世代別 GENERATION

30代の転職を成功させるための、3つのアピールポイント

更新日:2018.11.9
公開日:2018.7.11

「転職するなら20代まで」「35歳を超えると正社員は難しい」など、30代の転職に関してはさまざまな憶測が飛び交っています。しかし、転職市場が活況を呈し、有効求人倍率がバブル期以来の水準に上昇した今は、本気で転職を考える30代にとって間違いなく“転職の好機”といっていいでしょう。

リーマンショック後の不況で社員の採用を控えていた企業の中には、あえて20代ではなく30代の中間層を求める企業もあり、30代にとって有利な状況も生まれています。その反面、それなりの高い給与を求める30代の転職は、20代のように簡単ではなく、しっかりと自分をアピールしていかなければ、いつまでたっても転職が決まらないという事態にもなりかねません。

では、30代の転職を成功させるためには、いったいどんな点をアピールしていったら良いのでしょうか?

ミドル転職者の給与が上がっているという、うれしい現実!

転職エージェントのエン・ジャパンが、ミドル層対象の転職求人サイト「ミドルの転職」上で2017年4月に転職コンサルタントを対象に行ったアンケートによると、なんと62%のコンサルタントが、ミドル転職者の給与が「上がっている」と回答しました。

給与の上昇が最も大きかったのは40代前半で、64%。30代後半も大健闘し42%と、40代後半の20%を大きく抜いています。給与の上り幅としては、50~100万円未満が最も多く、74%となっています。

家庭を持っている30代にとって、年収50万円アップはバカにならない数字です。“35歳の壁”に惑わされて転職をあきらめるのではなく、思い切って転職活動に踏み切れば、人生を好転させることもあり得るということですね。

30代は徹底的に“即戦力”をアピールする

「職務経歴書」は、即戦力をアピールする最重要ツール

キャリアよりも人間性重視の20代転職とちがい、30代の転職は何といっても“即戦力”をアピールする必要があります。そのためには、まず「職務経歴書」を充実させることが重要です。職務経歴書の作成に関しては、実際に転職活動を行う前から、用意周到に準備をしなければなりません。

なぜなら、ある意味30代の転職希望者にとって、職務経歴書は企業と自分をつなぐ“命綱”のようなものだからです。採用担当者は、30代の応募者がどんなキャリアを持っていて、入社後にそれをどんな風に活かして会社に貢献してくれるのかを、職務経歴書によって判断しようとします。

そのときに、入社後の活躍がリアルにイメージできるよう、応募者のキャリアや能力が職務経歴書に具体的に書かれていれば、採用担当者も判断しやすいでしょう。しかし、おおざっぱな職務経験しか書かれていない場合、採用担当者は入社後の活躍ぶりがイメージできず、「面接で会ってみたい」というところまで発展しない可能性があります。

自分のキャリアを振り返り、しっかりと自己分析をした上で作成を

職務経歴書の作成には、転職活動を始める前からじっくりと時間をかけて取り組み、採用担当者や面接官の心に刺さるインパクトあるものを作り上げましょう。その際は自分の今までのキャリアを振り返り、しっかりと自己分析をした上で作成する必要があります。

即戦力をアピールするためには、自分がどの会社でどんな業務を担当し、どんな実績を積んできたのか。その経験によってどんなスキルを積むことができたのか。そして入社した後は、その経験をどのように活かせるのかを、エピソードなどを交えながら具体的に書くことが大切です。

即戦力をアピールする30代転職者の自己PR例

私は大学を卒業後、住宅販売会社に就職し、注文住宅の営業マンとして10年間仕事をしてきました。はじめて営業職に就いた頃は、先輩方が次々に契約をして表彰される姿にあこがれ、「何とか1件でも契約を取らなければ」と必死でした。

しかし、売り上げの数字にこだわっているうちは、思ったように契約本数を伸ばすことはできませんでした。そんなときに、ある子育て中のお客様を担当することになり、「実家の近くで子どもをのびのびと育てられる場所に、木の香りのする家を建てたい」というご希望を伺いました。

私は土地の買い付けから建材の選択、間取りのご提案まで、お客様のご要望に沿うよう、出来る限りのお手伝いをさせていただきました。するとお引渡しのときに、お客様から「こんな家とこんな環境を、ずっと望んでいました。夢がかなって本当にうれしいです。ありがとうございます」と、満面の笑顔で言っていただき、この仕事をして本当に良かったと心から思いました。

それからは、契約を取ることよりも「お客様に喜んでいただきたい」という思いで仕事をするようになりました。そして不思議なことに、そのときから自分の営業成績も伸び始めたのです。お客様からのご紹介も着実に増え、昨年は営業部全体でトップの成績を上げ、社長賞をいただくこともできました。

また営業活動以外にも、お客様のご要望に少しでも速く的確に応えられるよう、クラウドなどを利用した業務の効率化や社内の情報共有にも取り組みました。私がチーフを務めた課には5名の後輩がいましたが、チームワークは抜群で、常に情報を交換し合い、協力し合いながら仕事を進めることができました。一昨年には、会社からチーム賞もいただいております。

しかし、今年に入って九州支社に転勤の辞令が下り、親と同居をしている私としては地域を離れることができず、30代で転職を決意した次第です。御社に入社後は、自身の営業マンとしての実績を活かして、住宅販売部門の売上アップに貢献したいと考えております。

御社は私の生まれ育った地域を中心に、営業活動をされていると伺いました。私はこの周辺の土地勘があり、地域の良さも熟知しておりますので、その点でもお役に立てるかと思います。御社の発展に少しでも貢献すべく、全力で取り組みたいと考えておりますので、何卒よろしくお願い致します。

30代で即戦力をアピールするためには、面接対策も欠かせない!

職務経歴書にしっかりと自分の即戦力としての能力を書き、無事書類選考にパスした後は、面接対策を万全にする番です。「職務経歴書で十分にアピールしたから、即戦力であることは十分にわかってもらえただろう」と安心して、転職の面接では自己PRを簡単に済ませてしまう人がいますが、それはNGです。

面接の時点で、これから上司になるかもしれない人と実際に向き合い、自信をもってキャリアを説明することで、職務経歴書に書いたことが真実だということを確信してもらうことができるのです。

堂々と自信をもって、30代になる自分のキャリアや能力を語ること

さらに、面接官は面接を通して即戦力になる人材であることを確認するとともに、将来リーダーとして活躍できる器かどうか、仕事を真面目に遂行する能力がある人かどうかなど、社員としてのさまざまな適性を見抜こうとします。

そのときに堂々と自信をもって自分のキャリアや能力を語ることができる30代の人材であれば、面接官に大いに安心感を与えることができるでしょう。服装や髪形・姿勢・表情・態度などにも十分に配慮し、好印象を与えるよう努力をしましょう。

面接の練習は自分ひとりだけでやるのではなく、転職エージェントのキャリアコンサルタントに模擬面接を依頼するなど、プロの視点からアドバイスを受けるのがベストの方法です。

30代は“リーダー”としての素養も求められる

リーダーシップがとれる人材であることをアピール

30代といえば、グループのリーダーや部署のマネージャーなどを任される人も多い世代。採用担当者や面接官は、部署の後輩たちを思い浮かべながら「あのメンバーをまとめていくことができる人材だろうか?」「面倒見は良いだろうか?」「人間的に慕われるタイプだろうか?」といった点からも、注意深く応募者を観察しています。

どんなに能力の高い30代でも、リーダーシップが取れる人材でなければ、採用したくないという企業もあるでしょう。そのため、30代の転職を成功させようと思うなら、自分のリーダーとしての経験を、エピソードなどを交えて伝えることも重要です。

たとえば営業職のチームマネージャー募集に応募した場合、前職の経験の中からリーダーシップを伝えられるエピソードがあれば、積極的に取り上げましょう。「チームのリーダーとして、後輩のモチベーションを上げるために、さまざまな工夫をしました。仕事中に、一人ひとりに対して1日に1回は『今日はどう?何か仕事で困っていることはある?』と声掛けをしたり、チームの団結心を強めるために食事会を開いたりしました。」といった具体的な内容を職務経歴書や面接で伝えると、説得力があります。

役職についた経験が無くても、アピールできる要素はある

30代の転職希望者の中には、「特にマネージャーやチーフなどの役職には就いていなかったから、リーダー経験はない」という人もいるかもしれません。しかし、よく考えてみると、役職はなくても後輩社員をサポートした経験があるという人は、多いものです。そのような経験も、リーダーシップをアピールするひとつの要素となります。

また、外部の業者との調整役をした経験があったり、他部署とのまとめ役をやった経験がある場合も、しっかりとアピールしましょう。社内で新しい提案をした経験なども、リーダーに必要な要素です。これらを職務経歴書に盛り込み、面接でも伝えられるように準備しておくことが大切です。

30代だからこそ、“協調性”の高さを強くアピール

30代の転職者に協調性があるかどうか、企業は慎重に検討している

応募者に協調性があるかどうかは、すべての年代で重要視されることですが、特に30代は採用する企業側としても「うちの社風になじめるだろうか?」「部署の皆に受け入れてもらえる人材だろうか?」と、あれこれ不安を抱きがちです。

30代の転職者を採用するとなると、当然ながら部署内にもたらす影響力は大きく、その人が万が一社内の皆とソリが合わないと、部署内では大問題となってしまうでしょう。そのようなことにならないよう、採用担当者も面接官も、慎重に慎重を重ねて人選するわけです。

そのときに、「真面目そうだけど、暗くて協調性がなさそう」「ちょっと横柄な態度が気になる。皆とうまくやっていけないかもしれない」などと評価されてしまうと、どんなに業務能力が高くても採用は見送られてしまうでしょう。

職務経歴書や面接で、協調性をアピールすることが大切

では、30代の応募者が転職の試験に臨む際に、どのようにして協調性をアピールしたらよいかというと、やはりポイントとなるのは「職務経歴書」と「面接」です。ひと言で協調性といっても、ただ単に人に合わせられる性格かどうかではなく、企業の求めている協調性を備えていることが重要です。

たとえばWebクリエイターをしていた30代の人が、クリエイティブディレクターの転職者募集に応募した場合、これまでの経歴や作品などを説明しただけでは、企業側の懸念は消え去りません。「仕事はできるようだが、一人で黙々と仕事をしていたのではないか?」「本当にスタッフと協調してやっていけるのだろうか?」と、不安に思ってしまうのです。

それを払拭し、スタッフと協調してうまく仕事をまとめていける能力があることを示すためには、これまでの具体的なエピソードを用いるのが、最も説得力があります。

「前職ではデザイナーやイラストレーター、カメラマン、ライターなどをまとめてWebディレクションをしていましたが、チャットを通して常に情報を共有し合い、技術的なサポートはもちろん、個別にミーティングするなどしてスタッフとの理解を深め合っていました。」といった具体例があると、採用担当者や面接官も安心します。

職務経歴書や面接を通して、採用担当者や面接官に“皆と協調して働く姿”をイメージしてもらえるよう、具体的でわかりやすい事例を盛り込んでアピールしましょう。

30代の転職を成功させるためのポイントに関するまとめ

30代の転職は、キャリアを何よりも重要視されると共に、リーダーとしての能力や、部下に慕われる人間性など、さまざまな適性を要求されます。その点では、人間的な魅力をアピールして手放しで採用試験に飛び込んでいく20代とは、また違った大変さ、難しさがあるでしょう。

しかし、今は30代を求める企業の案件も多く、30代で転職をするには絶好のチャンスともいえます。キャリアの棚卸や自己分析を行うなどして、しっかりと準備をした上で、理想の転職先を見つけたいものです。

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