、基本給に加えて、営業売上に応じたインセンティブを得ることができ、自分の努力次第で収入アップを実現できるのも魅力のひとつです。
自分の手でドンドン仕事をこなしてお金を稼ぎたい、社内での昇進も重ね、ビジネスマンとしてのスケールアップを図りたい方にピッタリな職種です。

営業は、どんな商品・サービスを取り扱う場合でも、「顧客のニーズをふまえて、顧客の問題解決や改善につながるモノ・サービスを提供する」という意味では、共通する部分も多くある仕事と言われ、実際、1営業マンとして会社や業界を転々とするケースも少なくありません。
優秀な営業人材へのニーズと、人材の流動性、双方ともに高く、転職先としては出入りしやすい分野とも言えるでしょう。

北海道の営業職求人

ハローワークインターネットサービスによると、2020年12月10日時点での北海道の営業職の求人数は2061件あります。(職業分類「営業の職業」の求人数)

北海道における営業職の求人数の多さは、北海道の経済状況の好調さを表しています。北海道財務局が発表した「最近の北海道経済の動向等について」という資料によると、北海道の経済情勢の総括判断は全体的に「厳しい状況にあるものの、一部に持ち直しの動きがみられる」となっています。雇用情勢についても、「有効求人倍率が令和2年1月以降8カ月連続して前年を下回っている」となっており、厳しい状況が続いているようです。

ただ、同じく北海道財務局が発表した「法人企業景気予測調査結果(令和2年7月から9月期)」では、従業員数判断の現状として「不足気味」の超幅が拡大しており、今後もさらに人手不足が続く見込みとなっています。現在の全体的な不況状況の動向次第かもしれませんが、営業職の雇用情勢も回復に向かう可能性はあるでしょう。

公務員

公務員は、好不況の影響を受けにくい、安定した職種として高い人気を誇ります。
公務員の仕事は、国や地域に奉仕する公共の仕事で「利益を目的としない」という点で民間企業での仕事とは根本的に異なります。「純粋に国民・地域の人の役に立ちたい」と国民・住民に寄り添った姿勢を持てることは、公務員に着く上での大前提となります。
そうした考え方に共感できる方であれば、経営不振や倒産といったリスクが少なく、一定の給与も保証された、非常に安定感のある職業と言えます。また、国や地域に対して大きな影響力を持つ仕事とも言え、将来的に非常にスケールの大きい仕事に携わることができるのも公務員の魅力のひとつです。

総合職・一般職の公務員として正社員、すなわち無期雇用で働くには、公務員試験を経て採用される必要があります。(ただし、職種などによっては、試験ではなく選考で採用が決まることもあります。)
国家公務員であれば人事院などが実施する国家公務員試験、地方公務員であれば各地方公共団体が行う地方公務員試験を受験することになります。

北海道の公務員求人

ハローワークインターネットサービスによると、2020年12月10日時点での北海道の公務員の求人数は752件あります。(産業分類「公務(他に分類されるものを除く)」国家公務・地方公務の求人合計数)

ハローワークに掲載されている公務員求人は「正社員以外」の求人が中心です。つまり働く期間が決まっている有期雇用の求人となります。契約社員に近い立場での採用とはなりますが、公務員試験なしで申し込める募集も多数あります。
求人の中には、契約更新の可能性のある求人と、更新可能性のない求人があるので、応募前に注意が必要です。

北海道に限らず、地方公共団体の数には限りがあり、私たちの税金を原資にする以上、人件費の予算も厳密に運用されています。そのため、公務員の求人が多数発生するということは基本的にあまりありません。
北海道での公務員勤務希望で、自分の希望条件に合う求人を見つけた場合は、なるべく速やかに応募することをおすすめします。

北海道の転職 今後引く手あまたの業界と職種

転職をするなら、将来性のある業界・職種で働きたい!と考えるのは当然なこと。
北海道での転職を検討する方が狙うべき、今後引く手あまたの業界・職種をご紹介します。

厚生労働省が発表している「職業安定業務統計」を参考に、北海道で求人数が増加傾向にある業界・職種をピックアップしたのが下記の表です。

北海道で求人数が増加している業界・職種

業界・職種 2017年度 2018年度 2019年度 3年間求人増加率
北海道の求人(職業計) 1,085,696 1,107,735 1,095,919 100.9%
一般事務員 68,197 69,070 72,029 105.6%
生産関連事務員 4,766 5,202 6,591 138.3%
製造技術者 2,944 3,392 3,728 126.6%
農業の職業 14,328 15,491 13,055 91.1%
生産設備(金属除く) 868 1,186 1,445 166.5%
情報処理・通信技術者 14,703 14,711 13,297 90.4%

2017年10月時点において、北海道の道内総生産の産業別構成比は、第一次産業が4.1%、第二次産業が16.9%、第三次産業が79.0%です。北海道といえば、広大な大地を持ち、海に面することから、農業や水産業が盛んなイメージがあるかもしれません。実際、北海道の第1次産業の産業構成比は、全国平均の1.2%に比べると非常に高く、求人としても安定した需要がある傾向にあります。

ですが、道内の産業構成比を見ると、実は第3次産業が主な産業となっています。特に、観光関連産業が幅広く発展しており、近年は海外からの観光客数の増加も相まって、観光に関わる事業所の数も増えてきています。観光関連産業が盛んであることから、北海道には食料品の製造・加工関連の工場が多いという特徴もあります。北海道の特産品が観光客のお土産となっていること、質の良い品が多いため国内外の需要が高いということがあるでしょう。上の表にある、生産関連事務員や生産設備の求人数の増加なども、観光関連産業の影響が一因となっているのではないでしょうか。

また、北海道は大手企業の支店や大規模なコールセンターが置かれるなど、情報関連産業も盛んです。寒冷地であることから、データセンターの誘致を進める動きも強まっているようで、情報処理・通信技術者の求人数が多い傾向にあるのも、影響を受けていると考えられます。

男性におすすめの業界・業種

北海道で転職を検討中の男性には、多くの選択肢がありますが、なかでも生産に関わる仕事がおすすめです。

前述のように北海道は国内屈指の観光地であり、豊かな自然にも恵まれていることから、特産品を使った食料品の製造・加工関連の工場も多いです。専門技術を持つ人のニーズや、生産工程に関わる仕事の需要は今後も高まると考えられます。さらに最近は、観光客向けに工場見学のサービスを行う企業も増えています。工場が観光スポットとして注目されることで、雇用の増加につながる可能性もあるでしょう。

女性におすすめの業界・業種は?

北海道での転職を検討中の女性にも、生産に関わる職業の求人がおすすめです。男性におすすめの業界・業種の欄でもご案内しましたが、観光地として人気の北海道では、関連する食品製造・加工産業も盛んです。生産工程に関わる職業だけでなく、事務的職業も安定した需要があり、生産関連事務員の職業も増加傾向にあるの、求人も見つけやすいと考えられます。

さらに、北海道では昨今の人手不足に対応するべく、就業環境の改善や生産性の向上などの「働き方改革」も進められています。女性が活躍する機械の拡大にも力が入れられていることから、女性も長く働ける職場も見つかりやすくなるかもしれません。

北海道の転職イベント

北海道で行われる転職イベントは下記の通りです。
※本記事執筆時点で北海道内で開催予定のイベントです。北海道の最新イベント情報はWEB等でご確認ください。

説明会・合同面接会

名称 開催日 会場
第3回  ジョブキタ就活フェア 2020/12/16(水) ジョブキタプラザ
北海道[地域活性化雇用創造プロジェクト]就職応援イベント(地域企業説明会) 2021/01/15(金) 札幌エルプラザ
釧路市地域雇用創造協議会 合同企業説明会 2021/01/23(土) 釧路プリンスホテル

セミナー

名称 開催日 会場
札幌UIターン学生・第2新卒向け onlineイベント(合同企業説明会) 2020/12/19(土) オンライン(北海道)
マイナビ看護学生就職セミナー MEGA 札幌会場 2021/02/21(日) 札幌パークホテル

北海道でUターン・Iターン転職をするために

北海道のUターン・Iターン事情

2017年に国立社会保障・人口問題研究所が行った第8回人口移動調査によると、北海道の全人口に対するUターン経験者が占める割合は15.2%です。この割合は全国でも2番目に低い割合です。
北海道は人口減少を食い止めるための対策の一貫として、Uターン・Iターン促進の取り組みを積極的に行っています。北海道庁のホームページでは、「北海道U・Iターンサポートデスク」を公開し、道外に住んでいて北海道への就職を希望している求職者と、UIターン就職希望者の採用を予定している道内の企業の双方を支援しています。

また、Uターン・Iターン移住を促す取り組みはWEBでの情報発信だけにとどまりません。
東京駅の近くには「札幌UIターン就職センター」が開設されており、北海道に詳しい4名のカウンセラーが常駐し、UIターンをお考えの方に札幌市内の住宅など暮らしの情報とともに札幌市内企業の求人情報を提供しています。
さらに、あまり知られていませんが、全国のハローワークでも北海道へのUIターン就職について相談することができるのです。

株式会社ブランド総合研究所が実施している「都道府県魅力度ランキング」では2020年も北海道が第1位となり、12年連続1位となっています。
北海道という土地はその昔多くの開拓者によって開かれた土地です。職業に関しても、広大な大地を相手にする農業や豊富な海洋資源に恵まれる漁業から、近年企業誘致が進むIT関連企業など幅広いものがあります。いずれの産業においても人材不足という現状があり、Uターン・Iターン移住を考えている方にとっては選択肢が多い恵まれた環境と言えるでしょう。

また、求人サイトや転職エージェントの中には、大手を中心にUターン・Iターンにテーマを絞ったサービスを提供しているケースもあります。北海道へのUターン・Iターン転職を検討中の方は、登録中の求人サイト・転職エージェントのホームページなどをチェックしてみることをおすすめします。

北海道の有名企業

北海道内に拠点のある有名企業をご紹介します。

エア・ウォーター株式会社 北海道札幌市中央区
京王プラザホテル札幌 北海道札幌市中央区
札幌かに本家 北海道札幌市中央区
よつ葉乳業 北海道札幌市中央区
株式会社ケイシイシイ 北海道千歳市泉沢
株式会社あまとう 北海道小樽市稲穂
男山株式会社 北海道旭川市永山

これらの企業は北海道内で多くの求人募集を行っている可能性があります。
北海道在住の転職者の方は、ハローワーク・転職サイト等で重点的にチェックすることをおすすめします。

ジョブポタで、北海道の良い仕事と出会おう

ジョブポタでは、北海道で働きたい方をサポートする多彩な転職エージェントをご紹介しています。
転職活動に役立つ様々なコンテンツをご用意し、皆様の北海道での転職、良い仕事との出会いを積極的にサポートしていきます。

都道府県別おすすめ転職エージェントを利用して納得の転職を

こちらの記事も読まれています

特集記事