50代になってからIT業界で転職するのは難しいのでしょうか?いや、そんなことはありません。最近は以前と比べて、IT業界での転職がしやすくなっているのです。そこで今回は、50代でIT業界への転職を成功させるポイントや注意点などについて解説していきたいと思います。
なお、40代のIT転職については、以下の記事にて詳しく解説しています。
- 5秒で転職診断
- あなたの性別は?
IT業界では50代でも転職できる!現状とその理由とは?
50代でもIT業界へ転職しやすくなっていることについて、ピンとこない人もいるかもしれません。
そこでまずは、50代でのIT業界への転職における現状と転職しやすくなっている理由について解説していくことにしましょう。
50代の人材を採用する企業が増加している
現状として、50代の人材を採用するIT企業が増加しているという事実があります。
これには、深刻な人手不足が関係しています。ITエンジニアの求人件数は2014年を境に増え続けており、転職希望者に対して3倍以上の求人数があるといわれています。
倍率だけを考えると、業種によってはこの数字を上回るケースもあるのですが、ITエンジニアの場合は求人数が元々多いため、そのギャップは大きいといえます。
IT企業が中途採用を実施する場合、同じようなスキルを持っている人材が複数いれば、若い人を採用したいというのが本音です。しかし、それ以上に人手不足が深刻であるため、応募資格の年齢について優先順位を下げる、つまり「年齢にそれほどこだわらない」企業が増加しているのです。
バイタリティーのある50代が期待されている
転職がしやすくなった一つの要因として、バイタリティーにあふれる50代に対して、期待が集まっていることが挙げられます。
一般的に50代というと、企業でもポストに就き、安定した収入を得られそうなイメージがあると思います。
そんな中で、あえて転職するという道を選択し、自身のキャリアの見直しや、さらなるキャリアアップを目指すような積極性のある人材に仕事を任せたいと考える企業が、少しずつ増加しているのです。
転職市場の年齢幅が広がりを見せているということもあり、50代の人でも転職のチャンスは十分にあるといえるでしょう。
年功給を採用しない企業が増加している
年功給を採用しない企業が増加していることも、転職がしやすい状況に拍車をかけているといえます。
かつての日本社会では、給与は年齢によって決められるというのが当たり前でした。しかし、現在ではそのような考えや制度を持つ企業が減り、年功給という制度そのものが崩れてきています。
そして、それと反比例するように、ITエンジニアという専門職に対してポストを用意できる企業が少しずつ増えているため、50代にとってはチャンスが広がりつつあると考えられるのです。
経験豊富なエンジニアを必要としている
IT業界の企業が経験豊富なエンジニアを必要としているのも、転職がしやすい要因といえるでしょう。
業界自体が若いといわれているIT業界では、経験が豊富なプレイヤーが比較的少ないのが現状です。
また、システム構築やプログラミングの過渡期を経験している50代エンジニアは、過去に大規模な案件を経験していたり、相当の場数をこなしたりしている可能性が高いといえ、なかにはプロジェクトのマネージャーの立場に立った経験を持っている場合もあります。
それに、中小企業やベンチャー企業などでは、若手のエンジニアを育成するための人員体制が確立しにくいという状況もあります。
このようにさまざまな視点から、経験が豊富な50代を即戦力として採用しようと考える企業も多くなっているのです。
40代で活躍しているエンジニアが多数存在する
現在、40代でバリバリの現役エンジニアとして活躍されている方が多数いらっしゃいます。
では、その方々が50代になっている10年後にいなくなっているでしょうか?きっと、そんなことはないはずです。
経済産業省の調査によると、2030年にはIT業界で働く人の約3割が50代以上になっていると予測をしています。つまり、業界の成長とともに、50代でも活躍できる時代がそこまで来ているということです。
今後の流れを考えれば、50代でのIT業界での転職が、決して無理なことではないということがおわかりいただけると思います。
50代エンジニアがIT業界での転職を成功させるためのポイント
50代だとしてもIT業界での転職がしやすくなっているという現状を踏まえたうえで、実際に転職を成功させたいと考えた場合、どうすればいいのかを考えていきましょう。
まずは、50代エンジニアがIT業界での転職を成功させるためのポイントについて解説していきたいと思います。
自分のキャリアを把握できていること
転職を成功させるポイントの一つが、自分自身のキャリアをしっかりと把握できているということです。
IT業界においては、自分がどのようなプロジェクトに関わり、どのような工程を担当してきたのか、ということが重要視されることになるからです。
転職を成功させるためには、これまで積み重ねてきたキャリアを客観視し、自分には何ができるのか、自分が持っているどんなスキルが武器になるのか、ということを把握しておかなければなりません。
そのうえで、自分のことをしっかりとアピールすれば、あなたのことを「欲しい!」と考えてくれる企業がきっと現れてくれるはずです。
仕事に対するモチベーションがあること
もう一つのポイントは、仕事に対するモチベーションがあるかどうかということです。
年齢を重ねていくと、若い頃のような情熱が薄れたり、力の抜き方を覚えたりするものです。しかし、そのような人材が企業にとって必要なのかを考えると、決してそうではありません。
50代でもまだまだ仕事がしたいという強い思いがあるからこそ、これまでの経験やスキルを活かすことができるのです。
これまでのキャリアにモチベーションを併せ持つということが、転職を成功させる鍵といえるでしょう。
スキルに合った転職先を探せていること
転職を成功させるためには、自分のスキルに合った転職先を探せていることも大切なポイントです。
先述したように、自分のキャリアを把握していることは大切です。しかし、これまでに培ったものを活かせる職場でなければ何の意味も成さなくなってしまいます。
あなたのスキルを十分の発揮できる環境を正しく選べるかどうかというのは、今後仕事を継続していけるかということに大きく影響しますので、転職先についてはしっかり吟味することが大切です。
転職エージェントを活用すること
50代でIT業界への転職を成功させるための最後のポイントは、転職エージェントを利用することです。
自分一人の力で自分が望む転職を実現させることはなかなか難しいものです。また、転職しやすくなっているとはいえ、50代を迎えて転職先を探す場合は、相当の苦労が伴います。
そんな時は、転職をサポートしてくれる転職エージェントの力を最大限活用するべきです。おすすめの転職エージェントについて、詳細は後述しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
50代の転職の切り札になるポータブルスキル
50代でIT業界への転職を考えている場合、若い世代の人たちと自分を差別化するためのスキルを持ち合わせていると、有利になるでしょう。
そして、そのスキルは自分が把握しているものだけではなく、身に付いていることに自分で気づいていないものもあるのです。
そんなスキルを「ポータブルスキル」といいます。実は、50代で転職するあなたにとって、切り札ともなりうる可能性を秘めているのです。
次は、このポータブルスキルについて解説していきたいと思います。
ポータブルスキルとは汎用性の高いスキル
ポータブルスキルというのは、日本語に直訳すると「持ち運べるスキル」という意味です。つまり、業種や職種といった枠を超え、どんな転職先でも通用する汎用性の高いスキルのことをいいます。
例えば、ITエンジニアの場合、具体的なプログラミングスキルや得意とするメインフレームなどについては、パッと答えられことができるでしょう。
しかし、以下に示すようなスキルについては答えるのが難しいのではないでしょうか?
- 環境の変化に適応できるスキル
- 迅速に判断できるスキル
- リーダーシップによってチームのモチベーションを上げられるスキル など
このようなスキルは、能力を測定したり、視覚化したりすることが難しいスキルですが、仕事をするうえでは、重要なスキルであることは間違いありません。
そして、ポータブルスキルは、これまでの豊富な経験に裏付けされたり、培われたりすることが多く、本人に自覚がなくても、実は身に付いているというケースが非常に多いのです。
つまり、自分のポータブルスキルをしっかり見極めることができれば、転職活動に有利に働くことを期待できる、ということになるのです。
注目を集めるポータブルスキル
また、ポータブルスキルは採用する企業側からも注目を集めるようになっています。
ポータブルスキルを持った人材を採用することによって、企業全体の体質を改善したり、他社との競争力を高めたりする効果を見込めると考えられているからです。
実際に、認知度の低いベンチャー企業や中小企業、さらには変革期を迎えようとしている歴史ある老舗企業など、さまざまな企業がポータブルスキルを備えた人材を採用しようとしているといわれています。
ポータブルスキルを診断してもらおう
ポータブルスキルを転職活動に活用させるには、診断してもらえるサービスを利用することをおすすめします。
これまで説明してきたように、ポータブルスキルは転職の切り札となりうるものです。しかし、謙遜する文化が色濃く残る日本において、日本人は自己分析や自分自身の長所をアピールすることが比較的苦手とされています。
そんな時は、転職エージェントのキャリアドバイザーに相談してみるといいでしょう。自分のことについて客観的に見てくれるアドバイザーなら、自分では気付けなかったスキルを見つけてくれるかもしれません。
また、ポータブルスキルを専門的に診断してくれる転職エージェントを利用するのも一つの方法です。自分のこれまでの人生を振り返り、細かなヒアリングを重ねることで、驚くほど多くのポータブルスキルが見つかる可能性があります。
見つかったポータブルスキルがあなたの長所や武器として加われば、自分についてアピールできることの幅が広がり、転職活動を有利に進めていくことができるでしょう。
50代エンジニアがIT業界に生き残る方法
50代でのIT業界への転職は、やりやすくなったとはいえ、決して簡単なことではありません。なかには、転職できたことに対して胸をなでおろし、これで安心だと感じる人もいらっしゃるでしょう。
しかし、転職が成功してから本当のスタートです。そこから仕事に向き合っていく人生が待っているのですから。
ここからは、50代エンジニアがIT業界で長く生き残っていくためにはどうすればいいのか、ということについて解説していきたいと思います。
向上心を持ち続けられる
50代エンジニアが生き残るためには、向上心を持ち続けられるかどうかが鍵となります。
ITエンジニアの仕事は、年齢に関係なく、要望に対する成果物が評価の対象となる仕事だからです。
50代エンジニアともなると、これまでにさまざまな経験をしていると思います。そのため、なかにはこれまでに行ってきた作業の範疇を超える仕事を嫌がり、現状を維持しようと考える人がいるかもしれません。
しかし、エンジニアの仕事に関わる技術や仕事の環境などは、日々変化を続けています。その変化に適応していかなければ時代に遅れ、周りの人達から取り残されてしまうでしょう。
ですから、常に向上心を持って仕事に取り組むことが重要なのです。
周りの意見を聞き入れられる
また、周りの意見を聞き入れられるということも、IT業界に生存するためには必要になるでしょう。
年齢を重ね、経験を積んでいくにつれて、何事に対しても「こういうものだ」と思考が固定化しやすくなります。
しかし、それでは自分のスキルを伸ばしたり、仕事観を広げたりすることができなくなってしまうでしょう。
50代を迎えたとしても、周りの意見に対して耳を傾け、柔軟に対応することができれば、たとえいくつになったとしても、仕事で活躍し続けることができるはずです。
部下や周りのメンバーを大切にできる
50代を迎えてから業界で仕事を続けていくためには、部下や周りのメンバーを大切にできることかどうかも大切になります。
仕事に必要な新しいプログラミングの知識や、作業自体のスピードは、やはり20代や30代の若い世代には劣ってしまうからです。
そのため、自分が主役になるのではなく、周りを引き立てる気持ちを持って行動することで、まだまだ活路を見出すことができるのです。
管理職を目指す
50代エンジニアには、年齢を重ねているからこそ働き方も選ぶことができます。その働き方の一つが、管理職を目指すというものです。
エンジニアにおける管理職とは、何らかのプロジェクトに関わったり、現場で作業したりするのではなく、これらを部下に任せて、部署全体またはチーム全体の管理をしていく仕事を指します。
先述したように、ITの分野は業界自体が若いため、経験が豊富で管理職を任せられる人材が少ないのが現状です。そのため、企業によっては管理職のポジションに就いてくれる人材を探している可能性もあります。
もちろん、これまでの経験や実績がものをいうので、誰でもなれるというわけではありませんが、会社から指名されたり、昇進試験の打診を受けたりした場合は、チェレンジしてみる価値はあるといえるのではないでしょうか?
専門性を高める
一方で、エンジニアの仕事で専門性を高めるという働き方を選択することもできます。
年齢を重ねていくにつれて、部署やチームのマネジメントをする動きを求められるのが一般的ですが、特にITエンジニアの仕事では、いくつになっても技術者として活躍することができる職種でもあります。
そのため、自分が持つスキルや専門性を高めていくことで、仕事の需要が高まっていくことは十分に考えられます。
ただし、生涯エンジニアとして働いていくためには、常に自分を磨き続ける努力を継続していく必要があることも忘れてはいけません。そこに対して自信がないのであれば、多少なりとも妥協しなければならない場面が出てくることがあるでしょう。
フリーランスとして活動する
エンジニアとして技術職を全うしたいと考えるのであれば、フリーランスとして自分が希望する場所や仕事を選択して働くという方法もあるでしょう。
これは、転職とは少し異なるものかもしれませんが、自分の技術や経験に自信がある場合は、企業の社員として働くより高い報酬を得られる可能性があります。
ただし、経験や実績に加え、自分を売り込む力や人脈などが必要になりますし、仕事を得られなければ無収入になる可能性もあります。ハイリスクハイリターンであるということを理解したうえで、正しく判断することが大切になるでしょう。
50代エンジニアにありがちな課題とは?
50代エンジニアは転職して活躍し続けることができる一方で、年齢なりの課題を抱えていることも事実です。
ここでは、50代エンジニアが抱えやすい課題について紹介していきます。自分が当てはまっていたら、改善できるよう考え方を変化させる必要があるかもしれません。
考えが凝り固まる
年齢を重ねるにつれて、考えが凝り固まりやすくなります。
これは先程も説明しましたが、IT業界では常に新しい技術が生まれており、考え方も変化しています。
これまでの経験はかけがえのないものですが、決してすべてではありません。自分自身を常にイノベーションさせていくことが重要です。
年下のリーダーは扱いづらく感じるかも
50代を超えたエンジニアに対して、年下のリーダーは扱いづらさを感じることがあります。
50代でIT業界のエンジニアとして働く場合、上司やリーダーが年下である可能性はかなり高いといえます。
年下の後輩に気を遣うのは、どの職種でも同じことかもしれませんが、常に謙虚な気持ちを持って接することが、仕事を円滑に行うコツです。態度や言葉に不満感が出てしまうことがないように気を付けていきたいものです。
きつい仕事に耐えられなくなる
50代になると、きつい仕事に耐えられなくなる可能性があります。
年齢を重ねていくと、体が衰えてしまうのはどうしようもないこと。昔のように無理がきかなくなってくるということを受け止めなければなりません。
ただ、エンジニアの仕事ではタイトなスケジュールで案件が進行したり、想定外の事態が発生して緊急の対応が求められたりするものです。
そのため、これまで以上に仕事を効率化することが重要になってくるということを理解しておきましょう。
50代がIT業界へ転職する場合の注意点
次に、50代がIT業界へ転職する際の注意点について解説していきたいと思います。
50代でも転職がしやすくなっていることは事実ですが、若い世代と比較すると、まだまだ門が狭いといえるのかもしれません。また、情報不足で転職自体を後悔してしまう可能性もあります。
希望通りの転職を実現するために、以下に挙げる注意点について必ず理解しておきましょう。
市場価値はマネジメント経験で決まりやすい
50代がIT業界で転職する場合、マネジメント経験の有無が収入やポジションに大きく影響します。
これは、50代での転職者が転職先の部署において最年長となる可能性が極めて高いためです。そのため、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとしての役割や、メンバーのサポート、マネジメントの役割を求められることが多くなります。
また、マネジメントの経験がない場合は、転職者に何か問題があるのではないかと疑われてしまうこともあるようです。
これまでのキャリアでマネジメント経験がある場合は、必ず詳細を説明できるようにしておくことが大切です。
定年が65歳の会社には早めに転職する
IT企業のうち、65歳を定年と定めている会社に転職したい場合は、できるだけ早いうちから行動する必要があります。
50代での転職がしやすくなっているとはいえ、それ以上に年齢が上がってしまうと、転職できる可能性がかなり低くなってしまうからです。
そのため、転職できる自信があったとしても、自分が希望する企業に迎え入れてもらえないケースも考えられます。
遅くても50代半ばには転職を完了させておきましょう。
経験を活かすだけでは転職が成功しない
経験を活かすだけでは、転職に成功しない可能性があることも理解しておきましょう。
繰り返しになりますが、経験を積んでいることは大切です。しかし、IT企業の数だけ社集や考え方があるので、前職で普通だったことが、転職先では全く通用しないこともあり得るのです。
大切になるのは、それぞれの企業に合わせて柔軟に対応しながら、経験を活かせる場面であなたの力を発揮することです。
年収がダウンする可能性が高い
50代になってから転職をすると、年収がダウンする可能性が高くなります。
どんな職種にもいえることですが、40代以降で転職をする場合、前職での年功給や職場における実績は「経歴」として見られることはあっても、一旦リセットされると考えるほうが自然です。
また、希望退職制度に立候補するケースでは、本当に必要な人材であれば、会社側も相当の熱意をもって留意を促してくるはずです。ヘッドハンティングでない限り、ほとんどのケースで転職後に年収が下がってしまうのは、このようなことが関係しています。
住宅ローンや子供の教育費などから「年収を下げたくない」と考えるのは自然なことですが、転職の条件として年収にこだわりすぎると、選択肢を大幅に狭めてしまうことにも繋がりかねません。
あなたが転職後に活躍して会社に貢献することができれば、おのずと年収はアップしていくはずですから、多少年収がダウンしても自分が活躍できる職場を選んだほうが得策といえるでしょう。
転職活動が長期化する
50代で転職をする場合、転職活動期間が長期化するケースが多くなります。
これは、先程説明したような年収などといった転職条件にこだわりすぎてしまうことや、50代での転職がしやすくなったとはいえ、若い世代と比較すると求人が少ないことなどが理由です。
転職活動があまりに長期化すると、貯蓄を大幅に切り崩すことになったり、転職への意欲が薄れてしまったりする可能性があります。できれば避けたいところではありますが、
転職活動が長引くリスクは、どうしても避けられないといわざるを得ません。
ですので、退職してからではなく、働いている状態で転職活動を行うことが重要であるということを覚えておきましょう。
不満型転職は不利になる
転職にはさまざまなタイプがありますが、いわゆる不満転職型は転職に不利になりやすいという特徴があります。
ただ、転職希望者の多くが待遇などに不満を持って転職を希望しており、そして、転職先の採用担当者も、そのような人が多いということをわかっているということです。
特に採用面接では、退職理由について必ず聞かれるものです。これは、退職した理由を知るとともに、あなたがどのようなことに対して不満を感じ、それに対してどうするのかを聞くことで、考え方や適応能力、耐久能力を確認するために質問されます。
そこで大切になるのが、ネガティブな退職理由でもポジティブに表現することです。「○○が嫌で辞めた」というのではなく、「○○がしたいために辞めた」というだけで、採用担当者に与える印象は大きく異なります。
過去ではなく、未来に焦点を当てて自分の思いを伝えることが面接突破の鍵となります。
50代での転職を成功させたいなら転職エージェントを利用するべき
50代での転職を成功させるためには、転職をサポートしてくれる転職エージェントを積極的に利用しましょう。
現在、大手や中小系を含め、多くの転職エージェントサービスが提供されています。転職サポートのプロフェッショナルに力を借りれば、あなたの転職はよりスムーズで希望に近いものとなります。
50代でIT業界への転職を希望する場合におすすめの転職エージェントの条件としては以下の通りです。
- 対象年代が「全年齢」であること
- ITエンジニアの転職に強いサービスであること
上記に当てはまるおすすめの転職エージェントを紹介しますので、あなたに合ったサービスを探して利用してみて下さい。
DODA(デューダ)エンジニアIT
DODAエンジニアITは、業界最大手が提供するITエンジニアやクリエーターのための転職支援サービスです。
業界ごとの専門職の求人情報がまとめられているので、あなたの経験やスキルを活かせる転職先を簡単に探すことができます。
また、エンジニア職の非公開求人数も多数あり、キャリアアドバイザーによる転職支援サービスを受けることも可能ですので、IT業界への転職にはぜひ活用したいサービスの一つです。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT/WEB系エンジニアに特化した転職エージェントサービスです。
特に、首都圏や関西圏での求人に強みを持っており、年収アップや待遇アップがしやすい転職エージェントといわれています。
また、キャリアアドバイザーが最新の技術や専門用語に精通しているため、IT業界での転職活動をスムーズに進めやすいのが特長です。
マイナビエージェントIT
マイナビエージェントは、転職業界大手の株式会社マイナビが提供するITに注力した転職支援サービスです。
大手ならではの求人案件数を誇り、一般的な転職サイトでは見つけられないような好条件の求人情報を多数持っているのが最大の特長です。
無料でのキャリアカウンセリングも利用可能ですので、転職に不安を感じている場合は、相談してみてはいかがでしょうか?
TECH::EXPERT
TECH::EXPERTでは、有料の転職サポートプログラムとして「転職コース」を用意しており、プログラミング未経験でもIT業界の上場企業やベンチャー企業に転職可能です。
転職コースを利用することで、全くの未経験者からITエンジニアとして転職先の内定が出るまでサポートを受けることが可能。転職成功率はなんと98.5%を誇っています。
また、プログラムを完了して転職が実現できなかった場合、受講料は全額返金という驚きのシステムとなっているので、気になる方は無料カウンセリングを受けてみるといいでしょう。
まとめ|ポイントと注意点を押さえてIT業界への転職を成功させよう!
今回はIT業界に転職したい50代が知っておくべき、転職を成功させるポイントや注意点について解説してきました。
現在では、IT業界を支える人材の不足や、年功給を採用しない企業が増加しているなどの要因から50代でもIT業界の転職がしやすくなっています。
また、50代でも転職したいというバイタリティーのある人や、ITエンジニアとしての経験が豊富な人材が必要とされているため、転職が成功する可能性は十分にあるといえます。
次に、50代エンジニアが転職を成功させるためには、以下の4つのポイントが重要となります。
- 自分のキャリアを把握していること
- 仕事に対するモチベーションがあること
- スキルに合った転職先を探せていること
- 転職エージェントを活用すること
これらのポイントを押さえて、スムーズな転職を成功させましょう。
そして、50代での転職では、ポータブルスキルが切り札となる可能性があります。
ポータブルスキルとは、業種や職種に関係なく、どんな転職先でも通用する汎用性の高いスキルのことで、豊富な経験によって培われることが多いものです。
企業側もポータブルスキルに注目し始めています。転職エージェントに相談したり、専門の診断サービスを利用したりすることで、自分では気付いていないポータブルスキルを見極めることが可能です。他の応募者との差別化を図ることができ、転職を有利に進められる可能性がありますので、ぜひ活用しましょう。
もし転職に成功したら、そこからが再スタートです。そこで大切になるのは、どうすればIT業界に生き残ることができるか、ということ。
その鍵となる6つの重要なポイントがあるので、しっかり押さえておきましょう。
- 向上心を持ち続けられること
- 周りの意見を聞き入れられること
- 部下や周りのメンバーを大切にできること
- 管理職を目指すこと
- 専門性を高めること
- フリーランスとして活動すること
また、50代エンジニアは特有の課題を抱えやすくなります。年齢を重ねるごとに考えが凝り固まりやすくなりますし、年下のリーダーには扱いづらさを感じられるかもしれません。
そして、若い頃のように仕事に無理がきかなくなり、きつい仕事に耐えられなくなることもあります。自分が当てはまっていると感じたら、考え方を少し変化させる必要があるでしょう。
それから、50代がIT業界へ転職する場合、いくつかの注意点があることも忘れてはなりません。
- 市場価値はマネジメント経験で決まりやすい
- 定年が65歳の会社には早めに転職する
- 経験を活かすだけでは転職が成功しない
- 年収がダウンする可能性が高い
- 転職活動が長期化する
- 不満転職型は不利になる
これらを知っておかなければ、転職に踏み切っても後悔してしまったり、希望する転職先を見つけられなかったりすることもありますから、確実に理解しておきましょう。
最後に、50代での転職では転職エージェントの利用がおすすめです。特にIT業界への転職の場合、おすすめしたい転職エージェントは以下の通りです。
これらの転職支援サービスを活用すれば、あなたの希望する転職を実現できる可能性が高くなるでしょう。
今回の記事を参考にしながら、50代でのIT業界への転職が成功できるよう頑張りましょう。
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